2016年5月12日

浅間山を望む_2016皐月

Category: 浅間山を望む

朝焼けに染まる頂、スカイブルーに映える頂、定点観測の軌跡より

朝焼けに染まる時、スカイブルーに映える時、定点観測の軌跡より

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草木が萌え、若草色に染まる、のどかな風景の向こうに、
冬季は雪に閉ざされ、雄々しくそびえ立っていた浅間山も、
険しい表情をゆるめて、にっこり微笑んでいるかのようです。

山粧う季節から、山眠る風景へ、
この丘に、この空に、織りなされる美しい“そらいろ”を、
1枚の写真にメッセージをこめて、お伝えできますように。

どんなに忙しい朝も、慌しい夕暮れも、
ふと見上げる浅間山は、こころに笑顔を!と諭してくれます。
山笑う季節、ハルゼミの声も、ほがらかに響いて。

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2016年5月5日

丘を抜ける風

幼馴染を見送る塗師兼マスター、そしてライダーは、丘を抜ける風に

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御牧ヶ原を貫く区間は、信号機のない千曲ビューライン。
バイクやロードレーサーも走り抜ける、恰好のドライビングロードです。
ひと雨ごとに緑深く移ろう、最高のドライブ日和となったこどもの日、
信州をツーリング中のお客様が、帰り道に立ち寄ってくださいました。

ちょっぴりダークな珈琲&ほんのり甘い焼菓子に、ほぅ~っとひと休み、
懐かしい仲間の話をしながら、つかの間の休息に、ふぅ~っと息抜いて、
また颯爽とバイクにまたがり、この丘を走り抜けて行きました。
背中いっぱいに、ここちよい風浴びて、憧れのライダーとなって!

そらいろの丘』が若草萌ゆる季節、丘を抜ける風になりませんか?

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2016年5月2日

獣道の向こうに_2016皐月

草を食む愛らしい姿が、飛び上がった瞬間、ウサギの跳躍を間近に!

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若草萌ゆる、うららかな昼下がり。
西側の窓の向こう、デッキの下で、もそもそと動く影ひとつ。
クローバーの葉を食む、その愛らしい姿は、ニホンノウサギ!
と、今回はカメラを構えて、しっかり撮影することができました。

夜行性なので、雪の上の足跡は見たことがありますが、
真昼の出会いは初めて、かわい~いお客様に感激♡
草刈りしたばかりの場所が、居心地よかったのでしょうか?
しばらくの間、愛らしい仕草で、もぐもぐと草を食んでいました。

そして、体をぴゅ~んと伸ばして、ジャンプ!
次のシャッターを切る間もなく、お隣の木立へと飛び去りました。
そこは獣道(けものみち)、この丘で生きる、野生動物たちが通る道。
追ってはならない境界線を、そっと見守りました。

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2016年4月20日

木を削る_続

Category: 年輪を重ねる

ロールスクリーン越しにやわらかな光そそぐ、写真スタジオに模様替え!

ロールスクリーン越しにやわらかな光そそぐ、写真スタジオに模様替え!

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長らく封印していた小道具を出して、木を削る、冬の日々…
その後『そらいろの丘』をスタジオに、テキストの写真撮影が行われ、
4月下旬「手づくりおさじプログラム」がリリースされました!

ようやく店舗オープン、仕事を再開したばかりの昨秋、
前職時代にお世話になった、株式会社フェリシモよりお声がけいただき、
日本に育つ木の魅力を伝えるメッセンジャーとして、共創させていただきました。

がんばらなくても続けられる “ゆる活” 始めませんか?
そんなキャッチコピーで、しあわせ生活を提案する人気商品『ミニツク』は、
モノではなくコトをお届けする、新しい学びのスタイルです。

お家で木を削り、自分好みのおさじ作りを、ゆる~く楽しんでいただけるように、
プランナーと一緒に、試行錯誤しながら、半年がかりで創りあげました。
フォトグラファーに撮影いただいたイメージカットも、素敵なシーンとなりました。

木を削りながら、日本の森やそこで生まれた森の命に、想いを馳せてただきたい…
もの・ひと・まちのコラボレーションを掲げる『そらいろの丘』は、
このような仕事にもチャレンジしております~「手づくりおさじ」始めませんか?

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2016年3月16日

しなやかに

すぅーっと描かれた絹雲に、春の光を感じて

すぅーっと描かれた絹雲に、春の光を感じて

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薄墨色の空が晴れて、久しぶりに八ヶ岳を望む朝、
すぅーっとした巻雲(けんうん)が、はるか続いていました。
絹のようにしなやかで、やわらかで、細やかなこの雲は、
絹雲(けんうん・きぬぐも)と書かれることもあるそうです。

なごり雪に覆われていた大地も、ところどころ土色に、
地中からみなぎる力が、早春らしい風景を描いています。
空はこころを映すキャンバス、こころ留める時は人それぞれ。
『そらいろの丘』の1日は、移りゆく季節を感じることから。

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2016年3月4日

木を削る

Category: 年輪を重ねる

完成形をイメージしながら、少しずつ削ってゆく工程は、ドキドキ&わくわく!

