2017年4月18日
今年のテーマカラーは、アンリ・マティスのブルー、マッチする切手に一筆を添えて
こんな紺碧の空ひろがる、にわのわ日和となりますように!
にわのわ アート&クラフトフェア・チバ 2017』へ出向きます。
久留里の森づくりのご縁から、2014・2015 に続く3回目の出展です。
定番のお椀は、お箸・お膳と、こ椀・お椀・おお椀 の3サイズを並べて、
毎回人気の「ななつ入れ子」「おべんとう箱」は、終売間近につき全数を持参、
また、木曽檜の曲げわっぱシリーズに代わる、新作もお披露目する予定です。
さまざまなジャンルの出展者がテントに並べる、もの、もの、もの、、、
千葉県内をはじめ、首都圏からお越しいただく、ひと、ひと、ひと、、、
皆さまとのふれあいを楽しみに、ご来場をこころよりお待ちしております!
2017年4月10日
野山に生きる樹木の清楚な美しさ、やがて白い絹毛となり、風と共に旅立つ
ひと雨降るごとに、春の息吹を感じる頃。
昨春も真っ先に、芽吹きの季節を告げた、あのバッコヤナギが、
今年も真っ先に、ひときわ目を引く、黄色い花を咲かせました。
三分咲きかな?と思っている間に、また雨、吹き荒れる浅間おろし…
いつしか花は白い絹毛に、木立の中でひときわ映える、若葉を広げていました。
同じく春を告げる樹木、ダンコウバイやコブシも、ちらほら咲きはじめました。
この丘から車で10分ほど、およそ150メートル下った小諸の町並みでは、
ようやく桜咲く季節を迎え、「小諸城址 懐古園」もにぎわっているようです。
愛でるために育てられた園芸種に遅れて、野生種の樹木も、芽吹きの季節へ!
2017年4月1日
ふぅ~っと煙たなびく浅間山、山笑う季節は、もうすぐそこに
うぐいすの初鳴きに振りかえると、白雪をまとった、浅間山も深呼吸。
弥生の終わり、標高800メートルの丘には、淡雪やぼたん雪が舞い、
山頂はふたたび白く際立ち、山眠るから山笑うへ、移りゆく季節を伝えていました。
卯月のはじめ、卯の花が咲く月とも、卯月に咲くから卯の花とも言われますが、
各地から届く花だよりに、気後れしながら、芽吹きの季節を待ちわびるこの頃。
『そらいろの丘』に、若草色の風景が広がる季節は、もうすぐそこに…
『にわのわ アート&クラフトフェア・チバ 2017』の出展者が公開されました。
NPO法人ドングリの会の活動地、久留里の森づくりのご縁から、今年もまた出向きます。
6月3日(土)・4日(日)、緑あふれる佐倉城址公園で、出会い&再会を楽しみにしています!
2017年3月15日
土の色もあたたかに、躍動の季節を告げる、春めく丘にて
朝いちばんのキジの雄叫び、冬眠から目覚めたカエルの声、
獲物を狙って羽ばたくトンビ、田圃を耕すトラクターの音。
啓蟄を過ぎて、早春の躍動が響きわたる頃となりました。
昨日3月19日は、語呂合わせから「ミュージックの日」、
今日3月20日は、1951年のこの日に発売されたことにちなんで、
「LPレコードの日」という、ゆるりと音楽鑑賞にぴったりな日和。
本日は、第2回『こころに響く リアルサウンドコンサート』にて、
13:00~14:30 と 15:30~17:00 の店舗営業となります。
春めく丘で、こころに響く、ゆるやかな午後のひと時を♪
2017年3月9日
紅掛空色に染まる山ぎわ、雲かかる八ヶ岳、富士の白い頂
澄みわたる冬空から、霞がかる春空へ、移りゆく頃。
春の光さす朝に、早春の息吹を感じる日もあれば、
浅間おろしが吹き荒れ、なごり雪舞う日もあり、
ゆるやかに春めく、花見月・夢見月・染色月(しめいろつき)の弥生。
今日3月9日は、39(Thank you)の語呂合わせから「感謝の日」。
この「そらいろ便り」をご覧いただいている皆さまへ、
ありがとう!のこころを、今朝の“そらいろ”にのせて…
ぽぅ~っと薄紅色の想いが、そぅ~っと伝わりましたら幸いです。
睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神無月 霜月 師走
2017年3月1日
梅見月(うめみづき)・木芽月(このめづき)・早緑月(さみどりづき)など、
如月の異称に、春を待ち遠しく思っている間に、
一月(いちげつ)往ぬる・二月(にげつ)逃げる・三月(さんげつ)去るのごとく、
花見月・夢見月の弥生となりました。
あの「狐の嫁入り」は、正夢だったのかも~と思わせる、
この丘に棲むノギツネとの出会いは、冬の思い出のひとつとなりました。
仲睦まじく寄り添う、2匹のノギツネに胸をときめかせ、
かろやかに走りゆく、野生の姿を窓越しに見守りました。
ノウサギのウサピー、タヌキのポコリン、“原キツネ”のツネピー♡
人間本位な愛称を付けて、次はカメラ目線を~と思いながらも、
境界線を守り、この丘で共に生きてゆきたいと、こころに刻みました。
早朝にはキジの雄叫びも響く、早春の息吹感じる『そらいろの丘』より。
2017年2月25日
コツコツと整備している桑畑から、空を見あげる、冬の夕暮れ
冬の終わり、こころに刻んだ“そらいろ”。
『小諸で暮らす 移住体験ツアー』の日の夕暮れ、
凛とした冬空に、流れゆく雲が、残照に輝き、
この季節の御牧ヶ原らしい、サンセットとなりました。
先日ご来店くださったお客様から、ある冬の日、
お仕事を早引けされて、千曲ビューラインを通りぬけた折、
この世のものとは思えない、美しい“そらいろ”に感動した♡
という話を伺いました。
その冬の日は、どんな“そらいろ”だったのだろう?
