2018年11月1日

荒船丸ゆく_2018霜月

Category: 荒船丸ゆく

上:6時ちょうど、富士山も荒船山も影絵のように  下:6時20分過ぎ、朝陽が昇る直前、山も雲も輝いて

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県境の山並みが映える、夜明けのグラデーション。
今年もまた、雲海に浮かぶ「荒船丸」を追う、秋深まる季節となりました。

群馬県・埼玉県・山梨県との境に、たくさんの山頂が映しだされる中で、
この丘から撮影する写真では左端の「荒船山」を「荒船丸」という愛称に、
「荒船丸ゆく」というタイトルに改めて、ものがたりを綴ることとしました。

荒船丸ゆく_2017師走
荒船丸ゆく_2018睦月  荒船丸ゆく_2018睦月_続
荒船丸ゆく_2018如月  荒船丸ゆく_2018如月_続

店舗オープン3周年を迎え、知っていただくから、親しんでいただくへ…
私たちの活動に共感し、「漆の器」のつかい手となってくださった、
お客様とのふれあいを大切に、“そらいろサロン”としての色合いを深めながら、
再訪を思い描いていただける、そらいろ便り&店づくりを心がけてゆきます。

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2018年10月27日

こ膳_2018秋

Category: こ膳

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“ものと出会う まちの風景” と “漆の器ひとつ こころ豊かに” をキャッチフレーズに、
『そらいろの丘』は、家時間を愉しんでいただく、ライフスタイルをご提案する店舗。
皆さまのおうちカフェを演出する「こ膳」は、そんな“そらいろスタイル”のひとつ。

選りすぐりの檜材で、幅210 × 長250mm という 小ぶりなお膳=こ膳 は、
使いこむほどに、あたたかく、くつろぎのひと時に、やさしさを運びます。
重ねるほどに、おさまり良く、増やすほどに、綴じ目が波模様を描きます。

木肌は人肌と同じ、肌を傷つけないよう、コースターを敷いて使いましょう!
木と向き合うマナーを伝える、私たちからのメッセージをこめて、
ご予約いただいた皆さまには、桑の葉で染めたオリジナルコースターを添えて。

薄っすら透ける木目は、森で刻まれた年輪、ひとつひとつの木の表情、
日本の伝統色「墨(すみ)」と「緋(あけ)」に染め、漆を塗り重ねた色合いは、
食彩にやさしく寄り添い、使いこむほどに風合いを深めてゆきます。

塗り直して長く使い続けられることも、他の素材にはない漆の魅力です。
日々のお心がけと共に、愛着を持ってご愛用いただけることを願っております。

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2018年10月22日

寒露の頃_2018

上:「寒露」を前に、朝陽に映えるはさ掛けと藁ボッチ
下:「霜降」を前に、夜明けの空に浮かびあがる八ヶ岳

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窓の向こうに移りゆく風景も、秋深まるこの頃。
秋雨もようが長く続き、スカッと青空をこころ待ちにしていましたが、
野分が過ぎて、グッと冷えこんだ朝、久しぶりに八ヶ岳を望みました。

この“原”を守り続ける、地元の方々の田圃は稲刈りが終わり、
今年もまた、美しい田園風景を見わたすことができた日々に、
こころより感謝する季節でもあります。

しばらく雲に覆われていた、八ヶ岳も浅間山も、初冠雪を迎え、
山粧う季節から山眠る季節へ、紅葉は山腹から山麓のまちへ、
めぐる季節を綴ってきた「そらいろ便り」も、4度目の晩秋に。

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2018年10月8日

そらいろ便り_2018

森の恵みに抱かれるものづくり、豊かな森を受け継ぐ森づくり

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10月8日は、漢数字の十と八で「木」という字から「木の日」
木のあたたかさやここちよさ、有効活用や可能性を見直す日です。
おかげ様でギャラリー&カフェ『そらいろの丘』は、店舗オープン3周年を迎えました。
そらいろ便り」をご覧いただき、こころを寄せていただき、ありがとうございます!

前職の経験を糧に起業した私達にとって、「木」と向き合うものづくり森づくりは、
もう30年以上も、信念を持って歩んできた道、そしてライフワークです。
これまで積み重ねてきた生業で、いつか誰かのお役に立ちたいとの思いから、
終の住まいのワンフロアを店舗に、お客様との対話を大切に、店づくりをはじめました。

夫婦共創のものづくりに親しんでいただく、木造空間そのものがギャラリー。
私たちの活動に共感いただき、ご来訪くださったお客様をおもてなしするカフェ。

私たちの店づくりをご理解いただき、木と向き合うマナーを守っていただきながら、
日本に育つ木のここちよさに、ふらりと訪れ、ゆるりと触れる、丘となりますように。
数百本の年輪を刻む「木」から見れば、たった30数年、わずか3年ですが、
偉大なる森の恵みを、未来へ受け継ぐ店舗として、これからも年輪を重ねてゆきます。

