愛着を持って

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漆はJAPANと言われるように、縄文時代から受け継がれる日本文化です。
豊かな森の国で、木は自然の恵みとして、ひとの暮らしを潤してきました。
木を削り、磨き、漆を塗り重ねた器は、日本人の手にしっくり馴染みます。

薄っすら透ける木目は、森で刻まれた年輪、ひとつひとつの木の表情、
使いこむほどに深まる風合いも、生きている素材ならではの魅力です。
そして、手のひらから伝わってくるぬくもりに、木の鼓動が感じられます。

日本の伝統色「墨(すみ)」と「緋(あけ)」に染め、漆を塗り重ねた色合いは、
現代の暮らしにとけこみ、毎日の食卓を、さりげなく引き立てます。
この器と出会った風景を思い出すたび、会話がはずみ、笑みがこぼれます。

塗り直して長く使い続けられることも、他の素材にはない漆の魅力、
移りゆく季節に育まれた、森の命はかたちを変えて、ひとの傍らで生き続けます。
日々のお心がけと共に、愛着を持って、ご愛用いただけることを願っております。

〇 柔らかい綿布で汚れを拭き取り、ぬるま湯で洗ってください。
〇 乾いた綿布で、すぐに水気を拭き取ってください。
〇 電子レンジ・食洗機・クレンザーのご使用はお避けください。
〇 保管中は、直射日光や極端な乾燥・湿気にご注意ください。

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