2021年5月29日

日々見上げる空に、ささやかな幸せを見つけて

いつもの初夏と変わりなく、田植えも終わる、小満の頃。
大地を守り続ける地元の方々のおかげで、今年もまた、
刻々と移りゆく、美しい田園風景を望む季節となりました。
田圃に水が潤い、映りこんだ空や雲が一瞬の光景を描く、
この季節ならでは風景を、こころ待ちにしていましたが、
「五色月」にふさわしい、虹色のリフレクションに!
「梅雨入り」ではなく「走り梅雨」だったようで、
雨あがりではなく、思いがけず虹を望むこととなりました。
自然の営みはとめどなく、6年目の夏はもうすぐそこに。
2020秋
2019梅雨 2019春 2019立春
2018秋 2018晩夏 2018夏 2018春
2016冬

2021年5月28日

見上げた空の色に、ささやかな幸せを見つけて

ちいさな種から芽生えた、ひまわりに水遣りする夕暮れ。
みるみる染まりゆく空に、カメラを持って丘に立つと、
そんな予感通り、美しい夕焼けが描かれました。
「いつかの夕暮れ」へ想いを馳せる、黄昏色に染まる時。
「七夜月の夕暮れ」以来となる、こころに響く“そらいろ”。
皐月には、田植えの祭りを彩る装束が由来ともいわれる、
「五色月(いついろづき)」という異称もありますが、
この日の夕空は、五色月の夕暮れと、こころに刻みました。

2021年5月25日


万物が満ちあふれ、草木が生い茂る、小満の頃。
流れゆく雲にハッとして、カメラを持って丘に立つと、
そんな予感通り、今この時ならではの空に!
雲はみるみる移りゆき、庭仕事がここちよい日和となりました。
日本に育つ木の有効活用を掲げ、「空へ続く」をコンセプトに、
木造建築への深い造詣から創り出された、自然と調和する一軒家。
御牧ヶ原の丘の上に、ポツンと佇む『そらいろの丘』は、
時を経るほどに、この丘へ根ざして、風景にとけ込んで。
今年もまた、ちいさな種から芽生えた、ひまわりを定植しました。
ご覧いただいている皆さまに、つかの間、笑みがこぼれますよう♡

2021年5月23日

空青く、緑映え、山笑う、万物が満ちあふれる季節へ

空青く、緑映え、山笑う、信州小諸御牧ヶ原らしい風景。
例年は、もわ~んとパステルトーンに染まる、立夏の頃も、
今年は、どよ~んとした空もようが続く「走り梅雨」となり、
季節はいつしか、万物が満ちあふれ、草木が生い茂る、小満の頃へ。
来年の『にわのわ アート&クラフトフェア・チバ』へ続く道、
グループ展「circles niwanowa monthly exhibition 2021」は、
5月から毎月1回、千葉県内のギャラリーなどを会場として開催中、
実行委員の皆さまのご尽力に、こころより感謝しております。
『そらいろの丘』は、6月5日(土)~8日(火)まで、
佐倉市の隣町『酒々井まがり家』へ出展予定、発送による搬入を終えました。
ご入場は無料ですが、安全面への配慮から、時間帯によりご予約制となります。
県をまたぐ移動の自粛から、展示会場に出向くことはできませんが、
江戸元禄年間創業という歴史ある酒蔵は、まさに「木の文化」を継承する空間。
私たちのものづくりのテーマ「年輪を重ねる」が伝わることを願っております。

2021年5月4日




5月3・4・5日の3日間は、GWの風物詩『佐久バルーンフェスティバル』
昨年は中止、一昨年は強風、競技が実施されない日もありましたが、
今年は無観客で開催され、おだやかな日和に恵まれました。
「自然に親しむとともにその恩恵に感謝し、豊かな心をはぐくむ」
という趣旨にふさわしい、バルーン日和となった「みどりの日」
萌ゆる野山、りんごの花咲く田園、ふたたび冠雪した八ヶ岳を背景に、
この丘ならではの「空をわたる」風景がひろがりました。
みるみる飛び行く熱気球を見送ると、大空を旋回するトンビ。
向こうの田圃に水が潤い、カエルの大合唱もはじまりました。
自然の営みはつつがなく、私たちも変わりなく、明日は立夏を迎えます。

