2017年2月18日
            	
	            
			
				




上:厳寒の季節も、降りそそぐ太陽と薪ストーブに、ホッとする窓ぎわ
中:玉切りを薪割りした瞬間、みずみずしい木肌は、木が生きている証
下:太さも曲りもいろいろな森の恵みを、手間をかけて、薪として活用

養蚕の時代が終わり、荒地となっていた桑畑を、
地主さんのご厚意で、コツコツと整備しています。
不法投棄されたゴミが散在する、鬱蒼とした藪が、風抜ける木立へ。
枯れ木や枝は、割って、積んで、十分に乾燥させて、薪ストーブへ。
森の恵みを使ってものづくり、次世代の木を育てる森づくり、
日本人が受け継いできた、循環する自然の営みを、広く伝えてゆきたい、
この空間で過ごす、ここちよいひと時を、こころに留めていただきたい、
『そらいろの丘』という店づくりは、そんな想いからはじまりました。
小諸市商工観光課主催の『小諸で暮らす 移住体験ツアー』に、
「薪ストーブのある家」として協力させていただくこととなりました。
はれやかな空、のびやかな風景、そして、あたたかな薪ストーブが、
まちの魅力のひとつとして、こころに刻まれましたら何よりです。

							 
			
    			 
					
				2017年2月3日
            	
	            
			
				

息抜きしながらしなやかに、澄みわたる空にくっきりと、定点観測の軌跡より
 

睦月も過ぎ、乾雪から湿雪へ、雪質にも移ろいを感じる頃。
衣を更に重ねて着る、「衣更着」(きさらぎ)に由来するという、
如月は、重ね着をしながら、種蒔きの準備をする季節です。
山眠る季節の浅間山は、雪雲に覆われる日もありますが、
ひとたび晴れると、山裾のまちに美しい姿を呈して、
その噴煙は、大地の躍動と地球の鼓動を、物語っています。
この丘から仰ぐ浅間山は、剣ヶ峰(けんがみね)・牙山(ぎっぱやま)と重なり、
剣や牙という字のごとく、頂へ続く道のりの険しさを、諭しているかのように。
頂は遠くとも、山笑う、山滴る、山粧う、一瞬の表情は移りゆく季節を伝えて。

							 
			
    			 
					
				2017年1月26日
            	
	            
			
				
 

1年でもっとも寒さが厳しい、大寒の頃。
マイナス10℃を超える、ぐっと冷えこんだ朝は、
冷蔵庫を開けると、ほわぁ~っと、あったか~く、
食べ物を冷やすための倉庫は、食べ物を凍らせないための倉庫に。
寒冷地とはいえ、晴天率の高いまち 信州小諸は、
ひとたび晴れると、スカッと、キリッと、
澄みわたる空に、まばゆい雪原が美しい冬景色を織りなします。
太陽の恵みに、ことのほか感謝する季節も、大寒の頃。
大きな空から、降りそそぐ光に凍えたからだもやわらかに、
大きな窓から、見わたす風景に冷えたこころもかろやかに。

							 
			
    			 
					
				2017年1月2日
            	
	            
			
				
この丘に根ざし、この空にとけ込み、この風景の片隅に
 

空がいちだんと澄みわたる、冬のマジックアワー。
新春の黄昏時、西の空には、繊月と「宵の明星」が輝いていました。
山ぎわのグラデーション、宇宙の神秘、息をのむ美しい“そらいろ”。
一番星みつけた あれあの森の 桑の木の上に…
隣の桑畑から、幼い頃歌った童謡を、口ずさみました。
ほんとうの歌詞は、杉の木・柳の木・松の木、ですが。
新しい年も“そらいろ”を共感する丘でありますよう… 一番星へ願いを架けました。
大きな窓から、薪ストーブの炎を灯りに、こころ留まるひと時を過ごしませんか?
この季節は16時頃から、刻々と移りゆく夕空を、どうぞお楽しみくださいませ。

							 
			
    			 
					
				2017年1月1日
            	
	            
			
				



山また山、雲また雲、待ちに待ったその彼方に、
輝かしい道が開け、2017年の初日が、厳かに昇ってゆきました。
望みを捨てぬ者だけに… 真田丸の声が聞こえてくるかのような、幕明け。
6時36分、明るみはじめた山の端に迫る暗雲、紅掛空色に映える富士の頂。
7時17分、暗雲の向こうに、初日の光が、北陸新幹線の防音壁を照らして。
7時25分、暗雲を抜けて、まるで満月のように、ドラマチックな初日の出。
そのドラマチックな瞬間を、この丘に魅せられたお客様と共感できたこと、
また「そらいろ便り」を通して、遠方の皆さまにも共感いただけることは、
私たちの励みとなり、続ける力となり、これからの歩みの糧となり。
ものづくり・森づくり・店づくりを、止まらず + 少しずつ = 歩 !!
皆さまのお役に立てることを活動の信念に、日々前進して参ります。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