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2018年10月7日

丘を抜ける風_2018秋

幼馴染を見送る塗師兼マスター、そしてライダーは、丘を抜ける風に

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御牧ヶ原を貫く区間は、信号機のない千曲ビューライン。
バイクやロードレーサーも走り抜ける、恰好のドライビングロードです。
スカッと秋空の下、絶好のツーリング日和に、丘を抜ける風が訪れました。

やっぱりバイクは、750cc(ナナハン)だよね~
私たちの活動に共感いただき、知人や友人が遠路をご来店くださることは、
店舗を営んでいて、嬉しく思うことのひとつです。

ご来訪くださったお客様に、再訪を思い描いていただける店づくりこそ、
10月8日「木の日」で店舗オープン3周年を迎える『そらいろの丘』の、
これからの歩み、紡いでゆく「そらいろ便り」と、こころに刻みました。

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2018年10月1日

富士山を望む_2018神無月

Category: 富士山を望む

台風一過の朝、きりっとした空に、映しだされた富士の頂

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野分晴の朝、幾重にも連なる稜線の向こうに、日本一の頂。
富士山を見上げて育った私達を、ほっとさせてくれるこの風景が、
『そらいろの丘』に住まうことを決めた、訳のひとつです。

やっぱり富士山、日本人は好きだから~
お客様のお言葉に、会話がはずむ季節となりました。
森づくりの活動地、富士山を望む風景は、皆さまとのこころの絆に。

四季折々に移りゆく、富士山を望む風景、これからも追いかけて。

睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神無月 霜月 師走

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2018年9月24日

秋分の頃_2018

黄金色に輝く田園の向こうに、秋らしい雲模様

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黄金色に輝く、実りの季節。
ひとの営みが自然と調和して織りなす風景は、収穫の時を迎えています。

東雲色に染まる時から、みるみる朝霧に包まれ、
いつしか晴れて、久しぶりに八ヶ岳を望む「秋分の日」。
秋の雲と山並み、黄金色に輝く田園風景が、やんわりと

“原”を守り続ける皆さんは、ご家族そろって稲刈りを、
やがて「はさ掛け」や「藁ぼっち」が、秋深まる風景を描くことでしょう。
美しい田園風景を望むことができる日々に、こころより感謝する季節です。

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2018年9月14日

東雲色に染まる時_2018秋

こころ留める、夜明けの空、黎明の“そらいろ”

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秋の野にススキゆれる、東雲色に染まる時
右に荒海を進む「荒船山」ふたたび、サンライズの方角も移りゆく、
「朝焼けに蓑を持て」という諺の通り、秋雨もようのこの頃です。

頭を垂れたひまわりは、種子を育む季節に。
この丘は、いつも風が強いから、風に強く育つのね~
野分にも負けず、立ち続ける姿に、やさしいお言葉をかけていただきました。

窓の向こうの田園は、黄金色に輝く、豊穣の時を迎えています。
スカッと秋空の下、昔、都へ献上した駿馬が肥ゆる御牧に、想いを馳せる頃、
この丘ならではの風景を見わたす、秋日和をこころ待ちに。

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2018年9月6日

白露の頃_2018

まだ薄明るい朝の空に、秋らしい雲模様

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草の葉に白い露が結ぶ季節、白露(はくろ)。
黄金色に輝く風景へ、日に日に移りゆく田園に、
蕎麦の花咲く真っ白なお花畑、紅く色づきはじめた果樹園が、
ところどころ点在する、初秋の風景ひろがるこの頃です。

北の大地に植生する、シウリザクラのカフェテーブル&チェア
厳寒の森でゆっくり年輪を刻んだ、イチイのお箸など、
「木」と向き合う生業で深く関わっている、北海道の皆さまに、
こころよりお見舞い申し上げます…1日も早い復旧をお祈りしております。

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2018年9月5日

虹色に染まる時_2018秋

台風一過の朝空に描かれた、一瞬の光景!

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平成最後の秋のはじまり、台風一過の朝。
霧ヶ峰から美ヶ原を望む西の空に、虹が描かれました。

いつも風が強いから、風に強く育つのね~
台風にも負けず、晩夏の頃のまま、立ち続けるひまわりに、
やさしいお言葉をかけてくださったお客様。

2018晩夏  2018夏  2018春

雨あがりの朝は、西の空に、雨あがりの夕方は、東の空に。
虹の向こうに」というタイトルで綴る、今年4度目の一瞬の光景ですが、
次はぜひ、向こうの田園まで走って、虹のアーチを!とあたためています。

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