2021年12月31日

時を経るほどに_2021師走

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青空と降りそそぐ太陽、星空のイルミネーションに彩られる、
『そらいろの丘』には華美な装飾はありませんが、
身の丈のちいさなお飾りと共に、年神様とお客様をお迎えします。

この風景にとけ込むよう、郷里の友に作ってもらいましたが、
今年は、米づくりから手がけた、愛情あふれる稲わらのしめ縄♡
思いがけず雪景色となった大晦日、入魂の手描きの看板も新たに。

昨春より、ひと組のお客様とふれあう、ご予約制の店舗となり、
木の話、森の話、これからのライフスタイルを語らう空間として、
時を経るほどに趣を深めながら、私たちらしく前進しております。

いつもご覧いただいている皆さま、どうもありがとうございます。
憂いなくご来訪いただき、再会できる日をこころの糧に、
来る年が健やかで朗らかな年となりますようお祈り申し上げます。

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2021年12月7日

黄昏色に染まる時_2021大雪

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七十二候では「閉塞成冬の頃(そらさむくふゆとなる)」の頃、
黄昏時から逢魔時へ、山ぎわのグラデーションが美しい季節となりました。

夕暮れ時に行きます~
「漆の器」のつかい手となってくださったお客様が久しぶりにご来店、
薪ストーブの炎を灯りに、「黄昏色に染まる時」をご一緒しました。

お名前に「樹」という字がつきますよね~
ひと組のお客様とひと時を重ねる、ご予約制の店舗ならでは、
お客様とのエピソードを記憶することも、大切なカスタマーサービス。

床は何の木ですか?北海道産のカバです!北米産はバーチといいます~
今年いちばん明るい話題を届けてくれた、大谷翔平選手がバットに使用している木。
昨季までアオダモを使っていたそうですが、今季からバーチに変えたそうです。

木材の特長を擬音語に例えるなら、
パッコ~~ンとしなりに優れるアオダモ材、バキーーッンと反発力が高いバーチ材、
輝かしい受賞には「適材適所」もあったようです。

山から伐り出された木を見極め、その特長を生かして数々の商品を生み出してきた、
私たちならではの「木の話」だね~と、笑みがこぼれ、話がはずみました。
これからも、木に触れ、木を知り、木に親しむ、オンリーワンの空間創りを。

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2021年12月1日

荒船丸ゆく_2021師走

Category: 荒船丸ゆく

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信州小諸は、浅間おろし吹き荒ぶ季節となりました。
今日の最低気温は菅平が日本でいちばん!とNHKの全国ニュースで報道された朝、
北に菅平高原を見上げるこの丘も、マイナス6℃を超える冷えこみとなりました。

青空と降りそそぐ太陽、星空のイルミネーションに彩られる『そらいろの丘』は、
華美な装飾はありませんが、時を経るほどに、風合いを深めてゆくものとともに。
窓辺の陽だまりに感謝しながら、行く年を振り返るこの頃です。

幸先のよい初日をご一緒にとの思いから、来る年の元日も朝6時オープン!
漆の器」のつかい手となってくださったお客様にご案内しておりますが、
2021年より毎年ひと組限定に、2022年はすでにご予約を承っております。

写真は師走初め、舳先の「経塚山」に朝陽が重なる“ダイヤモンド荒船丸”ですが、
シャッターチャンスはほんの一瞬、その瞬間はカメラを構えてスタンバイ!
7年目の初日の出を皆さまにお届けすることも、大切な仕事と思っております。

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2021年11月15日

店づくり_2021

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信州小諸は、窓辺の陽だまりがここちよい季節となりました。
何事も自粛の日々に腰を据えて、これまでの歩みを整理して、
ものがたり」再開に続き、ウェブサイトを更新しました。

ホームには、選りすぐりの風景と「漆の器」をスライドショーに、
店づくりには、大きな窓から望む、春夏秋冬をスライドショーに、
知っていただくから、親しんでいただくへ、さらに前進しました。

移りゆく風景はものがたり ~ この丘の軌跡に、記録に、記憶に

終の住まいならでは撮影できる、一瞬の“そらいろ”を追いかけて、
ご来訪&再訪を思い描いていただける、店づくりを心がけながら、
四季が織りなす『そらいろの丘』を綴ってゆきます。

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2021年10月13日

年輪を重ねる_2021寒露

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野山の草木が露を結び、初冠雪の便りも届く、寒露の頃。
東京のイタリアンレストラン、小諸市の地域おこし協力隊を経て、
北国街道小諸宿の古民家をリノベーションされた『BISTORO AOKUBI』へ。
重ね箱」を持参して、お料理をテイクアウトしました。

「小諸という土(テロワール)の豊かさ、楽しさを伝えたい」
というシェフの心と技を「重ね箱」へ、彩り美しく詰め合わせていただき、
秋色に染まる草木と、浅間山麓の湧水と、おうちでイタリアン!を演出しました。

コーヒー美味しいですね!どこで修行されたのですか?
小諸で暮らす 移住体験ツアー」に協力させていただいた折、
塗師が淹れたコーヒーに嬉しいお言葉を頂戴した、3年目の冬を思い出しながら…

プラスチック廃棄物があふれ、脱プラスチックが叫ばれる時代、
漆の器」持参で快くご対応いただき、ありがとうございます。
シンプルだから、四季を通して、隅がまるいから、あたたかな雰囲気に、
和食だけでなく、今風の洋食のシーンにも~1枚の写真にメッセージをこめて。

*来る年の門出に「重ね箱」を!と心あたためてくださっている皆さま、
こちらよりご予約を承っております~受注制作品につき、どうぞお早めに。

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2021年10月8日

そらいろ便り_2021

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10月8日は、漢数字の十と八で「木」という字から「木の日」
木のあたたかさやここちよさ、有効活用や可能性を見直す日です。
おかげ様でギャラリー&カフェ『そらいろの丘』は、店舗オープン7年目となりました。
そらいろ便り」をご覧いただき、こころを寄せていただき、ありがとうございます♡

