2017年10月10日
この丘に、その時に、あの空に、音楽は時空を超えて
秋麗となった「体育の日」、SPEC社の代表取締役 石見 周三氏にご協力いただき、
店舗オープン2周年を記念する『こころに響く リアルサウンドコンサート』を催しました。
ご来店いただき、盛りあげてくださった皆さま、どうもありがとうございました!
梁にアカマツ・床にカバ・家具にサクラ&イタヤカエデ、音響にすぐれる樹種を配した空間へ、
テクノロジーを超えて、楽器のように生き生きとした音楽の躍動感を伝える、
究極のアンプ「RSA-F11」に「Kiso Acoustic スピーカーシステム HB-1」を設置しました。
“音楽は時空を超える”をテーマに、クラシックからポップスまで、
『ホテル・カリフォルニア』のライブ盤、『少年時代』や『卒業写真』を口ずさみ、
『北の国から』の主題歌には、北海道を思わせる、窓の向こうの風景が重なって…
島崎 藤村作詞の『椰子の実』も、この丘に、その時に、あの空に、美しく共鳴しました。
プログラムが終わり、リクエストをお楽しみいただいている頃、西の山ぎわが紅く染まり、
『そらいろの丘』ならではのサンセットが、こころに響く、エンディングとなりました♪
2017年10月8日
こころに響く、秋の空、秋の雲
10月8日は、漢数字の十と八で「木」という字から「木の日」
木のあたたかさやここちよさ、有効活用や可能性を見直す日です。
一昨年のこの日、店舗案内ページを公開、おかげ様で、店舗オープン2周年を迎えました。
これまで2年間、こころを寄せていただき、どうもありがとうございます!
外壁や窓枠は、経るほどに風合いを深め、テーブル&チェアは、触れるたび手に馴染み、
日本に育つ木で囲まれた空間には、こころやすらぐ、ゆるやかな時が流れていることを、
知っていただき、親しんでいただく、2年の歩みでもありました。
ものづくりは「漆の器」だけでなく、『手づくりおさじプログラム』などを共創し、
森づくりは、千葉県(久留里)・静岡県(富士山麓)・山梨県(山中湖畔)・栃木県・群馬県など、
毎月あちこちの山へ出向き、未来の森を育てています。
店づくりは、その傍らで、ふたり在宅の日を「店舗営業日」としてオープン。
私たちの生業は「木」と向き合うこと、『そらいろの丘』は喫茶店や飲食店ではなく、
「漆の器」を展示販売するギャラリー、ご来訪いただいたお客様をおもてなしするカフェ、
“ものと出会う まちの風景”をキャッチフレーズに営んでおります。
今月から「店舗営業日カレンダー」は土日祝のみ公開し、平日はご予約制としました。
店舗営業日以外のご来店を希望される時は、メールまたはお電話にてご予約を承ります。
これからも、私たちらしい店づくりを心がけ、ものがたりを紡いでゆきます。
2017年9月30日
江戸時代から受け継がれる掛川家に『そらいろの丘』の看板を掲げて
かつての小諸宿を思わせる「漆の器」と、御牧ヶ原の風景写真を展示した、私たちならではの空間づくり
信州小諸らしい、青空に恵まれた5日間。
江戸時代から受け継がれる重要文化財や旧家が所々に保存され、
現代の営みと融合しながら、古き良き町並みを今に伝えるまちに、
にぎわい甦る『信州小諸・城下町フェスタ』が開催されました。
「木」と向き合うことを、長年の生業としてきた私たちは、
匠の技で築かれた木造建築、魅力ある町並みを大切に、後世へ受け継いでゆくという、
イベントの背景に賛同し、一役を担うことができればと、第2回から出展しています。
そこで暮らす人々の、美意識が創りあげる、町並みは足並み。
奇をてらう展示ではなく、かつての小諸宿を思わせながら、本町の今にとけ込むよう、
町家がギャラリーにもなり得る可能性を伝える、私たちらしい展示に努めました。
老舗商家の中庭で、フジバカマに飛来したアサギマダラを、そぅっと見守った日。
素敵な展示になりましたね~お借りした町家のご家族と、はずむ会話、かわす笑み。
旅人をあたたかく迎える、町人とのふれあいが息づくまちに、
そこで暮らす人々の美意識が生き続ける、町並みの景観が継承されることを願って。
2017年9月25日
大地を受け継ぐ営みと、自然が調和して織りなす、美しき日本の原風景
黄金色に輝く、実りの季節。
ひとの営みが自然と調和して織りなす風景は、豊穣の時を迎えています。
厚い雲に覆われた「野分立つ」朝、
