2018年6月19日

富士山を望む_2018水無月

Category: 富士山を望む

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ドラマチックな朝空も、楽しみな季節となりました。
『そらいろの丘』の朝は、山の端がやんわりと明るみはじめる頃、
幾重にも連なる稜線の向こうに、日本一の頂を仰ぐことから。

秋から冬は、凛とした空気に、くっきりと映しだされる富士山も、
春から夏は、霞や雲に覆われ、雄姿を見られない日もありますが、
梅雨寒の朝、雲間に輝く、一瞬の表情を望みました。

遠・中・近景が見事にバランスしていますね~
富士山を望む」風景は、お客様から届いたお言葉そのもの。
この丘ならでは、遠近感あふれる風景を、これからも追いかけて。

睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神無月 霜月 師走

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2018年6月14日

桑畑にて_2018夏

初夏の陽射しを浴びて輝く桑の木、風に吹かれて実を落とす
風が止むとやって来るポコリン、野山の幸にお腹もぽっこり

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風抜ける木立で、元気そうに枝を広げる桑の木に、
マルベリーパープル色の桑の実が、たわわに熟す季節となりました。
パンダの赤ちゃん誕生から1年、愛らしいニュースに、
そろそろかな?と、そわそわしていると、のそのそと動く影ひとつ。

艶やかな毛並、その表情や仕草が、昨年のポコリンにそっくり♡
野山の幸に恵まれて、元気そうな様子を、嬉しく思いました。
タヌキは、群れをつくらず、単独かペアで行動するようです…
そんな生態にも親しみを感じながら、獣道の向こうを見守りました。

地主さんのご厚意で、コツコツと整備した甲斐あって、
シルクにロマンを馳せた、桑畑は今、皆が集う憩いの場。
みんなみんな生きているんだ 友達なんだ~♪
思わず口ずさみ、笑みがこぼれる、桑畑にてほっこりと。

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2018年6月8日

芒種の頃_2018

掛矢のここちよい音が響く、初夏の風わたる田園風景

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みずみずしい大地に、さまざまな命が輝く季節「芒種」
七十二候では、カマキリが生まれ、ホタルが舞い、梅の実が色づく頃。
窓の向こうの田園風景も、空を映していた水面が、いちめん早苗色に、
隣の桑畑にて、今年もまた、マルベリーパープル色の桑の実が熟す頃。

桜咲く佳き日に、地鎮祭が執り行われた『ジオヒルズワイナリー』は、
初夏の風わたる田園風景にとけ込んで、棟上げがはじまりました。
コーンコーンと響く、木造建築ならでは、掛矢(かけや)のここちよい音に、
私たちも空高く棟上げて、今日まで歩んできたことを振り返りました。

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2018年6月4日

にわのわ アート&クラフトフェア・チバ_2018_続

Category: 年輪を重ねる

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15年ほど前に仕事をご一緒させていただいたご縁で、
ライフスタイル分野のエディターとして活躍される田村敦子さんのディレクションにより、
料理研究家の上田淳子さん、写真家の澤崎信孝さんに撮影いただいた美しく魅力的な写真。
私たちの「漆の器」は、食彩に寄り添い愛着を持って、使い続けていただくことを大切に。

6月2日(土)・3日(日)の2日間、『にわのわ』へご来場いただき、
そして、お声がけいただきました皆さま、どうもありがとうございました。
まさに首都圏のオアシス、歴史と緑あふれる佐倉城址公園で、
たくさんの出会い&再会に恵まれましたこと、こころより御礼申し上げます。

手のひらに馴染む、この丸みがいいわ~
こころに留めてくださった皆さま、ウェブサイトでもご注文を承っております。
こころを結ぶ贈り物など、思い出していただいた時は、こちらへ
次はぜひ、信州小諸御牧ヶ原へ、ご来訪いただける日を楽しみにしております♡

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2018年6月1日

鳴雷月の夕暮れ

生長した幼木のシルエットも、さりげなく風景にとけ込んで

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ドラマチックな夕空が楽しみな季節となりました。
ふいに雷が鳴り、雨が降りだすこともある、水無月の異称から、
この日は、鳴雷月(なるかみづき)の夕暮れと、こころに刻みました。

いつかの夕暮れと題して綴っている、マジックアワーの空。
風待月の夕暮れ  涼暮月の夕暮れ
染色月の夕暮れ  紅染月の夕暮れ
神無月の夕暮れ  小春月の夕暮れ 

まるで空へ続いてゆくかのように、計算された支柱と屋根のシルエット。
空へ続くをコンセプトに、設計された木造建築が、風景にとけ込む瞬間。
こころ留めた“そらいろ”を、四季を愛でる、美しい響きの和語に。

