つなぐ木のいのち_2025秋

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信州は青空と太陽に育まれる豊かな森林に恵まれ、信州人は木と共に年輪を重ねてきました。
その地形と気候から多様な木が育ち、「適材適所」に生かす知恵と技術を継承してきました。
さまざまな樹種のそれぞれの特長を生かす、「適材適所」は日本の「木の文化」の真髄です。

長野県は、全国4番目の広さ、全国3番目の森林面積と森林率で、県土の約8割が森林です。
森林から運ばれる水や空気は、私たちの暮らしを潤し、人と自然、今と未来をつないでいます。
木を伐って、使って、植えて、育てる循環は、健やかな森林と、清らかな水や空気を育みます。

信州ウッドコーディネーターを拝命して3年目。
長野県では“つなぐ木のいのち”をキャッチフレーズに、県産材利用推進を呼びかけていますが、
昨年度の「信州の広葉樹材活用講習会」に続き、今年度は展示販売会を開催いたします。

古から木に親しんできた山国信州。あたたかな木肌は木の息吹、刻まれた年輪は木の表情。
使い込むほどに深まる風合いは、生きている素材ならではの魅力。移りゆく季節に育まれた
森林のいのちはかたちを変えて、人の暮らしに寄り添い、私たちの傍らで生き続けます。

長野県には「木曽谷・伊那谷フォレストバレー」をはじめ、森林や木工の学び舎も多く、
卓越した技術や熱意ある匠が各地域で活躍しています~その点を線に、その線を面に。
日々の暮らしで「NAGANO WOOD PRODUCT」に親しみ、森林へ想いを馳せていただきたいと、
県内の同志が集い開催いたします~ちいさな種から、おおきな力へ 🌳

*実行委員としてフライヤー裏面に執筆した文章より。
そらいろの丘®では「縄文人も往来した黒曜石の道 信州和田峠のカエデ」のお椀を展示予定です。

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