2023年6月3日

そらいろ便り

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自然の営みはつつがなく、万物が満ちあふれ、草木が生い茂る季節となりました。
ギャラリー&カフェ『そらいろの丘』は、店づくりのはじまりを大切に、
漆の器」をこれからご購入いただく方、これまでご購入いただいた方とふれあう、
ご予約制の店舗にて営んでおります。

*ご来店はご予約制とし、1週間前までにお電話またはメールにて承ります。
店舗営業日の公開、千曲ビューライン沿いへの看板設置はしておりません。

*夫婦共創の「漆の器」を展示販売する店舗につき、ご来店のご予約は、
これからご購入いただく方、これまでご購入いただいた方に限らせていただきます。
カフェでのおもてなしは、ご希望に応じて、コーヒー&焼菓子をご提供いたします。

*「漆の器」のご購入および贈り物をお考えのお客様には、
オンライン接客も承りますので、どうぞお申しつけくださいませ。

*当初より飲食店や喫茶店として営んでおりませんので、これまで同様、
併設のカフェのみご利用、不特定多数向けのスペース提供はお断りいたします。

写真は、田圃に水が潤い、染まりゆく空を映した、いつかの夕暮れ。
そらいろ便り」と「ものがたり」に、この丘の歩みを綴っております。
私たちの活動が皆さまのお役に立ち、未来へつながることを願っております。

追記:出展準備と展示入れ替えのため、5月26日(金)~6月9日(金)の間、
ギャラリー&カフェ『そらいろの丘』はご予約を承ることができません。
上記以外にご来訪いただけますよう、こころよりお待ちしております♡

(2023年6月3日 更新)

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2023年5月28日

にわのわ アート&クラフトフェア・チバ_2023

Category: 年輪を重ねる

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※荒天候のため、残念ながら3日(土)は開催中止となりました…『にわのわ』より。
4日(日)は晴れ!予定通りの開催となりますので、こころよりお待ちしております。

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6月3日(土)・4日(日)は、緑あふれる佐倉城址公園で開催される、
にわのわ アート&クラフトフェア・チバ 2023』へ出向きます。
今年は10回目となる記念開催、「久留里の森づくり」を続けているご縁から、
2014201520172018202020222023 と年輪を重ねております。

野外にテントを張って直接販売するイベントは各地で行われていますが、
『にわのわ』は公募制で、プロとして制作活動をしていることが応募資格。
実行委員もプロ、選考委員もプロ、ご来場には入場券をご購入いただくという、
アマチュア企画とは違う、クオリティの高い運営が魅力のクラフトフェアです。

開催年ごとに描かれるメインビジュアルも『にわのわ』らしく、
配置に気づかいが感じられるこのマップも『にわのわ』ならでは。
細やかに進めてくださっている皆さまに、こころより感謝しております。
五月雨の天守閣跡も風情あり~今年は「79」ブースでお待ちしております 🌳

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2023年5月6日

空をわたる_2023立夏

Category: 空をわたる

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自然の営みはつつがなく、野山に草木萌ゆる季節となりました。
霜注意報に凍えた朝、富士の白い頂を背景に、色とりどりのバルーン!
GWの風物詩「空をわたる」風景がひろがりました。

今年は30周年記念大会とのことで、中日の夜に花火も打ち上げられ、
落陽から待宵月、蛙の合唱から夜空の華を、お客様とご一緒しました。
ご自宅に、贈り物に、私たちを思い出してくださり、ありがとうございます。
また違う季節の風景へ、こころよりお待ちしております♡

木の香りがしますね~
ひと組のお客様とふれあう、ご予約制の店舗となって4年目。
よい時間を過ごすことができました~
そんなお言葉に、これぞ私たちらしい店づくりと思うこの頃。

ギャラリー&カフェ『そらいろの丘』は、日本に育つ木の魅力を伝える店舗。
この木造空間で、私たちとふれあい、木に親しんでいただくことを大切に、
日本の「木の文化」を未来へつなぐ、皆さまの“気づき”となりますように。

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2023年4月30日

ちいさな種から_ウワミズザクラ

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そろそろ花が咲くかな?
信州小諸に桜便りが届いた4月初、まだまだ遅霜に凍えながら、そんな話をした数日後。
この丘に根ざすと決めた年に植樹した野生種の桜に、ウワミズザクラの蕾が!
その樹皮から山桜と育ててきましたが、サクラ属でも種が違う「上溝桜」だったとは~♡