							 
			
    			 
					
				2016年12月31日
            	
	            
			
				

「富士山を望む」師走の夜明け。
小さくても富士山、まぎれもない日本一の頂。
見ているひと、見ることができるまちとの、つながりを感じる山。
富士山を見上げて育った私たちにとって、ホッとするこの風景は、
この丘へ深く根ざすことを決めた、拠り所のひとつ。
この頂を望むたび、郷里を想い、友の顔を思います。
『そらいろの丘』は、富士山のビューポイント。
黎明の空が曙色へ、移りゆく山ぎわのグラデーションは、
凛とした冬の朝ならでは、こころに刻む風景となることでしょう。
睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神無月 霜月 師走

							 
			
    			 
					
				2016年12月25日
            	
	            
			
				
ぽかぽかと陽だまり、ゆらゆらと薪ストーブ、あたたかく&ここちよい冬の日
 

晴天率の高いまち、信州小諸。
降りそそぐ太陽と森の恵みに、心より感謝しながら、
『そらいろの丘』の年の瀬は、おだやかに流れてゆきます。
太陽が高い季節は、空へ向かって伸びる支柱が、強い陽射しを遮り、
太陽が低い季節は、室内の隅々へ、あたたかな陽光が差しこみます。
風土に根ざした木造建築は、四季を通してここちよく。
日本に育つ木のここちよさを伝える、オンリーワンの店舗として、
行く年をふり返り、来る年に想いを馳せる、冬の日の昼下がり。
薪ストーブ燃ゆる木造空間は、心も体もあたたかに。

							 
			
    			 
					
				2016年12月21日
            	
	            
			
				
大きな窓から八ヶ岳と霧ヶ峰、東に県境の山並みと富士山、西に北アルプスのパノラマを望む
 

スカッと青空に、キリッと映える、冬景色。
早春から夏は、霞や雲に覆われる日が多い、八ヶ岳とその裾野に続く山並みが、
晩秋から冬は、空がいちだんと澄みわたり、山肌もくっきりと映しだされます。
ひとの営みが、自然と調和して織りなす、美しき日本の原風景を、
たくさんの方の心に刻んでいただきたい、そんな想いから店舗を営み、
この「そらいろ便り」や、Facebook & Instagram でご紹介しています。
四季や仕事を果す=しはすに、この1年を振りかえってみました。
移りゆく季節、『そらいろの丘』へ、想いを馳せていただけましたら幸いです。

							 
			
    			 
					
				2016年12月18日
            	
	            
			
				

奥ゆかしく雲に覆われた、晩秋の浅間山。純白の頂が青空に映える、初冬の浅間山。
 

『そらいろの丘』から、浅間山を望む。
山粧う季節も、山眠る季節も、
山裾のまちに、美しい魅力を呈してくれる山。
どんなに忙しい朝も、走りまわる夕方も、
この山を見上げ、ふぅ~っと息ぬくことを忘れず。
四季折々に風景を織りなす、豊かな森の国、日本ならでは、
季節の移ろいを感じる、心のゆとりを持ち続けたいものです。
ひとは、大自然の中に生かされている、ちっぽけな存在、
偉大なる雄姿はいつも、悠々しく生きる力を諭してくれます。

							 
			
    			 
					
				2016年12月13日
            	
	            
			
				
東に朝陽、西に雨雲、「狐の嫁入り」と呼ばれる一瞬の光景
 

狐が嫁入りしたのかな?と思わせる、雨あがりの朝、
冬枯れた『そらいろの丘』に、大きな虹が架かりました。
お正月を迎える、準備を始める「正月事始め」、
昔は、お正月に焚く薪や門松などを、山へ取りに行ったという日のこと。
向かいの桑畑へ、薪を取りに行ったヌッシー(主ではなく塗師)の、
虹だよ!の声に、カメラを持って飛び出すと、西の空に七色のアーチ!
まるでスポットライトのように、私達の店舗が、朝陽に照らされ、
ドラマチックな“そらいろ”が描かれていました。
来る年へ、虹を結んで、願いを架けて…
“思いの架け橋”と言われる虹に、これからの歩みを、そっと結いました。