2021年4月22日

信州小諸らしい青空!大きな窓も空色に

雨あがりの朝、風景にとけ込む『そらいろの丘』
大きな窓を空色に染めた、青空に深呼吸。
田畑を潤す雨は、野山の草木にも恵みの雨となり、
ゆるやかに、おおらかに、萌ゆる季節へ。
お隣の風抜ける木立も、芽吹きの季節へ。
自然の再生力ね~と木々を見守る地主さん。
喜んでいただけたこと、地域に貢献できたことを、
こころに刻む春となりました 🌳
2021春分 2020小雪 2020立冬 2020立夏 2019夏至 2018立秋
*「風景にとけ込む」は、国産材を活用した木造建築の普及を願って、
『そらいろの丘』オフィシャルよりご紹介しております。
店舗兼住宅につき、写真撮影およびブログ・SNS 等への無断掲載は
ご遠慮いただいております~どうぞご了承くださいませ。

2021年4月22日

信州小諸らしい青空!ふたたび冠雪した八ヶ岳

田畑に潤いの雨降る、穀雨の頃。
浅間山を望む風景と同様、八ヶ岳もふたたび冠雪、
まだまだ遅霜の心配をする、花冷えのこの頃です。
小諸の町並みから150メートル上った『そらいろの丘』では、
コブシの花が終わり、ようやくヤマザクラが咲きはじめる頃。
そして、千曲ビューラインから見えるといいね!と、
私たちが植樹した山桜も、初めて花を咲かせました。
やがて立夏の頃には、向こうの田圃に水が潤い、
今年もまた、大地を守り続ける地元の方々のおかげで、
美しいリフレクションを望む季節が訪れることでしょう。

2021年4月19日



上:うっすらと冠雪、程なく黄砂に覆われて雪解け(3月29日撮影)
中:ひと雨過ぎて、芽吹きの時を待ちわびる桑の梢(4月15日撮影)
下:花冷えの朝、ふたたび冠雪して息抜きする雄姿(4月19日撮影)

万物が清く、明るく、美しい、清明の頃。
小諸の町中では、園芸種の桜が見頃を迎え、
桜咲くから桜舞うへ、そして、花冷えのこの頃です。
うっすら冠雪、程なく黄砂に覆われた3月末。
すっかり雪解け、芽吹きの季節を待ちわびる4月中旬。
ふたたび冠雪、息抜きも大事と諭してくれた4月下旬。
「浅間山を望む」定点観測から、山の声が聞こえることも。
園芸種の桜が散ると、野生種の桜が花と葉を同時に開き、
山眠るから山笑うへ、そして、若葉萌ゆる季節を迎えます。

2021年4月8日



この冬は寒さが厳しかったので、木が休眠打破して、
信州小諸にも例年より早く、桜咲く季節が訪れました。
小諸の町中から150メートル上った、ここ御牧ヶ原では、
春を告げる指標植物、辛夷の花咲くこの頃です。
浅間おろしが吹き荒んだ翌朝、くっきりと映える山並み。
季節はめぐり、万物が清く、明るく、美しい「清明」へ。
「浅間山を望む」や「富士山を望む」は、四季を織りなす定点観測ですが、
「東雲色に染まる時」や「黄昏色に染まる時」は、定点からの撮影ではなく、
夜明けや夕暮れに、ふたたび望むことのない“そらいろ”を、こころ留めた時。
青空に望む一期一会の“そらいろ”は、「空をわたる」というタイトルに。
日本の伝統色「空色」は、昼の空を思わせるスカイブルー。
風が描いた空もように、今この空、今この丘、を感じていただけますように。

2021年4月1日


このロケーション、よく見つけましたね~
終の住まいと決めた時は、鬱蒼とした荒地でしたよ~
地主さんのご厚意で、両隣の荒地を整備させていただき、
「千曲ビューライン」の曲り角から続く、市道も整備し、
春夏は草刈り、秋冬は除間伐を、コツコツと続けた甲斐あって、
不法投棄されたゴミが散在している藪は、今や風抜ける木立へ。
塗師歴39年と共に、ライフワークの森づくり。
この丘は、実践例のひとつとなり、自然の営みが蘇りました。
6年目の春、蔓植物に覆われていた木々は、いきいきと枝を張り、
ニホンカモシカはじめ共生する動物たちは、のびのびと走り行き、
ご来訪いただいたお客様も、私たちも、ふぅ~っと深呼吸する丘。
農地や林地の間に、こんな木立があってこそ、自然豊かな景観へ。
そして、この桑畑は、かつて養蚕が盛んだった時代の文化遺産。
東信濃の歴史を未来へ語り継ぐことも、これからの大切な仕事に。
