2022年2月11日

富士見平を望む_2022立春

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長野県も雪でしょう?とご心配いただいた通り、
舞っても積もらなかった雪が、20センチ程の積雪となりました。
人生半ばを飛騨高山で暮らした塗師は、“雪またじ”も得意技。
晴天率の高いまちならでは、翌日は雪かき日和となりました。

あの白い頂は御嶽山です~
その麓が御嶽海関の故郷です~

動物たちよりひと足早く、まっさらな雪原に足跡をつけて、
信州小諸御牧ヶ原らしい青空を見上げ、思いっきり深呼吸!
まだまだマイナス10℃を超える朝や「真冬日」もありますが、
暦の上では立春、木々の梢に早春の息吹を感じるこの頃です。

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2022年1月31日

荒船丸ゆく_2022睦月

Category: 荒船丸ゆく

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睦月初め、遠路を再訪いただいたお客様と一番星を望み、
真冬日に凍えながら、あれこれ追われている間に、
「宵の明星」はいつしか、荒船丸も見上げる「明けの明星」へ。

今年は1月下旬から9月頃まで、
夜明けの空に金星を望むことができるそうです☆

睦月終わり、長野県にも「まん延防止等重点措置」が適用され、
今できることに専念しながら、あれこれ追われている間に、
厳寒の空はいつしか、ほんのり春めいていることでしょう。

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2022年1月16日

富士見平を望む_2020小寒

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長野県は雪でしょう?とご心配いただきますが、
雪は舞っても積もらず、陽は照っても氷点下の「真冬日」が続いています。
人生半ばを飛騨高山で暮らした私たちにとって、雪のない冬はありがたく、
太陽の恵みに感謝しながら、あれこれ追われるこの頃です。

あの白い頂は御嶽山ですね~
空がいちだんと澄みわたる季節は、ぐるりと望む山並みも際立って。

大きな窓から降りそそぐ光に、凍えたからだもやわらかに。
大きな窓から見わたす風景に、冷えたこころもかろやかに。
雪を解かす土の色はあたたかに、地球の鼓動が聞こえてくるかのように。
厳寒の日々も汗かきながら、春の植樹の準備がはじまっています 🌳

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2022年1月3日

年輪を重ねる_2022新春

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大晦日から絶やさず、薪ストーブを燃やし続け、
お客様と一緒に、幸先のよい初日の出を仰いで、
今年は隣町の神社へ、初詣は地域探訪の神社仏閣めぐり。
はれやかに、おだやかに、この丘の元日は過ぎ行きます。

箱根駅伝を聴きながら、ささやかなお節を「重ね箱」へ、
あれこれと詰め合わせることも、この丘の新春恒例に。
今年は日本海の幸と、飛騨高山から届いた美酒を添えて、
シンプルな仕上げの「漆の器」で、さりげない演出を。

このニンジンの葉から、キアゲハが羽化したね~
辛口が好きなこと、憶えていてくれて嬉しいね~
あたたかな思い出に、またひとつ年輪を重ねながら、
晴天率の高いまちを物語る、窓辺の陽だまりは和やかに。

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2022年1月1日

新しい年を迎えて_2022

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雪景色となった大晦日から、厳寒の夜明けに繊月が昇り、
やがて「荒船丸」が見守る、佐久平の“地上の星”が瞬き、
その舳先に、2022年もまた、輝かしい初日を仰ぎました。

『そらいろの丘』ならではの風景、今この空、今この時を、
漆の器」のつかい手となってくださったお客様と共感できたこと、
また「そらいろ便り」を通して、遠方の皆さまへお伝えできること、
新しい年を迎えることができた慶びに、こころより感謝しております。

「年輪を重ねる」ものづくりは、ご家族の歩みとともにお声がけいただき、
「未来へつなぐ」森づくりは、この丘で育てた広葉樹の苗木を利根川上流へ、
深く長く生涯現役でありたいと願いながら、止まらず + 少しずつ = 歩 !!
今年も皆様のお役に立てますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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2021年12月31日

時を経るほどに_2021師走

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青空と降りそそぐ太陽、星空のイルミネーションに彩られる、
『そらいろの丘』には華美な装飾はありませんが、
身の丈のちいさなお飾りと共に、年神様とお客様をお迎えします。

この風景にとけ込むよう、郷里の友に作ってもらいましたが、
今年は、米づくりから手がけた、愛情あふれる稲わらのしめ縄♡
思いがけず雪景色となった大晦日、入魂の手描きの看板も新たに。

昨春より、ひと組のお客様とふれあう、ご予約制の店舗となり、
木の話、森の話、これからのライフスタイルを語らう空間として、
時を経るほどに趣を深めながら、私たちらしく前進しております。

いつもご覧いただいている皆さま、どうもありがとうございます。
憂いなくご来訪いただき、再会できる日をこころの糧に、
来る年が健やかで朗らかな年となりますようお祈り申し上げます。