これまでの歩みだけでなく、これからの歩みへという思いをこめて、
〇周年ではなく、〇年目としていますが、小諸へ移って10年目の節目の年でもあります。
移住を機に転職される方もいますが、私たちは前職時代の先に今があり、夫婦共創であり、
信州小諸御牧ヶ原の魅力を広く伝えることで、まちのお役に立つことを掲げております。

あの日のあの空、また見たいわ~
何事も自粛の日々、お客様の声にお応えできるよう、ホームページを更新することに。
この「そらいろ便り」の隣に「ものがたり」というポートフォリオページを再開して、
写真をクリックすると“あの日のあの空”が、1枚の写真にこめたメッセージとともに。

いずれ捨てられ、いつか廃れる、一過性のモノやコトがあふれる時代、
私たちの活動は、細く長く、太く深く、木のように根を張り、未来へ継承してゆくこと。
この丘ならではの「富士見平を望む」風景(春夏秋冬のベストショットをセレクト)など、
ぜひ訪れてみたい!と思っていただける「ものがたり」を、これからも紡いでゆきます。

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2021年9月28日

富士見平を望む_2021秋分

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自然の営みはつつがなく、今年も実りの季節を迎えました。
“原”を守り続ける皆さんのおかげで、ひとの営みが自然と調和して織りなす、
この美しい風景を望むことができる日々に、こころより感謝するこの頃です。

じぃ~っと待った甲斐あって、長野県佐久圏域の感染者数は0を推移し、
新型コロナウイルス感染警戒レベルは 「1」(平常時)に引き下げられ、
これからもマナーを守りながら、ゆるやかに経済再開する秋となりました。

終の住まいのワンフロアで営むギャラリー&カフェは、今後もご予約制にて、
私たちの「漆の器」のつかい手となってくださったお客様に、
おだやかな時を過ごしていただきたいという、店づくりのはじまりを大切に。

私たちが育った首都圏から、峠を越えてご来訪いただき、
私たちの活動から、信州小諸御牧ヶ原に親しんでいただき、
まちを潤すことでお役に立ちたいという、店づくりのコンセプトも大切に。

『そらいろの丘』は、10月8日「木の日」で7年目を迎えます。

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2021年8月31日

富士見平を望む_2021処暑

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七十二候では「天地始粛(てんちはじめてさむし)」の頃、
ひと雨過ぎて残暑が和らぎ、さわやかな風わたる、葉月の終わり。
ちいさな種から芽生えたひまわりは、頭を垂れて、種子を熟して、
この丘へ定植したミズナラは、今年も実を結びました。

夏休みに入り、行楽等の往来が増えたことに伴い、
長野県では全県に「医療非常事態」が宣言され「特別警報Ⅱ」が発出されています。
9月20日まで「命を守る1か月」として、感染拡大させない行動に努めております。

今日は営業していますか?息子が東京から来ているので~
(旅行や帰省は自粛ですよね、緊急事態宣言下の都道府県から??)
ご予約制にて営んでおりますので、ホームページをご覧くださいませ~
(庭仕事の手を止めて対応する塗師、車の窓越しにノーマスクのおばさん??)

ギャラリー&カフェ『そらいろの丘』は、店づくりのはじまりを大切に、
「漆の器」をこれからご購入いただく方、これまでご購入いただいた方とふれあい、
細く長く、太く深く、私たちの活動を応援してくださるお客様とつながってゆく場。
今回だけ、自分たちだけ、という一過性のご来店はお断りしております。

月日は移りゆき、8月31日で竣工から丸6年。
贈り物のたびに思い出していただき、いつかの再訪を楽しみにしてくださっている、
これまでの出逢いあっての今と、こころより感謝申し上げます。
身のまわりの風景に、ささやかな喜びを見つけながら、7年目の秋がはじまります。

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2021年8月20日

富士山を望む_2021葉月

Category: 富士山を望む

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今日は富士山見える?からはじまる『そらいろの丘』の1日。
雲の多い梅雨から盛夏は、その雄姿を仰ぐ日は稀ですが、
ほんのり秋めく朝、こころ待ちにしていた風景を望みました。

森づくりの活動地でもある「富士山を望む」風景は、
この空の向こうで、富士山を望んでいるかもしれない、
お客様や郷里の友を思い浮かべる、大切なこころの絆。

向かい風にも負けず、太陽の恵みを懸命に浴びるひまわりから、
昨日より今日、今日より明日、そんな声が聞こえてきました。
ついに富士山の頂も越えた勇姿は、この夏の大切な思い出に 🌻

睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神無月 霜月 師走

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2021年8月7日

富士見平を望む_2021立秋

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七十二候では「大雨時行」から「涼風至(すずかぜいたる)」へ。
今夏は雨が少なく干ばつ、来る日も来る日も水遣りに追われた、盛夏から晩夏へ。
涼風わたる田園、すじ雲が描いた空もよう、暦通りに秋が訪れました。

夏休みに入り、行楽等の往来が増えたことに伴い、
長野県佐久圏域には現在「新型コロナウイルス特別警報Ⅱ」が発出されています。
都道府県境をまたぐ旅行・帰省等は原則中止・延期を!という全国知事会の宣言を、
みんなで守ることが一刻も早い終息につながる、と私たちは考えています。

至るまで、じぃ~っと待つことも大事…
梅雨空の頃は日照不足ながらも、夏空にぐんぐん育ち「太陽の花」を咲かせた、
この丘のひまわりと、この丘から望む風景が、今すべきことを諭してくれました。

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