2015年7月24日

黄昏色に染まる時

夏雲とさざなみが紅に染まった、一瞬の光景!

夏雲とさざなみが紅に染まった、一瞬の光景!

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恵みの太陽が照りつける夏は、水辺の夕涼みがここちよい季節。
田畑に水を潤す、たくさんの池が点在する御牧ヶ原の中でも、
その名のように、水を蓄えた大きな池「みまき大池」は、
『そらいろの丘』の向かいで、四季折々の風景を織りなしています。

今日はどんな“そらいろ”に出会うだろう?
移りゆく夕空を追う“夕焼けハンター”は、この季節のお愉しみ。
とりわけ、もくもくと厚い雲が広がる夕暮れは、
得も言われぬ、一瞬の光景に出くわすことがあります。

黄昏時から、みるみる薄暗くなる逢魔時(おうまがとき)は、
妖怪など怪しいものに出会いそうな、という語源の時間帯。
もう終わりかなぁと、帰路に就こうとした瞬間、
忘れ得ない美しい残照が、夏雲とさざなみを、紅に染めて……

さざなみの涼風に、しばし暑さを忘れ、おだやかなひと時を。

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2015年6月6日

丘の上に立つ

梅雨空の向こうに、“そらいろ”を見つけて!

梅雨空の向こうに、“そらいろ”を見つけて!

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恵みの雨が続く季節。
御牧ヶ原をぐるりと走って、丘の上に立つ、一本の木に会いに行きました。
雨に洗われてとびきり澄みわたる空、明日への希望ふくらむ飛行機雲。

ここは小諸市境を少し越えた、日本一のクルミの産地、東御市(とうみし)。
栽培に適した気候で、明治・大正時代から育てられている木が点在しています。
田園風景の中にぽつんと立ち、その木陰は、ほっとひと休みする憩いの場所。

森の中で、自然淘汰され、生き残ってきた野生の木と違い、
畑の中で、ひとの営みと共に、大切に栽培されてきた木は、
堂々とした枝ぶりも、どこか優しげで、人懐っこさを感じます。

木と言っても、その生い立ちはさまざま。
たくさんの実を落とすために生まれ、年輪を重ねてきた胡桃(くるみ)の木は、
丘の上に立ち、ひとの暮らしを見守りながら、やがて樹命を迎えるのでしょう。

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2015年6月4日

黄昏色に染まる時_2015水無月

心にぽぅ~っと灯がともる、黄昏色の田園風景。

心にぽぅ~っと灯がともる、黄昏色の田園風景。

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はるか北アルプスが、黄昏色に染まる時。

恵みの雨が通り過ぎて、いちだんと清々しく、澄みわたる空。
田圃の向こうに北アルプスを望む、御牧ヶ原のビューポイントへ…
黄昏色の山の端を眺めていたら、心にぽぅ~っと灯がともりました。

東に県境の山、南に富士の頂と 八ヶ岳連峰
西に北アルプスの峰々、北に 浅間連山
360度のパノラマが広がる台地は、どちらを向いても空、空、空、、、

ドラマチックな“そらいろ”は、心にずぅ~っと灯をともします。

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2015年6月1日

にわのわ アート&クラフトフェア・チバ_2015

Category: 年輪を重ねる

江戸時代から佐倉城を見守ってきた木々の間に、ここちよい風とゆるやかな時が流れて

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どんより曇り空の天気予報も、てるてる坊主の願いかなって、
青空に恵まれた5月30日・31日『にわのわ』が開催されました。

「にわのわはじまるよー」と愛らしいこどもの声を合図に、
さまざまなジャンルの出展者がテントに並べた、もの、もの、もの、、、
千葉県内をはじめ首都圏からお越しいただいた、ひと、ひと、ひと、、、
緑あふれる佐倉城址公園に、大きな「わ」がひろがりました。

ウェブサイトをご覧になって来られたり、1年越しでお求めくださったり、
いつも丁寧な文字のはがきに感激しています~とお声がけいただいたり、
(そんなお言葉をいただいたこちらの方が感激いたしました♡)
つかい手となってくださったお客様とふれあう、大切な2日間となりました。

ワクワクとご来場くださった皆さま、キビキビと運営してくださった皆さま、
今年も『にわのわ』を共創することができました~ありがとうございました!
クローズ前の夕方、見上げた空には、白い雲が「わ」になって…
私たちの活動から、もの・ひと・まちがつながる、そんな旅となりました。

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2015年4月30日

空高く棟上げて

Category: 年輪を重ねる

3月末の基礎工事着手~5月初の屋根掛け完了まで、周りの風景も少しずつ春色に!

3月末の基礎工事着手~5月初の屋根掛け完了まで、周りの風景も少しずつ春色に!

棟木(むなぎ)の納まりを見届ける、棟梁。

棟木(むなぎ)の納まりを見届ける、棟梁。

伝統工法により木組みされた、“いの一番”。

伝統工法により木組みされた、“いの一番”。

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空高く、棟上げて。
4月27日(大安)、はれやかな青空に恵まれ、
『そらいろの丘』の上棟式が行われました。

ピーンと伸びたクレーンの先に、柱や梁などの構造材が吊り上げられ、
コーンコーンとここち良く、丘の上に響きわたる掛矢(かけや)の音。
いの一番” を鬼門に、「ろの五番がないぞぉ~」など声をかけ合いながら、
大工さんの手で、一本一本、伝統工法により組み上げられてゆきました。

伝統技術を受け継ぎながら、その腕を振るう木造建築が少なくなった時代、
「今回は仕事場へ行くのが楽しみ」と言ってくださった棟梁の笑顔と、
ここに至るまでのたくさんの出会いに、こころより感謝する日となりました。

