2017年5月25日

いつかの夕暮れ

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ふと思い出す、いつかの夕暮れ。
ドラマチックな夕空が、楽しみな季節となりました。

田圃に水が潤い、得も言われぬグラデーションを映した、あの日
池畔の夕涼み、夏雲とさざなみが美しい残照に染まった、あの日
燃えるような黄昏色が移りゆき、漆黒の闇へとけこんだ、あの日
忘れ得ない“そらいろ”は、一緒に見た仲間との、大切な思い出に。

どの写真も、ほんの一瞬の光景ですが、
その感動は、ほんの1枚の写真ながら、今もよみがえってきます。

春待つ窓辺で、和やかなひと時を過ごされた、とあるお客様が、
空の彼方へ旅立たれたという、悲しいお報せが届きました。
いつかの“そらいろ”が、とあるご家族の絆を深め、大切な「あの日」に…
この丘が、そんなお役に立てることもあるのだと、こころに刻みました。

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2017年5月5日

空をわたる_2017立夏

Category: 空をわたる

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あの山の向こうに、この空の彼方へ。
5月3・4・5日の3日間、GWの風物詩『佐久バルーンフェスティバル』の熱気球が、
霞がかる朝空へ、県境の山並みを背景に、どこまでも飛んで行きました。
晴天に恵まれた連休中、ご来訪いただいた皆さま、どうもありがとうございました。

ここの珈琲おいしいですね~
富士山も見えるなんて感激~
木のぬくもりはいいですね~
さりげないお言葉が、明日への力となりましたこと、こころより御礼申し上げます。

まだまだ遅霜の心配をしていた4月末から、日に日に暖かくなり、
山桜が咲き、木々の枝先が芽吹き、若葉ゆれる季節となりました。
立夏を過ぎて、向こうの田圃に水が潤い、カエルの合唱もにぎやかに。
どこまでも続く、のどかな田園風景へ、再訪いただく日を楽しみにしております。

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2017年4月18日

にわのわ アート&クラフトフェア・チバ_2017

Category: 年輪を重ねる

今年のテーマカラーは、アンリ・マティスのブルー、マッチする切手に一筆を添えて
こんな紺碧の空ひろがる、にわのわ日和となりますように!

hr1にわのわ アート&クラフトフェア・チバ 2017』へ出向きます。
久留里の森づくりのご縁から、20142015 に続く3回目の出展です。

定番のお椀は、お箸・お膳と、こ椀・お椀・おお椀 の3サイズを並べて、
毎回人気の「ななつ入れ子」「おべんとう箱」は、終売間近につき全数を持参、
また、木曽檜の曲げわっぱシリーズに代わる、新作もお披露目する予定です。

さまざまなジャンルの出展者がテントに並べる、もの、もの、もの、、、
千葉県内をはじめ、首都圏からお越しいただく、ひと、ひと、ひと、、、
皆さまとのふれあいを楽しみに、ご来場をこころよりお待ちしております!

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2017年4月10日

ちいさな種から_2017春

野山に生きる樹木の清楚な美しさ、やがて白い絹毛となり、風と共に旅立つ

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ひと雨降るごとに、春の息吹を感じる頃。
昨春も真っ先に、芽吹きの季節を告げた、あのバッコヤナギが、
今年も真っ先に、ひときわ目を引く、黄色い花を咲かせました。

三分咲きかな?と思っている間に、また雨、吹き荒れる浅間おろし…
いつしか花は白い絹毛に、木立の中でひときわ映える、若葉を広げていました。
同じく春を告げる樹木、ダンコウバイやコブシも、ちらほら咲きはじめました。

この丘から車で10分ほど、およそ150メートル下った小諸の町並みでは、
ようやく桜咲く季節を迎え、「小諸城址 懐古園」もにぎわっているようです。
愛でるために育てられた園芸種に遅れて、野生種の樹木も、芽吹きの季節へ!

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2017年4月1日

浅間山を望む_2017弥生

Category: 浅間山を望む

ふぅ~っと煙たなびく浅間山、山笑う季節は、もうすぐそこに

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うぐいすの初鳴きに振りかえると、白雪をまとった、浅間山も深呼吸。
弥生の終わり、標高800メートルの丘には、淡雪やぼたん雪が舞い、
山頂はふたたび白く際立ち、山眠るから山笑うへ、移りゆく季節を伝えていました。

卯月のはじめ、卯の花が咲く月とも、卯月に咲くから卯の花とも言われますが、
各地から届く花だよりに、気後れしながら、芽吹きの季節を待ちわびるこの頃。
『そらいろの丘』に、若草色の風景が広がる季節は、もうすぐそこに…

にわのわ アート&クラフトフェア・チバ 2017』の出展者が公開されました。
NPO法人ドングリの会の活動地、久留里の森づくりのご縁から、今年もまた出向きます。
6月3日(土)・4日(日)、緑あふれる佐倉城址公園で、出会い&再会を楽しみにしています!