こちらも前職時代の話ですが、
由緒あるお社で樹命を迎えた献木を生かす、という仕事に携わった時のこと。
トラックに積まれた原木の洞 (うろ) に、ちいさな種から芽生えた息の緒が!
このまま製材所に行けば尊い命が絶たれてしまうと、指先でつまんで苗木用ポットへ。

あれから10数年を経て、小指の第一関節ほどだったちいさな命は、
いつしか私たちの背も、八ヶ岳の頂も越えて、今春はじめて花を咲かせました。
森づくりでは、生態系を壊さないよう、その土地に植生する在来種を植樹していますが、
御牧ヶ原にも自生するウワミズザクラなら、この丘へ深く根ざすだろうと安堵しました。

樹齢100年にもなる木と対話し、飛騨の匠を継承する熟練職人と励んだ日々を振りかえり、
きっと空の彼方で微笑んでいらっしゃる…と、空へ続く梢を見上げました。
園芸種の華と違い、清楚で可憐な花は、野山に生きる姿を諭すかのように、
「木」と向き合う仕事は「年輪を重ねる」ことと、喜びもひとしおの春となりました 🌳

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2023年4月8日

森づくり_2023春

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塗師のライフワーク森づくり、NPO団体の活動を通して40年。
お隣の地主さんのご厚意で荒れ地を整備させていただき、広葉樹の苗畑を耕して7年。
見上げるほどに大きく、定植できるほどに太く、逞しく育った小楢(こなら)の苗木を、
昨春につづき、利根川の上流域、群馬県桐生市黒保根の国有林へ。

干魃で枯れそうになった夏もあったね~
降雹で折れそうになった秋もあったね~
植樹予定地の生態系で採集したドングリから芽生え、この丘の厳しい気候を乗り越え、
幹に刻まれた雹の傷跡に、お世話した日々を振りかえり、感慨深い春となりました。

農薬や化学肥料を使用しない広葉樹の苗畑は、浅間連山を仰ぐ風景にとけ込み、
春夏には緑の葉がCO2を吸収、秋には黄や紅に染まり、冬には落葉して土に還る、
その循環は生態系を保全、自然の営みと人の営みを調和する役割を果たしています。
長野県SDGs推進企業」として、ちいさな種からつむがれる物語を、はるか未来へ 🌳

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2023年4月8日

時を経るほどに_2023春

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ポッポ ポッポ ポッポー
時を経るほどに、緑あふれる窓辺にとけ込み、
その愛らしい鳴き声に、お客様が振りかえる「鳩時計

坂本龍一氏が設立された森林保全団体のオリジナルプロダクトです~
売上が森づくりに役立てられる、国産材を活用したプロダクトです~
一般社団法人 more trees で検索してみてください~

オークヴィレッジ創業者の稲本正氏が発足時より賛同人を務めるご縁から、
商品開発の一翼を担うこととなり、前職時代のこころに残る仕事となり、
日本に育つ木を活用した木工品を伝える店舗として、活動のご紹介に努めてきました。

2009年秋、伊勢丹新宿店本館で行われた「ISETAN × more trees」では、
アーティストやデザイナーにカスタマイズされた「鳩時計」が森をつくり、
さえずりが奏でるシンフォニーから「森と人の共生」を幅広く伝えてくださいました。

「活動の歩みを止めず、森林保全というテーマと向き合っていくことが、せめてもの弔い」
と more trees オフィシャルサイトに綴られておりました(4月7日付「ご報告」より)💧
その志を共に、森づくりを続けていかなければと、こころに刻む春となりました 🌳

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2023年4月1日

年輪を重ねる_2023春

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6月3日(土)4日(日)は、緑あふれる佐倉城址公園で開催される、
にわのわ アート&クラフトフェア・チバ 2023』へ出向きます。
千葉とゆかりのある「つくり手」が「つかい手」とふれあう「わ」には、
「久留里の森づくり」を続けているご縁から、7回目の入選となります。

野外にテントを張って直接販売するイベントは各地で行われていますが、
『にわのわ』は公募制で、プロとして制作活動をしていることが応募資格。
実行委員もプロ、選考委員もプロ、ご来場には入場券をご購入いただくという、
アマチュア企画とは違う、クオリティの高い運営が魅力のクラフトフェアです。

