2022年8月1日
SDGsの目標12【つくる責任 つかう責任】は、
持続可能な生産消費形態の確保を目的としています。
ものを消費する時、
持続可能な素材を選んでいますか?
化学物質の放出低減を考えていますか?
廃棄物の削減を心がけていますか?
私たちの活動は、
育てることにより繰り返し得られる自然の恵み、
使いこむほどに風合いと愛着が深まる「木の文化」を、
未来へ継承してゆくことです。
私たちのものづくりのテーマは「年輪を重ねる」
今という時代のシーンにさりげなくとけ込む「みつ入れ子」
自作・自演・自撮のささやかなお料理&写真は、親しみやすさを大切に、
漆器=和食のイメージを払拭する“気づき”となりましたら何よりです 🌳
2022年7月30日
登録企業が活動のPRに使用できるロゴマーク
左:「山岳高原」 中:「アルクマ」 右:「29/100名山」バージョン
「SDGs」= Sustainable Development Goals は、
2030年までに持続可能な社会を実現するため、地球規模の課題を解決するため、
2015年9月に国連サミットで採択された、17のゴールと169のターゲットからなる、
世界で共有する「持続可能な開発目標」です。
長野県は、その達成に向けて優れた取組みを提案する「SDGs未来都市」として、
2018年6月、他の28自治体とともに、全国で初めて国から選定されました。
そしてこの度、『そらいろの丘』は「長野県SDGs推進企業」に認定されました。
「年輪を重ねる」をテーマに【つくる責任 つかう責任】を伝えるものづくり
「未来へつなぐ」をビジョンに【陸の豊かさも守ろう】を実践する森づくり
夫婦共創の共働経営から【ジェンダー平等を実現しよう】を掲げる店づくり
“メイド・イン・ジャパン” のものづくりに努める私たちは、
国産にはないオーガニック&フェアトレードのコーヒー豆やドライフルーツなど、
併設のカフェで提供することを通して、世界とつながりたいと考えてきましたが、
国際社会の中で果たすべき役割は事業理念そのものと、あらためて自覚しました。
イメージアップのため新たに取り組む企業もあるようですが、
私たちには、これまでの歩みでもあり、これからの歩みでもあり。
ロゴマークおよびネーミングの商標登録から「長野県SDGs推進企業」登録へ。
信州小諸で起業して10年目の夏、次の10年へ、止まらず+少しずつ = 歩!!
2022年6月29日
『にわのわ』から無事帰宅した翌日の梅雨入り、
次なるチャレンジに勤しんでいる間の梅雨明け。
恵みの雨降る季節ならではのどんより曇り空に、
カメラを構えることのない日々を送っていましたが、
夏のはじまりを告げるかのような夜明けの空に、
ハッとして、パチッとして、思いっきり深呼吸!
朝夕に高原の風わたる、標高820メートルのこの丘は、
東西南北に配した窓から風を通す天然クーラーですが、
西日さす時間帯は、汗を流しながら過ごす夏至。
これもSDGsの取り組みのひとつ、と考えております。
信州小諸を終の住まいに、夫婦共創で起業して10年目。
私たちらしく次の10年を歩みたい、と思うこの頃です。
2022年6月6日
©2014 Nobutaka Sawazaki
「もう一度、あの緑の庭で会いましょう」
雨あがりの空、緑あふれる佐倉城址公園。
やっぱり “にわのわ日和” になりましたね!と笑みがこぼれた2日間。
あの緑の庭がふたたび、めぐり逢い&ふれあいの場となりました。
『にわのわ』へご来場いただき、「漆の器」をご購入いただいた皆さま、
3年ぶりの開催に尽力してくださった皆さま、ありがとうございました。
たくさんの出会い&再会に恵まれましたこと、こころより御礼申し上げます。
いつか使い初めたいと思っていました~
百貨店ではなく「つくり手」の顔の見える場で~
今年の出展者紹介の写真をご覧いただき「お椀」をお持ち帰りいただいた、
お客様のお言葉は『にわのわ』の魅力、私たちの活動の原点。
そして、この丘から生まれるものづくりは、青空と緑が背景にあってこそ。
『にわのわ』はじまるよ~と開場を告げる、愛らしいこどもたちの声から、
実行委員長が手をふってお見送りしてくださる、あたたかなお心遣いまで、
みんなの“一生懸命”がおおきな「わ」を創り、明日への力となりました。
こころに留めてくださった皆さま、こちらでご注文を承っております。
ご家族の歩みとともに、思い出していただけましたら何よりです。
そして、いつの日か『そらいろの丘』へ!こころよりお待ちしております。
2022年5月20日
前職での経験を糧に、信州小諸で起業して、10年目の春。
夫婦共創の「漆の器」を展示販売する店舗『そらいろの丘』は、
この丘から望むのびやかな風景を繊細な曲線と色彩で表現した、
ロゴマークおよびネーミングの「商標権」を取得しました。
この丘の風景に魅せられ、この丘へ根ざすことができた感謝の気持ちから、
“はれやかな空 ゆるやかな山並み” というキャッチフレーズにはじまり、
『そらいろの丘』というネーミング、ロゴマーク、ウェブサイトの開設と、
ちいさな事業所ながら、独創性あるブランディングに努めてきました。
「商標登録」もまた、何事も自粛の日々に取り組んでいたことのひとつ。
停滞することはあっても、後退することはないね~と笑うこの頃です。
「知的財産」を守りながら、生涯現役を掲げて、座右の銘は日々前進。
オンリーワンであることを大切に、これからも年輪を重ねてゆきます 🌳