想いをめぐらせながら、季節を遡ってみました。
澄みわたる冬空から、霞がかる春空へ、移りゆく頃。
空に向かって、枝を伸ばす、生命力あふれる桑畑にて。
2017年2月22日
日本一の産地 南信州飯田から取り寄せた水引を、ひとつひとつ、塗師自ら結ぶ、“そらいろスタイル”の贈り物。
御礼のこころを結ぶ、赤いお箱&白い水引。
両端を引っ張ると、さらに強く結ばれる、縁起物の鮑を象った「あわび結び」は、
末永くお付き合いしたいという意味を持ち、大切に想うこころを伝える結び方です。
この春、人生の節目を迎えられるお客様より、
門出の日の記念品として、山桜の「お猪口 墨・緋」ペアをお選びいただき、
なごり雪舞う信州小諸から、梅の花咲くまちへ、お届けする仕事を承りました。
お受け取りになられた方が、手にされるたび、
贈り主のお言葉や笑顔が、いつまでも思い出され、傍らで生き続けますように。
森で刻まれた年輪に、これまでの、これからの、歩みを重ねていただけますように。
ものがひとの絆を深め、ひとがことの糸を紡ぐ…
日本文化に受け継がれる「和のこころ」が、お役に立てたことを、嬉しく思いました。
ご依頼主とのご縁を振りかえり、またひとつ、大切な思い出を、こころに結びました。
2017年2月18日
上:厳寒の季節も、降りそそぐ太陽と薪ストーブに、ホッとする窓ぎわ
中:玉切りを薪割りした瞬間、みずみずしい木肌は、木が生きている証
下:太さも曲りもいろいろな森の恵みを、手間をかけて、薪として活用
養蚕の時代が終わり、荒地となっていた桑畑を、
地主さんのご厚意で、コツコツと整備しています。
不法投棄されたゴミが散在する、鬱蒼とした藪が、風抜ける木立へ。
枯れ木や枝は、割って、積んで、十分に乾燥させて、薪ストーブへ。
森の恵みを使ってものづくり、次世代の木を育てる森づくり、
日本人が受け継いできた、循環する自然の営みを、広く伝えてゆきたい、
この空間で過ごす、ここちよいひと時を、こころに留めていただきたい、
『そらいろの丘』という店づくりは、そんな想いからはじまりました。
小諸市商工観光課主催の『小諸で暮らす 移住体験ツアー』に、
「薪ストーブのある家」として協力させていただくこととなりました。
はれやかな空、のびやかな風景、そして、あたたかな薪ストーブが、
まちの魅力のひとつとして、こころに刻まれましたら何よりです。
2017年2月3日
息抜きしながらしなやかに、澄みわたる空にくっきりと、定点観測の軌跡より
睦月も過ぎ、乾雪から湿雪へ、雪質にも移ろいを感じる頃。
衣を更に重ねて着る、「衣更着」(きさらぎ)に由来するという、
如月は、重ね着をしながら、種蒔きの準備をする季節です。
山眠る季節の浅間山は、雪雲に覆われる日もありますが、
ひとたび晴れると、山裾のまちに美しい姿を呈して、
その噴煙は、大地の躍動と地球の鼓動を、物語っています。
この丘から仰ぐ浅間山は、剣ヶ峰(けんがみね)・牙山(ぎっぱやま)と重なり、
剣や牙という字のごとく、頂へ続く道のりの険しさを、諭しているかのように。
頂は遠くとも、山笑う、山滴る、山粧う、一瞬の表情は移りゆく季節を伝えて。