年輪を重ねる_2024新春
さりげなく、ささやかに、がコンセプトの私たちの「漆の器」に、
箱根駅伝を聴きながら、あれこれと詰め合わせることも、この丘の新春恒例。
飛騨高山時代から、お正月は日本海の幸と、今年も思いを寄せておりました💧
乾杯も憚られる年明けですが、日本の「木の文化」を伝えることはお務めと、
「重ね箱」と「みつ入れ子」に盛り合わせ、地域探訪の酒蔵めぐりで調達した、
寒冷な気候を生かし自然凍結させた掛米で仕込む「凍米造り」の新酒を添えて。
このニンジンから、きーちゃん(キアゲハ)がたくさん旅立ったね~
お煮しめを彩るために保存していた、絹さやは五葉松に見立てよう~
さりげない脇役は、ささやかな自家菜園で育てた、思い出いっぱいな野菜たち。
華やかな装飾のないシンプルな「重ね箱」は、ご結婚御祝にもお選びいただき、
6寸角の手頃な大きさと隅がまるい曲げ物ならでは、かろやかに、あたたかに。
さりげない演出とささやかなお節から、木の魅力が伝わりましたら何よりです。