食彩に寄り添う

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私たちの「漆の器」は、食彩に寄り添うことをテーマに制作しています。
お椀を手に取り、自分のお箸を持つ、日本人が育んできた習慣ならでは、
お料理を盛った時に、ここちよく感じる、器づくりを心がけています。

そして、手のひらに馴染む、使いやすいプロポーションだけでなく、
食卓の色彩にやさしく寄り添い、どんなお料理もおいしく引き立てる、
現代の生活空間にとけこむ、おだやかな色合いが大切と考えています。

試行錯誤を繰り返し、ディテールにこだわったお椀 ▽(さんかく)は、
日本の山に自生する山桜の、美しい花を思わせる、なめらかな木肌と、
薄っすら透ける年輪を、表情として生かしながら、塗り上げています。

毎日の食卓で、何を食べるか?ではなく、どんなシーンでいただくか?
ありふれた食材を、素敵によそおう、1枚の写真から伝わりますように。
漆の器ひとつ、こころ豊かに、愛着を持って使い続けませんか?

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