2018年6月4日






©2014 Nobutaka Sawazaki

15年ほど前に仕事をご一緒させていただいたご縁で、
ライフスタイル分野のエディターとして活躍される田村敦子さんのディレクションにより、
料理研究家の上田淳子さん、写真家の澤崎信孝さんに撮影いただいた美しく魅力的な写真。
私たちの「漆の器」は、食彩に寄り添い、愛着を持って、使い続けていただくことを大切に。
6月2日(土)・3日(日)の2日間、『にわのわ』へご来場いただき、
そして、お声がけいただきました皆さま、どうもありがとうございました。
まさに首都圏のオアシス、歴史と緑あふれる佐倉城址公園で、
たくさんの出会い&再会に恵まれましたこと、こころより御礼申し上げます。
手のひらに馴染む、この丸みがいいわ~
こころに留めてくださった皆さま、ウェブサイトでもご注文を承っております。
こころを結ぶ贈り物など、思い出していただいた時は、こちらへ。
次はぜひ、信州小諸御牧ヶ原へ、ご来訪いただける日を楽しみにしております♡

2018年6月1日

生長した幼木のシルエットも、さりげなく風景にとけ込んで

ドラマチックな夕空が楽しみな季節となりました。
ふいに雷が鳴り、雨が降りだすこともある、水無月の異称から、
この日は、鳴雷月(なるかみづき)の夕暮れと、こころに刻みました。
いつかの夕暮れと題して綴っている、マジックアワーの空。
風待月の夕暮れ 涼暮月の夕暮れ
染色月の夕暮れ 紅染月の夕暮れ
神無月の夕暮れ 小春月の夕暮れ
まるで空へ続いてゆくかのように、計算された支柱と屋根のシルエット。
空へ続くをコンセプトに、設計された木造建築が、風景にとけ込む瞬間。
こころ留めた“そらいろ”を、四季を愛でる、美しい響きの和語に。

2018年5月25日


雨あがりの午後、青空を映す田圃、ハルゼミの声響く『そらいろの丘』

万物が満ちあふれ、野山の草木が生い茂り、
ちいさな実を結びはじめる頃、「小満(しょうまん)」。
ひと雨降るたび、新緑から深緑へ、移りゆく季節となりました。
雨あがりの午後、青空を映す田圃に、早苗が並び、
ひとの営みと自然が織りなす、皐月らしい田園風景。
ウッドチップ色だった、地場産カラマツの外壁とウッドデッキは、
時を経るほどに風合いを深め、風景にとけこむ『そらいろの丘』
この丘に根を下ろすことができた感謝の気持ち、
私たちのものづくりの背景にひろがる美しい風景、
1枚の写真にメッセージをこめて、3年目の夏のはじまりに。

2018年5月17日



遠くへ飛び立つために進化した、“プロペラ”形の楓の種子
清楚で可憐な花はいつしか、かたちを変えて、未来の森へ

ピアノなどの楽器に使われ、音響にすぐれる木、イタヤカエデ。
4月初旬『そらいろの丘』に咲いた、清楚で可憐な花が、実を結びました。
葉が蛙の手に似ていることから、カエル手 → カエデになったと言われる、
楓(かえで)は、植物分類上ではモミジを含む、カエデ属の木の総称です。
板で葺いた屋根のように、葉がよく繁ることに由来する板屋楓(いたやかえで)は、
木材流通上では、日本に育つ他のカエデや、外国産メイプルと区別されています。
木目は通直できめ細かく、木肌は滑らかで光沢があり、
硬質ながらしなやかで、こころに響く音を共鳴する木。
手のひらから伝えるギャラリーでは、「漆の器」を展示しているカウンターに。
ノックすると、コンコンっとここちよい音、それは、木と向き合う仕事の原点。
楓の種子は、その形状から“プロペラ”と呼ばれ、風に乗って遠くへ旅立ちます…
ものがたりは、ちいさな種から。

2018年5月12日


夏の気配が立ちはじめる時季「立夏」
暦の上では、この日から立秋の前日までが、夏となりますが、
標高800メートルの丘は、若草萌ゆる季節がはじまったばかり。
霜が降りなくなると言われる、穀雨の頃を過ぎても、
皐月らしからぬ、霜注意報と濃霧注意報が発令された朝、
太陽が昇り、移りゆく空に、ふたたび白い山頂の八ヶ岳を望みました。
Facebook & Instagram など、今時のSNSと違い、
「そらいろ便り」は、保存版として、じっくり綴ることを心がけています。
6月初には、信州小諸と首都圏をつなぐ、大切な出会いの輪『にわのわ』へ、
新作をいち早くご紹介する場として、今年もまた、ものづくりの真最中です!