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2017年3月15日

啓蟄の頃_2017

土の色もあたたかに、躍動の季節を告げる、春めく丘にて

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朝いちばんのキジの雄叫び、冬眠から目覚めたカエルの声、
獲物を狙って羽ばたくトンビ、田圃を耕すトラクターの音。
啓蟄を過ぎて、早春の躍動が響きわたる頃となりました。

昨日3月19日は、語呂合わせから「ミュージックの日」、
今日3月20日は、1951年のこの日に発売されたことにちなんで、
「LPレコードの日」という、ゆるりと音楽鑑賞にぴったりな日和。

本日は、第2回『こころに響く リアルサウンドコンサート』にて、
13:00~14:30 と 15:30~17:00 の店舗営業となります。
春めく丘で、こころに響く、ゆるやかな午後のひと時を♪

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2017年3月9日

富士山を望む_2017弥生

Category: 富士山を望む

紅掛空色に染まる山ぎわ、雲かかる八ヶ岳、富士の白い頂

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澄みわたる冬空から、霞がかる春空へ、移りゆく頃。
春の光さす朝に、早春の息吹を感じる日もあれば、
浅間おろしが吹き荒れ、なごり雪舞う日もあり、
ゆるやかに春めく、花見月・夢見月・染色月(しめいろつき)の弥生。

今日3月9日は、39(Thank you)の語呂合わせから「感謝の日」。
この「そらいろ便り」をご覧いただいている皆さまへ、
ありがとう!のこころを、今朝の“そらいろ”にのせて…
ぽぅ~っと薄紅色の想いが、そぅ~っと伝わりましたら幸いです。

睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神無月 霜月 師走

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2017年3月1日

獣道の向こうに_2017弥生

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梅見月(うめみづき)・木芽月(このめづき)・早緑月(さみどりづき)など、
如月の異称に、春を待ち遠しく思っている間に、
一月(いちげつ)往ぬる・二月(にげつ)逃げる・三月(さんげつ)去るのごとく、
花見月・夢見月の弥生となりました。

あの「狐の嫁入り」は、正夢だったのかも~と思わせる、
この丘に棲むノギツネとの出会いは、冬の思い出のひとつとなりました。
仲睦まじく寄り添う、2匹のノギツネに胸をときめかせ、
かろやかに走りゆく、野生の姿を窓越しに見守りました。

ノウサギのウサピー、タヌキのポコリン、“原キツネ”のツネピー♡
人間本位な愛称を付けて、次はカメラ目線を~と思いながらも、
境界線を守り、この丘で共に生きてゆきたいと、こころに刻みました。
早朝にはキジの雄叫びも響く、早春の息吹感じる『そらいろの丘』より。

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2017年2月25日

黄昏色に染まる時_2017啓蟄

コツコツと整備している桑畑から、空を見あげる、冬の夕暮れ

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冬の終わり、こころに刻んだ“そらいろ”。
『小諸で暮らす 移住体験ツアー』の日の夕暮れ、
凛とした冬空に、流れゆく雲が、残照に輝き、
この季節の御牧ヶ原らしい、サンセットとなりました。

先日ご来店くださったお客様から、ある冬の日、
お仕事を早引けされて、千曲ビューラインを通りぬけた折、
この世のものとは思えない、美しい“そらいろ”に感動した♡
という話を伺いました。

その冬の日は、どんな“そらいろ”だったのだろう?
想いをめぐらせながら、季節を遡ってみました。
澄みわたる冬空から、霞がかる春空へ、移りゆく頃。
空に向かって、枝を伸ばす、生命力あふれる桑畑にて

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2017年2月22日

こころを結ぶ_2017春

Category: 贈り物

日本一の産地 南信州飯田から取り寄せた水引を、ひとつひとつ、塗師自ら結ぶ、“そらいろスタイル”の贈り物。

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御礼のこころを結ぶ、赤いお箱&白い水引。
両端を引っ張ると、さらに強く結ばれる、縁起物の鮑を象った「あわび結び」は、
末永くお付き合いしたいという意味を持ち、大切に想うこころを伝える結び方です。

この春、人生の節目を迎えられるお客様より、
門出の日の記念品として、山桜の「お猪口 墨・緋」ペアをお選びいただき、
なごり雪舞う信州小諸から、梅の花咲くまちへ、お届けする仕事を承りました。

お受け取りになられた方が、手にされるたび、
贈り主のお言葉や笑顔が、いつまでも思い出され、傍らで生き続けますように。
森で刻まれた年輪に、これまでの、これからの、歩みを重ねていただけますように。

ものがひとの絆を深め、ひとがことの糸を紡ぐ…
日本文化に受け継がれる「和のこころ」が、お役に立てたことを、嬉しく思いました。
ご依頼主とのご縁を振りかえり、またひとつ、大切な思い出を、こころに結びました。

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