うるしの日_2018

上:パーマ&カラーリングをすることなく、大切に育てた黒髪が「漆刷毛」に
下:薄板に挟まれた「毛板」を鉛筆のように削り出し、短くなるまで使いこむ

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11月13日は「うるしの日」。
日本漆工芸協会が、1985(昭和60)年に制定した記念日で、
11月は「漆愛用月間」でもあります。

文化は優れた技術と共に、技術は優れた道具と共に…
漆芸は「漆刷毛」と共に、世界へ誇る「木の文化」として受け継がれ、
「漆刷毛」には、日本人ならではの艶やかな黒髪が使われてきました。

髪毛もひとの個性と同様、その性質はそれぞれですが、
太くて硬い髪は平塗りに、細くて柔らかい髪はこまやかな上塗りにと、
黒髪もまた適材適所に、塗師は数本の「漆刷毛」を使い分けます。

1656年(明暦2年)に創業、人髪を用いる鉛筆型の「漆刷毛」を考案した、
江戸伝統技法を唯一守り続ける『漆刷毛工房 ひろしげ』の漆刷毛師、
泉 清吉氏に制作していただいた、写真の記念漆刷毛は、同志の後輩の元へ…

腰があり、しなり強い、生まれながらの黒髪もまた日本人の誇り!と、
お椀を手に取り、自分のお箸を持つ、日本人ならではの習慣も然り、
漆の器」の奥深さにこころ留める、記念日となることを願っております。

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