2016年11月5日
2016年11月4日
黄昏色に染まる時_2016霜月

黄昏色に染まる時、風景にとけこむ、ふたりのシルエット
霜月の初め、黄昏色に染まる時。
蓼科山から続く稜線に、霧ヶ峰や美ヶ原、北アルプスを望む西の空。
落陽して間もない山ぎわが、美しいグラデーションを描き、
やがて『そらいろの丘』は、漆黒の闇へ、とけこんでゆきました。
遠路をご来店くださったカップル、いえ、同じく銀婚式を迎えたご夫妻が、
ウッドデッキで寄り添うシルエットは、マジックアワーに美しく映えて、
ここまでの旅路をぎゅ~っと詰めこんだ、メモリアルフォトとなりました。
ご覧いただくたび、この丘で過ごした時に、笑みがこぼれますように。
季節がめぐり、この丘でふたたび、お会いすることができますように。
1枚の写真にメッセージをこめて~またひとつ、大切な思い出を紡ぎました。
2016年10月25日
霜降の頃_2017

上:息も白く、凛とした空気に包まれた朝、山の端から昇る朝陽が、あたたかな色合いに染めて
下:「霜降」を過ぎ、ぐっと冷えこんだ朝、いち面真っ白に、霜が降りて
窓の向こうに移りゆく風景も、秋深まるこの頃。
この“原”を守り続ける、地元の方々の田圃は稲刈りが終わり、
「はさ掛け」や「藁ぼっち」が、秋の風物詩を描いています。
空がいちだんと澄みわたる、これからの季節は、
八ヶ岳も、富士山も、落葉した雑木林の間から北アルプスの峰々も、
この丘をぐるりと囲む山並みが、くっきりと描きだされます。
長月には「初雪化粧」だった富士山が、「初冠雪」と発表された朝、
日本一の白い頂は、曙色の山ぎわに、ひときわ美しく映しだされました。
「霜降」の暦通り、この丘から望む風景にも、真っ白な霜が降りました。
2016年10月8日
そらいろ便り_2016

こころ留める、夜明けの空、黎明の“そらいろ”
10月8日は、漢数字の十と八で「木」という字から「木の日」
木のあたたかさやここちよさ、有効活用や可能性を見直す日です。
そして、昨年のこの日、『そらいろの丘』の店舗案内ページを公開、
私達にとって、店舗オープン1周年という、節目の日でもあります。
木の香りが、ここちよいですね~
このテーブル、すべすべするね~
時が止まったように、おだやかな空間ですね~
ここの窓から眺める風景は、見飽きませんね~
お客様のお言葉に、オンリーワンの魅力が表現されています。
日本に育つ木が、こんな風に香りよく、手ざわりよく、
そんな空間には、こころやすらぐ、ゆるやかな時が流れていることを、
まずは知っていただき、親しんでいただく、1年の歩みでもありました。
今日からの1年は、これまでのつながりを大切にしながら、
「木」をキーワードに、新たな企画も試みてゆきたいと考えています。
ものづくり&森づくり&店づくりを手がけながら、
「木」の魅力を伝えるメッセンジャーとして、止まらず+少しずつ = 歩!!
この1年、ご来店いただきました皆さま、どうもありがとうございます。
また1年、この丘の美しい“そらいろ”と共に、ものがたりを紡いでゆきます。
2016年10月6日
浅間山を望む_2016秋
2016年9月28日
黄昏色に染まる時_2016長月

ススキ野を行く道、しばし足を止める、こころ留まる“そらいろ”
信州小諸らしからぬ、雨が降り続いた、長月が終わる頃、
ススキ野から見上げる空に、しばし足を止めました。
みるみる空が染まり、美しいグラデーションが描かれて…
ススキ野の向こうは、まるでスクリーンのように。
この丘に根を下ろして、早1年。
ここで暮らすからこそ、ほんの一瞬の光景を、写真に留めることができる、
その風景に魅せられて、お客様が訪れてくださり、移りゆく空に共感する、
この“まちの風景”は、ものがたりを紡いできました。
『そらいろの丘』は、10月8日「木の日」で、1周年を迎えます。
移りゆく自然と向き合う、ささやかな日々を、これからも1枚の写真に。
2016年9月10日
空へ続く_2016秋

