2018年6月30日

朝陽に照らされ、油彩のように描かれた、八ヶ岳と雲の峰

蝉羽月、常夏月…
夕暮れの“そらいろ”に、夏の訪れを予感した6月の終わり、
平年より22日早く、関東甲信地方の梅雨明けが発表されました。
6月の梅雨明けは、観測史上初めてとのこと、
梅雨入りから23日という日数も、1978年に並ぶ最短のようです。
つい10日ほど前、富士山を望む、梅雨寒の朝を迎えた頃は、
まだまだ小さかったひまわりも、ぐんぐん背を伸ばしています。
晩秋から冬は、スカッと青空に、キリッと映える山並みも、
盛夏から秋は、ふたたび出逢うことのない、雲模様と共に。
朝陽に照らされ、ドラマチックに描かれた、梅雨明けの朝、
「一日一絵」を追いかける、3年目の夏がはじまりました!

2018年6月29日

ふと見上げた空の色、こころ留めた瞬間

早朝の雲の色を表す、「東雲(しののめ)」という風情ある言葉は、
古の住居の明かり取りに、篠竹が使われていたことから、
篠の目が転じて、夜明けの薄明かりを意味するようになったそうです。
ある朝、東の空のシャッターチャンスを待っていると、
西の空まで東雲色に染まる、一瞬の“そらいろ”が描かれました。
建物が左の定位置から、この朝は、建物が右のフレーミングに。
サッカーワールドカップ ロシア大会の帰国会見より、
「見上げた空の色は忘れるな」という言葉に、こころ染み入りました。
空はこころを映すキャンバス、こころ留めた瞬間、いつまでも大切に。

2018年6月24日

夕焼けに映える『そらいろの丘』、やがて漆黒の闇へとけ込んで

からっとした気候の信州小諸は、夕焼けが鮮やかですね~
お客様と話が弾んだ日、夏の訪れを予感する、真っ赤な夕焼けに。
黄昏時から、みるみる薄暗くなる逢魔時(おうまがとき)は、
妖怪など怪しいものに出会いそうな、という語源の時間帯ですが、
恵みの太陽が照りつける季節は、紅に染まる時に出くわすことも。
旧暦では盛夏の頃、水無月の異称「常夏月(とこなつづき)」から、
この日の夕空は、常夏月の夕暮れと、こころに刻みました。

2018年6月23日

雨あがりの空に描かれた、一瞬の光景!

梅雨明けはいつだろう?と、空を見あげた夕暮れ、
緑深まる千曲ビューラインの向こうに、虹が描かれました。
流れゆく雨雲に、垣間見えた青空が、夏の訪れを告げるように…
虹はみるみる移ろい、やがて、夕闇へ消えてゆきました。
『にわのわ』での出会いから、遠路をご来訪いただいたり、
お客様とお客様が、空の彼方へこころ寄せる時となったり、
この丘が、もの・ひと・まちをつなぐ場となりますように…
“思いの架け橋”とも言われる、虹の向こうに、願いを架けました。

2018年6月20日


風待月、涼暮月、鳴雷月、
旧暦では盛夏の頃、水無月には「蝉羽月(せみのはづき)」という異称も。
夏蝉が鳴きだし、蝉の羽のような薄衣を身に纏う季節、に由来するそうで、
平安時代に生まれた「襲の色目」には、蝉の羽色と檜皮色の組み合わせも。
裏地が透けた独特の色合い、繊細な配色美は、奥ゆかしい和の美意識こそ。
ハルゼミからナツゼミへ、蝉の大合唱も声色が移りゆく頃、
この日の夕空は、蝉羽月の夕暮れと、こころに刻みました。

2018年6月19日


ドラマチックな朝空も、楽しみな季節となりました。
『そらいろの丘』の朝は、山の端がやんわりと明るみはじめる頃、
幾重にも連なる稜線の向こうに、日本一の頂を仰ぐことから。
秋から冬は、凛とした空気に、くっきりと映しだされる富士山も、
春から夏は、霞や雲に覆われ、雄姿を見られない日もありますが、
梅雨寒の朝、雲間に輝く、一瞬の表情を望みました。
遠・中・近景が見事にバランスしていますね~
「富士山を望む」風景は、お客様から届いたお言葉そのもの。
この丘ならでは、遠近感あふれる風景を、これからも追いかけて。
睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神無月 霜月 師走