2018年4月30日

春霞に包まれた朝、大きな窓から望む、八ヶ岳とリンゴの花

リンゴの花も、桜と同様、今年は開花が早いようです。
大きな窓から望む、ふたたび白い山頂の八ヶ岳を背景に、
向かいの畦道から、すっかり雪解けした浅間山を背景に、
たわわに、華やかに、春を謳歌する白い花。
田圃も同様、今年は例年より早く、水が張られました。
「菜の花油」となる菜の花畑も、黄色い絨毯のように、
ひとの営みが、自然と調和して織りなす田園風景は、
まさに春爛漫なこの頃です。
GWの風物詩『佐久バルーンフェスティバル』は5月3・4・5日の3日間。
どこまでも続く、大空を眺める、若草萌ゆる季節へ。

2018年4月27日

山桜咲く空に、ダブルレインボーが描かれた、一瞬の光景!!

狐が嫁入りしたのかな?と、空を見あげた夕暮れ、
若草色に染まる千曲ビューラインから、浅間山へ向かって、
“幸運のサイン”といわれる、ダブルレインボーが描かれました。
山桜咲く空が虹色に照らされた、ドラマチックな“そらいろ”は、
みるみる移りゆき、やがて、夕闇に包まれて。
卯月の終わり、虹の向こうに、想いを馳せて。
今春も若草萌ゆる丘で、出会い&再会に恵まれますように…
“思いの架け橋”ともいわれる虹へ、そっと願いを架けました。

2018年4月21日

春霞の向こうに、ふたたび白い山頂の八ヶ岳と、若葉萌ゆる果樹園を望む

雨で潤った田畑が、種蒔きの時季を迎える「穀雨(こくう)」
小諸の町並みから、140メートル上った『そらいろの丘』の周りは、
コブシの花が終わり、ようやくヤマザクラが咲きはじめる頃。
清明の頃は雪が降らなくなり、穀雨の頃は霜が降りなくなると言われますが、
花冷え明けの朝、春霞の向こうに、ふたたび白い山頂の八ヶ岳を望みました。
ぐるりと見わたす山並みのように、この丘の春は、おだやかに、ゆるやかに。
草萌ゆる丘を眺めに行きます~
空の彼方の友へ想いを馳せに~
3年目の春、皆さまに思い出していただける丘を、こころの糧に。

2018年4月10日


今年のDMは、描き文字がアクセント
あたたかな色あふれる、にわのわ日和となりますように!

6月2日(土)・3日(日)は、緑あふれる佐倉城址公園で開催される、
『にわのわ アート&クラフトフェア・チバ 2018』へ出向きます。
久留里の森づくりのご縁から、2014・2015・2017 に続く4回目の出展です。
定番のお椀は、お箸・お膳と、こ椀・お椀・おお椀 の3サイズを並べて、
昨年の「重ね箱」に続く“そらいろスタイル”のご提案として、今年は「こ膳」と、
「ななつ入れ子」に代わる入れ子の新作もお披露目する予定です。
私たちのものづくりに共感いただいた皆さまへ、メッセージを添えて、
順次ご案内いたします~DM発送をご希望の方はこちらへ。
つながる“わ”を楽しみに、ご来場をこころよりお待ちしております!

2018年4月1日


はれやかな空、ゆるやかな丘ひろがる、御牧ヶ原。
ウグイスの初鳴きに振り返ると、雪解けした浅間連山が、
『そらいろの丘』をあたたかく抱きながら、春の訪れを告げて。
地場産カラマツの外壁も、時を経るほどに、風景へとけ込んで。
向かいの「みまき大池」から望む、この風景も3年目。
4月1日、NHK長野放送局『撮るしん』で「御牧ヶ原の春」が紹介され、
『にわのわ アート&クラフトフェア・チバ』の出展者が公開されました!
2018年の春分は、嬉しいニュースから。