霧や雲があると、木々や生物の息遣いが身近に感じられますね~
この丘の風景に魅せられたお客様から、素敵なお言葉が寄せられて。
雲が流れゆき「野分晴れ」となった朝、
御牧ヶ原には、季語や古語がぴったりですね~
この丘の風景に魅せられたお客様との、さりげない会話がはずんで。
実るほど、頭を垂れる稲穂。
美しい田園風景を望むことができる日々に、こころより感謝する季節です。
2017年9月10日
上:青空に映える、清楚で可憐な蕎麦の花。
下:雲に覆われることの多い季節、蕎麦畑からあおぐ、つかの間の雄姿。
蕎麦の花咲く、実りの季節。
8月31日で竣工から丸2年、この丘へ移り、3回目の秋を迎えています。
一昨年も昨年も、晴天率の高い小諸らしからぬ、秋雨が続きましたが、
今年は、大暑の頃の長雨が明けてから、さわやかに過ぎゆくこの頃です。
スカッと秋空の下、風にゆれながら、ひょろひょろと首を伸ばす、
蕎麦畑から見上げる青空に、こころもからだもスキッと。
蕎麦畑からあおぐ浅間山は、実りの季節を見守るように。
『そらいろの丘』のキャッチコピーは、“ものと出会う まちの風景”。
にわのわや伊勢丹新宿店でお会いした、お客様との再会も、実を結ぶこの頃、
「漆の器」を手にするたび、このまちへ、想いを馳せていただけますように。
2017年9月10日
白い花咲く蕎麦畑より、秋色の空を見あげて
天高く馬肥ゆる、実りの季節。
今秋もまた、近くの蕎麦畑が、真っ白なお花畑となりました。
スカッと秋空の下、昔、都へ献上した駿馬が肥ゆる、御牧に想いを馳せて。
お花畑に誘われて、小高い丘の上から、見あげる秋色の空。
清楚で可憐な花が、いち面に咲きほこる蕎麦畑は、信州の秋の風物詩。
向こうの田園も、日に日に黄金色へ、実るほどに頭を垂れはじめています。
ひとの営みが自然と調和して織りなす風景は、はれやかに、ゆるやかに。
2017年8月31日
ほんの数分の間に、絶妙な色合いへ染まりゆく“そらいろ”、繊月も風情を醸して。
ふと見上げる空も、運ばれる風も、さわやかに感じるこの頃。
とある晩夏の夕方、『そらいろの丘』は、美しい夕焼けに包まれました。
みるみる染まりゆく“そらいろ”は、夏の終わりを告げるかのように。
葉月の異称「紅染月」は、陰暦で「木々が紅葉する月」の意ですが、
この日の夕焼けは、紅染月(こうぞめづき)の夕暮れと、こころに刻みました。
月日もまた、刻々と移りゆき、8月31日で竣工から丸2年に。
モノやコトが、あっちにもこっちにも、陳腐にあふれる時代、
この丘での出会いに、めぐり逢いに、こころより感謝申し上げます。
これからも、変わらぬ信念で、止まらず+少しずつ = 歩!!
2017年8月15日
やんわりと雲かかる山並みに、奥ゆかしさを感じる晩夏の朝。
やんわりと、雲につつまれる山並み。
八ヶ岳も浅間山も、雲に覆われることの多い季節も、
やがて岩の如く夏雲は、砂の如く秋雲に、秋めく丘へ。
雨を待ちわびた梅雨、大暑の頃の長雨、立秋過ぎての猛暑。
いつもの夏らしくない風景も、日々刻々と移りゆき、
やがて黄金色に輝く、田園をわたる風は、さわやかに。
この丘の上、よく見つけたね~
違う季節に、また訪れたいわ~
この夏の出会いに、再会に、こころより感謝する毎日です。
2017年8月8日
ふと見上げる空も、運ばれる風も、ほんのり秋めく頃、
台風一過の夕方『そらいろの丘』は、美しい夕焼けに包まれました。
「夕焼け」は、俳句歳時記では夏の季語であるように、
ぎらぎら照りつける太陽と、もくもく湧きあがる夏雲が描く、
真夏から晩夏の夕暮れは、ダイナミック&ドラマチックに描かれます。
葉月は、穂張月(ほはりづき)、雁来月(かりくづき)、秋風月とも言われ、
美しい響きの和語に、移りゆく季節を、愛でるこころが感じられますが、
この日の夕空は、染色月(そめいろづき)の夕暮れと、こころに刻みました。
2017年7月26日
「大暑」の頃とはいえ、小諸らしからぬ、雨雲ひろがる夏。
ひと雨過ぎると、ここちよい虫の音に、移りゆく季節を感じるこの頃です。
ちいさな種から育ててきたひまわりは、また一輪、もう一輪と、
夕立にも負けず、夏風にも負けず、鮮やかな黄金色の花を咲かせています。
青空をこころ待ちにしながら、はじめの一輪、つづけて一輪と、
花盛り過ぎると、うなだれる勇姿にも、季節の移ろいを感じるこの頃です。
のんびり育った後咲きひまわりは、これから見頃を迎えます。