完成形をイメージしながら、少しずつ削ってゆく工程は、ドキドキ&わくわく!

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長らく封印していた小道具を出して、木を削る、冬の日々…
ふと気づけば、早咲きの桜便り届く季節へと、移り変わっていました。

型に流し込んだり、力を加えて成形する素材と違い、
木塊(もっかい)を削り出し、かたちづくる木工品は、
後戻りができないゆえ、ひと削りひと削りが真剣勝負。
完成形をイメージしながら、少しずつ削ってゆきます。

樹種により堅さや肌ざわりが、同じ樹種でも木目や肌いろが、
木は生きている素材だから、ひとつひとつ個性があります。
ほんのりあたたかな手ざわりに、親しみを感じていただけるように、
毎日の暮らしに寄り添う、そんな商品を目指して、もうひとふんばり。

もの・ひと・まちのコラボレーションを掲げる『そらいろの丘』は、
このような宿題も承っております~商品発表を、どうぞお楽しみに!

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2016年2月2日

浅間山を望む_2016如月

Category: 浅間山を望む

冬らしからぬ山肌を露わにしていた、1月下旬。冬らしい純白の衣をまとった、2月初旬

冬らしからぬ山肌を露わにしていた、1月下旬。冬らしい純白の衣をまとった、2月初。

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冬木立の枝先に、ほんのり春の萌しを感じるこの頃、
衣を更に重ねて着る、「衣更着」(きさらぎ)に由来するという、
如月は、重ね着をしながら、種蒔きの準備をする季節です。

暖冬と言われた睦月、冬らしからぬ山肌を露わにしていた浅間山も、
山裾のまちが雪原に覆われた如月、美しい純白の衣をまとい、
朝陽に照らされて、東信濃の冬らしい風景を映してくれました。

この山の噴煙は、大地の鼓動を物語っています。
やがて訪れる季節に向けて、少しずつ、一歩ずつ、力を蓄えて…
ふぅ~っと息ぬきながら、そんな木霊(こだま)も聞こえてきました。

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2016年2月1日

海をわたる

いつかお役に立ちたいという思いが、1冊の本に!

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一昨年の夏、工房のグリーンカーテンにと、
塗師自ら、種をまき、水をやり、草をとり、蔓を巻かせて、
大切に育てた朝顔が、英訳本の装丁となって届きました。

雨が少なく、からっとして、太陽の光ふりそそぐ信州小諸の花は、
濁りがなく、きらっとして、生命力あふれる鮮やかな色彩が際立ち、
ある朝、その感動をフレーミングした、さりげないスナップ写真。

学生時代の恩師が手がけた、日本文学を世界へ伝える和文英訳本
林 芙美子が残した言葉「花の命は短くて苦しきことのみ多かりき」
その描写が心に刻まれる、1冊となりましたら幸いです。

海をわたる1枚の写真、私たちの心にも、ちいさな花が咲きました。

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2016年1月26日

そらいろの丘_2016冬

Category: 浅間山を望む

大寒の雪原より望む『そらいろの丘』、右方に広がる佐久平の町

大寒の雪原より望む『そらいろの丘』、右方に広がる佐久平の町

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雄大な山並みに抱かれる『そらいろの丘
朝晩の冷え込みが、マイナス10℃を超える厳寒の季節、
向かいの「みまき大池」から見わたす風景は、
目映い雪原に覆われ、キラキラと輝いています。

“浅間おろし”もひと休みのはれやかな昼下がり、
雪原に足を踏み入れながら、サクサクと歩いてみました。

雪の恵みで、食べ物がとても美味しい~
雪国で生まれ育った友達が、深雪を讃えてくれました。
恵みの雪は、やがて訪れる季節を潤し、
そこで生まれるものは、ひとの暮らしを潤してくれます。

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2016年1月21日

大寒の頃_2016

大地を潤す、恵みの雪。はじまりを予感する、まっさらな雪原。

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浅間おろし吹き荒れた大寒は、視界をさえぎる吹雪きとなり、
もの寂しく、ひと恋しい、モノトーンな銀幕に覆われましたが、
ひとたび明けると、いちだんと澄みわたる、清らかな青空の下、
『そらいろの丘』ならではの、風景が描かれていました。

早朝の庭先に、小さな足跡が続いていました。
波打つ白銀に、スノーマンもやって来ました!

まっさらな雪原は、白いキャンバス。
どんな色に染まり、どんなものがたりが綴られるのでしょう?
やがて訪れる躍動の季節に、ものが萌え、ひとが集い、まちが潤い、
『そらいろの丘』ならではの、風景が描かれることでしょう。

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