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2018年5月25日

小満の頃_2018

雨あがりの午後、青空を映す田圃、ハルゼミの声響く『そらいろの丘』

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万物が満ちあふれ、野山の草木が生い茂り、
ちいさな実を結びはじめる頃、「小満(しょうまん)」。
ひと雨降るたび、新緑から深緑へ、移りゆく季節となりました。

雨あがりの午後、青空を映す田圃に、早苗が並び、
ひとの営みと自然が織りなす、皐月らしい田園風景。
ウッドチップ色だった、地場産カラマツの外壁とウッドデッキは、
時を経るほどに風合いを深め、風景にとけこむ『そらいろの丘』

この丘に根を下ろすことができた感謝の気持ち、
私たちのものづくりの背景にひろがる美しい風景、
1枚の写真にメッセージをこめて、3年目の夏のはじまりに。

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2018年5月17日

ちいさな種から_2018春

遠くへ飛び立つために進化した、“プロペラ”形の楓の種子
清楚で可憐な花はいつしか、かたちを変えて、未来の森へ

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ピアノなどの楽器に使われ、音響にすぐれる木、イタヤカエデ。
4月初旬『そらいろの丘』に咲いた、清楚で可憐な花が、実を結びました。

葉が蛙の手に似ていることから、カエル手 → カエデになったと言われる、
楓(かえで)は、植物分類上ではモミジを含む、カエデ属の木の総称です。
板で葺いた屋根のように、葉がよく繁ることに由来する板屋楓(いたやかえで)は、
木材流通上では、日本に育つ他のカエデや、外国産メイプルと区別されています。

木目は通直できめ細かく、木肌は滑らかで光沢があり、
硬質ながらしなやかで、こころに響く音を共鳴する木。

手のひらから伝えるギャラリーでは、「漆の器」を展示しているカウンターに。
ノックすると、コンコンっとここちよい音、それは、木と向き合う仕事の原点。
楓の種子は、その形状から“プロペラ”と呼ばれ、風に乗って遠くへ旅立ちます…
ものがたりは、ちいさな種から。

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2018年5月12日

立夏の頃_2018

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夏の気配が立ちはじめる時季「立夏」
暦の上では、この日から立秋の前日までが、夏となりますが、
標高800メートルの丘は、若草萌ゆる季節がはじまったばかり。

霜が降りなくなると言われる、穀雨の頃を過ぎても、
皐月らしからぬ、霜注意報と濃霧注意報が発令された朝、
太陽が昇り、移りゆく空に、ふたたび白い山頂の八ヶ岳を望みました。

Facebook & Instagram など、今時のSNSと違い、
「そらいろ便り」は、保存版として、じっくり綴ることを心がけています。
6月初には、信州小諸と首都圏をつなぐ、大切な出会いの輪『にわのわ』へ、
新作をいち早くご紹介する場として、今年もまた、ものづくりの真最中です!

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2018年4月30日

霜止出苗の頃_2018

春霞に包まれた朝、大きな窓から望む、八ヶ岳とリンゴの花

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リンゴの花も、桜と同様、今年は開花が早いようです。
大きな窓から望む、ふたたび白い山頂の八ヶ岳を背景に、
向かいの畦道から、すっかり雪解けした浅間山を背景に、
たわわに、華やかに、春を謳歌する白い花。

田圃も同様、今年は例年より早く、水が張られました。
「菜の花油」となる菜の花畑も、黄色い絨毯のように、
ひとの営みが、自然と調和して織りなす田園風景は、
まさに春爛漫なこの頃です。

GWの風物詩『佐久バルーンフェスティバル』は5月3・4・5日の3日間。
どこまでも続く、大空を眺める、若草萌ゆる季節へ。

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2018年4月27日

虹色に染まる時_2018春

山桜咲く空に、ダブルレインボーが描かれた、一瞬の光景!!

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狐が嫁入りしたのかな?と、空を見あげた夕暮れ、
若草色に染まる千曲ビューラインから、浅間山へ向かって、
“幸運のサイン”といわれる、ダブルレインボーが描かれました。

山桜咲く空が虹色に照らされた、ドラマチックな“そらいろ”は、
みるみる移りゆき、やがて、夕闇に包まれて。
卯月の終わり、虹の向こうに、想いを馳せて。

今春も若草萌ゆる丘で、出会い&再会に恵まれますように…
“思いの架け橋”ともいわれる虹へ、そっと願いを架けました。

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