*『そらいろの丘』のロゴマーク、看板でお馴染みの「patternⅠ」(上)
ポストカードでお馴染みの「patternⅡ」(下) は登録商標です。
2022年5月15日
6月4日(土)・5日(日)は、緑あふれる佐倉城址公園で開催される、
『にわのわ アート&クラフトフェア・チバ 2022』へ出向きます。
久留里の森づくりのご縁から、2014・2015・2017・2018 に続く5回目の出展です。
( 2020は「circles niwanowa monthly exhibition 2021」というグループ展に出展)
開催年ごとにデザインされるメインビジュアルも『にわのわ』ならでは、
今年は、重ねてきた時を想うモチーフ、透明感ある色彩が素敵なDMに。
これまでの「わ」で出会いに恵まれ、つかい手となってくださった皆さまへ、
マッチする切手に一筆を添えて、ご案内しております。
どこで販売していますか?と聞かれることもありますが、
私たちの「漆の器」は、卸や委託販売をせず、自ら売り手であることを大切に。
年一度は首都圏へ!を掲げ、信州小諸と「つなぐ」ことも、年輪を重ねる由縁。
いつの日か『そらいろの丘』へご来訪いただきたいと取り組んでおります。
「もう一度、あの緑の庭で会いましょう」
今年のキャッチコピーも『にわのわ』らしく、あの緑の庭へ想いを馳せて。
細やかに進めてくださっている皆さまに、こころより感謝しております。
“にわのわ日和”を願いながら、出会い&再会をこころ待ちにしております 🌳
2022年5月5日
萌ゆる野山、りんごの花咲く田園、ふたたび冠雪した八ヶ岳。
向こうの田圃に水が潤い、カエルの大合唱もはじまりました。
立夏の朝、今年もまた「空をわたる」風景がひろがりました。
うららかな昼下がり、獣道にじぃ~っと佇むニホンカモシカ。
この丘では、特別天然記念物ものんびりと。
小寒の末から鳴きはじめた、雄雉“ももちゃん”も夫婦となり、
共に生きる、仲睦まじい様子は微笑ましく。
ちょっぴり遠目に、ひとの営みや動物たちの息遣いを感じながら、
のびやかな風景に、自然の営みやさまざまな命との共生に気づく、
おだやかな日々こそ大切と、あらためて思う立夏となりました。
2022年4月20日
コブシからサクラへ、信州小諸御牧ヶ原も花咲く季節を迎えました。
我こそは~と華やかに咲く園芸種と違い、花と葉を同時に開く野生種の山桜は、
清楚で可憐な花を、ひっそりとしっとりと咲かせます。
謙虚で真摯な姿は、この丘の風景にとけ込んでいます。
今春は「飲食店営業許可継続申請」の年となり、先日、無事に手続きを終えました。
保健所の巡回では、掃除が行き届いていますね!とお褒めの言葉をいただきました。
厨房はもちろん、手触りよいテーブル&チェア、すべすべの床、ぴかぴかの木枠窓、
日本に育つ木のここちよさを伝えるために、たゆまず心がけてきました。
ギャラリー&カフェ『そらいろの丘』は、空間そのものが「木のギャラリー」
「漆の器」をこれからご購入いただく方、これまでご購入いただいた方とふれあう、
ご予約制の店舗として、私たちらしいオンリーワンの店づくりに努めています。
時を経るほどに風合いを深めるよう、クリーンであることを大切にしています。
巷にあふれる、接着剤や化学塗料で固められた木製品と違い、
「木のギャラリー」を創る木は、天然木で、無垢材で、伝統工法でかたちを変えて、
呼吸しながら、伸縮しながら、生き続けているからこそ、ここちよく、あたたかい。
日本に育つ木の魅力と可能性を伝えるために、店づくりを続けてきました。
丹精込めてつくられたものを大切にしながら、ていねいに生きてゆきたいわ~
お客様のお言葉に、この空間が「つたえる」場になっていると、実感しております。
これまでの歩みはすべて、根となり葉となり、いつしか、幹となり花となる~
この丘に春を告げる山桜に、かくありたいと想う、7年目の春となりました。
2022年4月9日
自然の営みはつつがなく、万物が清く、明るく、美しい、清明の頃。
標高差150メートル下った町中では、ソメイヨシノが開花したようですが、
浅間おろし吹き荒ぶ日もある、御牧ヶ原の春はゆっくりと、じっくりと。
御嶽山、今日も見えますね~
御嶽海、県民栄誉賞おめでとう~
最近の明るい話題といえば、雷電以来227年ぶりの長野県出身大関、御嶽海関。
史上最強力士と称される雷電は、東御市の道の駅で銅像を見上げていましたが、
『にわのわ』が開催される、佐倉市で晩年を過ごしたという、これもまたご縁。
指標植物のコブシが花を咲かせ、バッコヤナギの穂が青空に映えて、
園芸植物のような華やかさはなくとも、この丘の春はうららかに、のびやかに。
2022年3月21日
塗師のライフワーク、森づくり。
お隣の地主さんのご厚意で、荒れ地を整備させていただき、
広葉樹の実生苗(みしょうなえ:種から育てる苗木) を育てています。
5年前の秋、植樹予定地の生態系でドングリを採集、翌春に芽生え、
剪定や植え替えのお世話をしながら、太陽光と腐葉土に育まれ、
見上げるほどに大きく、定植できるほどに太く生長した小楢(こなら)。
この春、利根川の上流域、群馬県桐生市黒保根の国有林へ。
年輪を重ねて、豊かな森から、清らかな水と空気が東京へ。
いつか自らが育ったまちを潤す、まさに循環と、喜びもひとしおです。
SDGsの目標15【陸の豊かさも守ろう】は、
持続可能な森林の管理も、目的のひとつ、今できることのひとつ。
ちいさな種からつむがれる物語は、はるか未来へと続きます 🌳