2018年6月14日



初夏の陽射しを浴びて輝く桑の木、風に吹かれて実を落とす
風が止むとやって来るポコリン、野山の幸にお腹もぽっこり

風抜ける木立で、元気そうに枝を広げる桑の木に、
マルベリーパープル色の桑の実が、たわわに熟す季節となりました。
パンダの赤ちゃん誕生から1年、愛らしいニュースに、
そろそろかな?と、そわそわしていると、のそのそと動く影ひとつ。
艶やかな毛並、その表情や仕草が、昨年のポコリンにそっくり♡
野山の幸に恵まれて、元気そうな様子を、嬉しく思いました。
タヌキは、群れをつくらず、単独かペアで行動するようです…
そんな生態にも親しみを感じながら、獣道の向こうを見守りました。
地主さんのご厚意で、コツコツと整備した甲斐あって、
シルクにロマンを馳せた、桑畑は今、皆が集う憩いの場。
みんなみんな生きているんだ 友達なんだ~♪
思わず口ずさみ、笑みがこぼれる、桑畑にてほっこりと。

2018年6月8日

掛矢のここちよい音が響く、初夏の風わたる田園風景

みずみずしい大地に、さまざまな命が輝く季節「芒種」
七十二候では、カマキリが生まれ、ホタルが舞い、梅の実が色づく頃。
窓の向こうの田園風景も、空を映していた水面が、いちめん早苗色に、
隣の桑畑にて、今年もまた、マルベリーパープル色の桑の実が熟す頃。
桜咲く佳き日に、地鎮祭が執り行われた『ジオヒルズワイナリー』は、
初夏の風わたる田園風景にとけ込んで、棟上げがはじまりました。
コーンコーンと響く、木造建築ならでは、掛矢(かけや)のここちよい音に、
私たちも空高く棟上げて、今日まで歩んできたことを振り返りました。

2018年6月4日






©2014 Nobutaka Sawazaki

15年ほど前に仕事をご一緒させていただいたご縁で、
ライフスタイル分野のエディターとして活躍される田村敦子さんのディレクションにより、
料理研究家の上田淳子さん、写真家の澤崎信孝さんに撮影いただいた美しく魅力的な写真。
私たちの「漆の器」は、食彩に寄り添い、愛着を持って、使い続けていただくことを大切に。
6月2日(土)・3日(日)の2日間、『にわのわ』へご来場いただき、
そして、お声がけいただきました皆さま、どうもありがとうございました。
まさに首都圏のオアシス、歴史と緑あふれる佐倉城址公園で、
たくさんの出会い&再会に恵まれましたこと、こころより御礼申し上げます。
手のひらに馴染む、この丸みがいいわ~
こころに留めてくださった皆さま、ウェブサイトでもご注文を承っております。
こころを結ぶ贈り物など、思い出していただいた時は、こちらへ。
次はぜひ、信州小諸御牧ヶ原へ、ご来訪いただける日を楽しみにしております♡

2018年6月1日

生長した幼木のシルエットも、さりげなく風景にとけ込んで

ドラマチックな夕空が楽しみな季節となりました。
ふいに雷が鳴り、雨が降りだすこともある、水無月の異称から、
この日は、鳴雷月(なるかみづき)の夕暮れと、こころに刻みました。
いつかの夕暮れと題して綴っている、マジックアワーの空。
風待月の夕暮れ 涼暮月の夕暮れ
染色月の夕暮れ 紅染月の夕暮れ
神無月の夕暮れ 小春月の夕暮れ
まるで空へ続いてゆくかのように、計算された支柱と屋根のシルエット。
空へ続くをコンセプトに、設計された木造建築が、風景にとけ込む瞬間。
こころ留めた“そらいろ”を、四季を愛でる、美しい響きの和語に。
