冬木立の向こうに_2024春分

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立春を過ぎてから、たびたび湿雪が舞い、まだまだ雪山を望む春分の朝。
早咲きの桜便りとともに朗報も、若葉ゆれる季節をこころ待ちにするこの頃です。

山国信州のパノラマひろがる、標高820メートルの『そらいろの丘』は、
北に浅間山、南東に富士山、南に八ヶ岳、南西に西駒ヶ岳を見晴らしますが、
西の北アルプスは、さすが「日本の屋根」と言われる標高3000メートルの峰々。
浅間山や八ヶ岳が雪解けする頃も、急峻な山頂は白く、青空にひときわ映えて。

落葉の季節が訪れるたび、手持ちの望遠レンズでは限界を感じながらも、
モルゲンロートを、マジックアワーを、朝に夕に追いかけてきましたが、
今冬は、信州ウッドコーディネーターの活動で訪れた山麓のまちへ想いを馳せて、
全国4番目の広さの長野県を、あらためて学ぶ風景となりました。

気がつけば梢がふくらみ、やがて冬木立は若葉の帳となり、
胸おどる槍ヶ岳や穂高を仰ぐ風景は、また次のシーズンへ。

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