私たちの活動は「つくる」「つなぐ」「つづける」「つたえる」という、
“つ”が頭文字の“4つ”の想いを大切に、年一度は首都圏へ!を掲げています。
人生を起承転結に例えるなら、今は、転から結への道半ば。
起「つくる」から承「つなぐ」、そして、転「つづける」から結「つたえる」へ。

プロのものづくりとは、皆さまのお役に立ち、未来へつなぐこと。
私たちの「漆の器」は塗り直しを承り、日本の「木の文化」を伝えていますが、
こうやって受け継がれるのですね~これからも使い続けます!というお言葉に、
続けてきたからこそ、伝わっていると感じる、ものづくりの糧となる場でもあり。

信州小諸と千葉をつなぐことも、年輪を重ねる由縁。
『にわのわ』での出会いから『そらいろの丘』へご来訪くださる方も多く、
微力ながら、終の住まいとして根ざすこのまちを潤すことも、大切なお役目。
細やかに運営してくださる皆さまに感謝しながら、今年もまた、あの緑の庭へ 🌳

*出展準備と展示入れ替えのため、5月26日(金)~6月9日(金)の間、
ギャラリー&カフェ『そらいろの丘』はご予約を承ることができませんので、
どうぞご了承くださいませ~『にわのわ』でお会いできますように♡

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2023年3月23日

荒船丸ゆく_2023弥生

Category: 荒船丸ゆく

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信州小諸御牧ヶ原は、ようやく梅の花が咲き、
長野県佐久圏域は、ようやく感染警戒レベルが最も低い「小康期」に。
苗畑でスコップの歯が立たなかった如月から、梢が日に日にふくらむ弥生へ、
芽吹きの季節が訪れる前にと、苗木の植え替えに勤しむこの頃です 🌳

写真は、荒船山(左)と富士山(右)が映える、夜明けの空。
荒海を進む「荒船丸」は、日本一の頂に向かって前へ前へ!
年一度は首都圏へ出向くことを掲げて活動している、私たちにも朗報が届き、
“つかい手”との出会い&再会をこころの糧に、ものづくりにも励んでいます。

WBC盛りあがりましたね~
大谷翔平選手のお母さまは、中学時代の部活の先輩なんです~
真摯で謙虚なお人柄、あの澄んだ瞳は先輩そのもの!
遠くで目を細めて見守っていらっしゃる様子を想い、嬉しさもひとしおの春。

3月初め、ご尽力くださった皆様にお声がけいただき、小諸市議会の傍聴へ。
2つの条例が採決され、小諸の未来へ一歩前進する議場を見届けました。
小諸市民となって12年目、終の住まいと決めたまちの市政に一歩踏み込んで、
これからも【陸の豊かさも守ろう】を実践しながら、私たちにできることを。

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2023年3月1日

ちいさな種から_2023春

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ちいさな種から芽生える、たくましい生命力を共感できたらと、
晴天率の高いまちに適った、ひまわりを育てるマイ・プロジェクト。
「太陽の花」という学名通り、はれやかに、すこやかに、ほがらかに、
曲り角のアイキャッチとして、この丘の夏の風物詩となりつつあります。

名画『ひまわり』の背景にひろがる、搾油用に栽培される品種で、
4月下旬に育苗ポットへ播種、本葉が4~5枚となった5月中旬に定植。
その年の気候により、生長もさまざま、開花も見頃もそれぞれですが、
1枚の写真は、記録となり、記憶となり、この丘の軌跡となっています。

私たちの「漆の器」のつかい手となってくださったお客様へ、
感謝の気持ちをこめて、今年も選りすぐりの種子をお届けいたします♡
大輪の花に笑みがこぼれ、話がはずむことを願いながら、
ちいさな種から芽生える命に、平和の祈りを捧げて 🌻

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2023年2月23日

浅間山を望む_2023立春

Category: 浅間山を望む

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平安時代に都へ献上した駿馬が駆けめぐったことに由来する、御牧ヶ原。
その美しい景観を損なう、無秩序な太陽光発電設備の設置にゆれ動く小諸市。

ほんのり春めく空に誘われて、みまき大池の畔へ行くと、
水面に映る浅間連山、古の駿馬に想いを馳せる、御牧ヶ原ならではの風景。
NHK長野放送局『撮るしん』に「御牧ヶ原の春」という表題で投稿したところ、
2月23日(大安) にホームページと Twitter へ掲載いただきました。

まさに後世に残すべき景観!お見事です~と嬉しいお言葉が届きました。
この美しい風景を未来へ!私たちの思いが広く伝わることを願っております。

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