そして、北村建築設計事務所と3年をかけて計画してきた建物が、
この御牧ヶ原の風景にすっかりとけ込んでいる様子を見上げながら、
私たちもまた、この丘の風景にとけ込みたいと、こころに刻みました。

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2015年4月20日

恵みの雨

空へ向かって、輪を描くように、大きな葉っぱひろげる朴の幼木

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信州小諸は花曇りの日々、雨、雨、雨、、、のこの頃ですが、
“恵みの雨” に、木々の枝先が、芽吹きの瞬間を待っているように見えます。

手のひらを太陽に、ならぬ、葉のひらを太陽に。
一昨年、山奥で出会ったこの朴(ほお)の葉には、そんなタイトルをつけました。

ドングリなどと比べて、さほど大きくない種子から、朴の木が芽生え、
みるみる幹を伸ばし、ぱぁ~っと大きな葉を広げる様子は、生命力そのもの!

太陽に透かした葉っぱの葉脈には、血潮ならぬ “恵みの雨” が流れています。
木も人も、みんなみんな、青空に若葉ゆれる季節を、こころ待ちにしています。

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2015年3月14日

北陸新幹線開通

Category: 浅間山を望む

春霞の浅間山&千曲川を見渡す、中山道 塩名田宿にて

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3月14日、北陸新幹線が開通しました。

浅間南麓を颯爽と走りぬける勇姿を撮影しようと、
お隣佐久市、旧街道の面影残る塩名田宿(しおなだしゅく)へ、
中山道六十九次のうち、江戸から数えて二十三番目、千曲川に橋のかかる宿場。

あいにくの春霞で、からっと晴れた“そらいろ”にはなりませんでしたが、
背景に浅間山、眼下に千曲川を見わたす、絶好のロケーションの中、
ビュワ~ンと、一瞬にして、記念すべき始発列車が走り過ぎて行きました。

東京⇔金沢が2時間半の最速列車は、速さ&未来をイメージさせる「かがやき」
みるみる移りゆく車窓を眺めながら、日本海まで旅しませんか?
そして、ここ東信濃にも、ふらり&ゆるりと降り立ちませんか?

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2015年1月7日

空はキャンバス

Category: 空をわたる

ぴゅーっと北風が描いたすじ雲に、思いっきり深呼吸!

ぴゅーっと北風が描いたすじ雲に、思いっきり深呼吸!

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空はキャンバス、北風が描いたすじ雲。

晴天率の高いまち 信州小諸は、新春もはれやかでおだやかな日が続いています。
マイナス10℃くらいまでキーンと冷えた朝は、窓を開けて思いっきり深呼吸!
ぴゅーっと北風が描いたすじ雲に、すぅーっと清らかな気持ちがみなぎりました。

ゆるやかな山並みに、今日はどんな光景が移りゆくのだろう?
澄みわたる大空に、今日はどんな風景が描かれるのだろう?
太陽の恵みがさし込む窓辺で、その一瞬をわくわくと、こころ待ちにする季節。

空はこころを映すキャンバス、こころ留める瞬間を大切に。

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2014年11月30日

希望という名の木

信州鬼無里の原生林で出会った、“Queen of the Forest”と呼ばれるぶなの木

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昨春、信州鬼無里の原生林で出会った、樹齢約400年のぶなの木は、
その清楚で美しい樹形と、成熟した豊かな森に育つことから、
ヨーロッパでは “Queen of the Forest” と呼ばれています。

見上げると、優しく包みこまれ、自然への畏敬の念を抱く…
この写真に、同窓生が、希望という名をつけてくれました。
そして今秋、同窓生と、母校の校庭に記念植樹をしました。

枯渇資源からつくられたモノであふれる、慌しい現代生活の中で、
ふと思い出し、ときどき会いに行く、元気と希望がみなぎる木。
一本の木が、こころの糧となり、ふれあいの場となることを願って。

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2014年7月8日

山桜のお椀

Category: お椀

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奈良時代は、花と言えば、遣唐使が持ち帰った「梅」を指していましたが、
平安時代に、国風文化が育まれ、「桜」は花の代名詞に、春の風物詩となりました。
江戸末期に、染井村の造園師や植木職人の品種改良により「ソメイヨシノ」が生まれ、
花を観賞する木として全国に広がり、今や桜の代名詞となっています。

木材として活用されてきた桜は、その原種、日本の山に自生する「ヤマザクラ」です。
あたたかな色合い&なめらかな木肌は、さまざまな用途に生かされてきました。
その優しい手ざわりに、可憐な花を思い浮かべ、親しみを感じていただきたい…
そんな思いをこめて、私たちの「お椀」は山桜の木塊(もっかい)から創りあげました。

原木(げんぼく)調達にはじまり、製材~荒木取り~荒挽きまで生材(なまざい)で、
ひとの体と同様に水分を含む、木材の体積を減らしてから、十分な乾燥工程を経て、
中挽き~仕上げ挽き~木地(きじ)となり、その後、研磨~漆塗りの工程を繰り返し、
およそ1年の時間と手間をかけて、山桜の「お椀」が完成します。

木は動きたいだけ動き、割れるものは割れ、狂うものは狂いを出し切り、
ちいさな種から芽生えた命は、ひとの暮らしを彩るものへとかたちを変えます。
使いこむほどに風合いを深め、傍らで長く生き続ける「漆の器」もそのひとつ。
手のひらに馴染む食彩に寄り添う「お椀」に 愛着を持って、年輪を重ねませんか?

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