雨あがりに澄みわたる秋空は、高く、広く、果てしなく
天高く馬肥ゆる、実りの季節。
晴天率の高い小諸らしからぬ、秋雨が続くこの頃ですが、
明日の天気予報は「曇時々晴」、ようやく青空が広がりそうです。
雨あがりに澄みわたる秋空は、どの季節より高く感じられ、
昔、都へ献上した駿馬が肥ゆる御牧に、想いを馳せました。
ぼんやり霧の向こうで、黄金色に染まる田園は、収穫の時を迎えています。
スカッと秋空の下、『そらいろの丘』は、2年目の秋を迎えます。
2016年9月1日
さわやかに

日々刻々と移りゆく、ひとの営みが、自然と調和して織りなす風景
さらりとした秋風が吹き、ここちよく感じることを「さわやか」といいます。
この丘から望む大地は、澄みわたる青空と、さわやかな風につつまれ、
ひとの営みが、自然と調和して織りなす風景は、実りの季節を迎えています。
8月31日は『そらいろの丘』の竣工日。
あれから1年、この丘に根ざすことができた、感謝の気持ちをこめて、
信州小諸 御牧ヶ原の四季の移ろいを、皆さんにお届けしたい…
そんなピュアな想いから、今日の“そらいろ”を追いかけてきました。
ご紹介する写真は、この丘で出会う、ほんの一瞬の光景ですが、
自然の恵みに感謝し、美しき日本の原風景を未来へ伝えてゆきたい…
そんな願いに、共感いただけましたら幸いです。
時が止まったように、おだやかな窓辺ですね~
モノやコトが、あっちにもこっちにも、陳腐にあふれる時代だからこそ、
そんな風に感じていただける、オンリーワンの店づくりを心がけています。
この1年、ご来店いただきました皆さま、応援してくださった皆さまへ、
心より御礼申し上げます~ありがとうございます!
これからも、さわやかに&ゆるやかに、止まらず+少しずつ = 歩!!
2016年8月16日
立秋の頃_2016

秋めく“そらいろ”、移りゆく季節
風もさわやか、雲も秋めく、立秋の頃。
垂直方向へもくもくと沸きあがる夏の雲、
水平方向へ流れるように描かれる秋の雲、
正岡 子規は、雑誌「ホトトギス」の中で、
「夏雲は岩の如く、秋雲は砂の如く」と表現しています。
さらっと筆で描いたような、八ヶ岳に映えるすじ雲。
さわやかな風わたる一本道、秋めく雲を追いかけて。
浅科や佐久平を望む空に、華やかな大輪の花咲いて。
お盆の花火大会も終わり、朝晩の風を、肌寒く感じるこの頃です。
私も空の写真を撮りますよ~
ここから見上げる空はひろいね~
そのお言葉だけで、こころが通じ合う、めぐり会いに感謝して。
2016年8月4日
箸の日
8月4日は「箸の日」です。
お箸の持ち方から日本の食文化、日本人の美意識や礼儀作法など、
お箸について考える日として、語呂合わせで制定されたそうです。
「自分のお箸」を持つことは、日本特有の風習です。
「箸にはじまり、箸に終わる」という諺があるように、
一生涯の食卓で「自分のお箸」を使い続けることは、日本人の真髄でもあります。
私たちが提案するお箸は、厳寒の北海道でゆっくりと育った一位(いちい)の木を、
日本の伝統色「墨」と「緋」に染め、漆を塗り重ね、一本一本心をこめて仕上げています。
数百年の歳月を生きる長寿の木は、アイヌの人々から“神の木”と崇められているそうです。
一位は、古の時代に笏(しゃく・官人が正装時に右手に持つ細長い板)がつくられ、
見事な出来栄えに、位階の正一位を賜ったことから、名前が付けられたと言われています。
年輪のつまった材質は、使いこむほどに美しく、艶やかに、その風合いを深めてゆきます。
8月4日は「橋の日」でもあります。
お箸は、食と人を結ぶ架けハシ!美味しさを口元へ運びます。
手にするたび、この丘の風景を想う、愛着あるお箸と、こころ豊かな暮らしを。