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2021年12月7日

黄昏色に染まる時_2021大雪

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七十二候では「閉塞成冬の頃(そらさむくふゆとなる)」の頃、
黄昏時から逢魔時へ、山ぎわのグラデーションが美しい季節となりました。

夕暮れ時に行きます~
「漆の器」のつかい手となってくださったお客様が久しぶりにご来店、
薪ストーブの炎を灯りに、「黄昏色に染まる時」をご一緒しました。

お名前に「樹」という字がつきますよね~
ひと組のお客様とひと時を重ねる、ご予約制の店舗ならでは、
お客様とのエピソードを記憶することも、大切なカスタマーサービス。

床は何の木ですか?北海道産のカバです!北米産はバーチといいます~
今年いちばん明るい話題を届けてくれた、大谷翔平選手がバットに使用している木。
昨季までアオダモを使っていたそうですが、今季からバーチに変えたそうです。

木材の特長を擬音語に例えるなら、
パッコ~~ンとしなりに優れるアオダモ材、バキーーッンと反発力が高いバーチ材、
輝かしい受賞には「適材適所」もあったようです。

山から伐り出された木を見極め、その特長を生かして数々の商品を生み出してきた、
私たちならではの「木の話」だね~と、笑みがこぼれ、話がはずみました。
これからも、木に触れ、木を知り、木に親しむ、オンリーワンの空間創りを。

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2021年12月1日

荒船丸ゆく_2021師走

Category: 荒船丸ゆく

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信州小諸は、浅間おろし吹き荒ぶ季節となりました。
今日の最低気温は菅平が日本でいちばん!とNHKの全国ニュースで報道された朝、
北に菅平高原を見上げるこの丘も、マイナス6℃を超える冷えこみとなりました。

青空と降りそそぐ太陽、星空のイルミネーションに彩られる『そらいろの丘』は、
華美な装飾はありませんが、時を経るほどに、風合いを深めてゆくものとともに。
窓辺の陽だまりに感謝しながら、行く年を振り返るこの頃です。

幸先のよい初日をご一緒にとの思いから、来る年の元日も朝6時オープン!
漆の器」のつかい手となってくださったお客様にご案内しておりますが、
2021年より毎年ひと組限定に、2022年はすでにご予約を承っております。

写真は師走初め、舳先の「経塚山」に朝陽が重なる“ダイヤモンド荒船丸”ですが、
シャッターチャンスはほんの一瞬、その瞬間はカメラを構えてスタンバイ!
7年目の初日の出を皆さまにお届けすることも、大切な仕事と思っております。

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2021年11月15日

店づくり_2021

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信州小諸は、窓辺の陽だまりがここちよい季節となりました。
何事も自粛の日々に腰を据えて、これまでの歩みを整理して、
ものがたり」再開に続き、ウェブサイトを更新しました。

ホームには、選りすぐりの風景と「漆の器」をスライドショーに、
店づくりには、大きな窓から望む、春夏秋冬をスライドショーに、
知っていただくから、親しんでいただくへ、さらに前進しました。

移りゆく風景はものがたり ~ この丘の軌跡に、記録に、記憶に

終の住まいならでは撮影できる、一瞬の“そらいろ”を追いかけて、
ご来訪&再訪を思い描いていただける、店づくりを心がけながら、
四季が織りなす『そらいろの丘』を綴ってゆきます。

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2021年10月13日

年輪を重ねる_2021寒露

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野山の草木が露を結び、初冠雪の便りも届く、寒露の頃。
東京のイタリアンレストラン、小諸市の地域おこし協力隊を経て、
北国街道小諸宿の古民家をリノベーションされた『BISTORO AOKUBI』へ。
重ね箱」を持参して、お料理をテイクアウトしました。

「小諸という土(テロワール)の豊かさ、楽しさを伝えたい」
というシェフの心と技を「重ね箱」へ、彩り美しく詰め合わせていただき、
秋色に染まる草木と、浅間山麓の湧水と、おうちでイタリアン!を演出しました。

コーヒー美味しいですね!どこで修行されたのですか?
小諸で暮らす 移住体験ツアー」に協力させていただいた折、
塗師が淹れたコーヒーに嬉しいお言葉を頂戴した、3年目の冬を思い出しながら…

プラスチック廃棄物があふれ、脱プラスチックが叫ばれる時代、
漆の器」持参で快くご対応いただき、ありがとうございます。
シンプルだから、四季を通して、隅がまるいから、あたたかな雰囲気に、
和食だけでなく、今風の洋食のシーンにも~1枚の写真にメッセージをこめて。

*来る年の門出に「重ね箱」を!と心あたためてくださっている皆さま、
こちらよりご予約を承っております~受注制作品につき、どうぞお早めに。

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