2017年1月26日
1年でもっとも寒さが厳しい、大寒の頃。
マイナス10℃を超える、ぐっと冷えこんだ朝は、
冷蔵庫を開けると、ほわぁ~っと、あったか~く、
食べ物を冷やすための倉庫は、食べ物を凍らせないための倉庫に。
寒冷地とはいえ、晴天率の高いまち 信州小諸は、
ひとたび晴れると、スカッと、キリッと、
澄みわたる空に、まばゆい雪原が美しい冬景色を織りなします。
太陽の恵みに、ことのほか感謝する季節も、大寒の頃。
大きな空から、降りそそぐ光に凍えたからだもやわらかに、
大きな窓から、見わたす風景に冷えたこころもかろやかに。
2017年1月2日
この丘に根ざし、この空にとけ込み、この風景の片隅に
空がいちだんと澄みわたる、冬のマジックアワー。
新春の黄昏時、西の空には、繊月と「宵の明星」が輝いていました。
山ぎわのグラデーション、宇宙の神秘、息をのむ美しい“そらいろ”。
一番星みつけた あれあの森の 桑の木の上に…
隣の桑畑から、幼い頃歌った童謡を、口ずさみました。
ほんとうの歌詞は、杉の木・柳の木・松の木、ですが。
新しい年も“そらいろ”を共感する丘でありますよう… 一番星へ願いを架けました。
大きな窓から、薪ストーブの炎を灯りに、こころ留まるひと時を過ごしませんか?
この季節は16時頃から、刻々と移りゆく夕空を、どうぞお楽しみくださいませ。
2017年1月1日
山また山、雲また雲、待ちに待ったその彼方に、
輝かしい道が開け、2017年の初日が、厳かに昇ってゆきました。
望みを捨てぬ者だけに… 真田丸の声が聞こえてくるかのような、幕明け。
6時36分、明るみはじめた山の端に迫る暗雲、紅掛空色に映える富士の頂。
7時17分、暗雲の向こうに、初日の光が、北陸新幹線の防音壁を照らして。
7時25分、暗雲を抜けて、まるで満月のように、ドラマチックな初日の出。
そのドラマチックな瞬間を、この丘に魅せられたお客様と共感できたこと、
また「そらいろ便り」を通して、遠方の皆さまにも共感いただけることは、
私たちの励みとなり、続ける力となり、これからの歩みの糧となり。
ものづくり・森づくり・店づくりを、止まらず + 少しずつ = 歩 !!
皆さまのお役に立てることを活動の信念に、日々前進して参ります。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
2016年12月31日
「富士山を望む」師走の夜明け。
小さくても富士山、まぎれもない日本一の頂。
見ているひと、見ることができるまちとの、つながりを感じる山。
富士山を見上げて育った私たちにとって、ホッとするこの風景は、
この丘へ深く根ざすことを決めた、拠り所のひとつ。
この頂を望むたび、郷里を想い、友の顔を思います。
『そらいろの丘』は、富士山のビューポイント。
黎明の空が曙色へ、移りゆく山ぎわのグラデーションは、
凛とした冬の朝ならでは、こころに刻む風景となることでしょう。
睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神無月 霜月 師走
2016年12月25日
ぽかぽかと陽だまり、ゆらゆらと薪ストーブ、あたたかく&ここちよい冬の日
晴天率の高いまち、信州小諸。
降りそそぐ太陽と森の恵みに、心より感謝しながら、
『そらいろの丘』の年の瀬は、おだやかに流れてゆきます。
太陽が高い季節は、空へ向かって伸びる支柱が、強い陽射しを遮り、
太陽が低い季節は、室内の隅々へ、あたたかな陽光が差しこみます。
風土に根ざした木造建築は、四季を通してここちよく。
日本に育つ木のここちよさを伝える、オンリーワンの店舗として、
行く年をふり返り、来る年に想いを馳せる、冬の日の昼下がり。
薪ストーブ燃ゆる木造空間は、心も体もあたたかに。
2016年12月21日
大きな窓から八ヶ岳と霧ヶ峰、東に県境の山並みと富士山、西に北アルプスのパノラマを望む
スカッと青空に、キリッと映える、冬景色。
早春から夏は、霞や雲に覆われる日が多い、八ヶ岳とその裾野に続く山並みが、
晩秋から冬は、空がいちだんと澄みわたり、山肌もくっきりと映しだされます。
ひとの営みが、自然と調和して織りなす、美しき日本の原風景を、
たくさんの方の心に刻んでいただきたい、そんな想いから店舗を営み、
この「そらいろ便り」や、Facebook & Instagram でご紹介しています。
四季や仕事を果す=しはすに、この1年を振りかえってみました。
移りゆく季節、『そらいろの丘』へ、想いを馳せていただけましたら幸いです。
2016年12月18日
奥ゆかしく雲に覆われた、晩秋の浅間山。純白の頂が青空に映える、初冬の浅間山。
『そらいろの丘』から、浅間山を望む。
山粧う季節も、山眠る季節も、
山裾のまちに、美しい魅力を呈してくれる山。
どんなに忙しい朝も、走りまわる夕方も、
この山を見上げ、ふぅ~っと息ぬくことを忘れず。
四季折々に風景を織りなす、豊かな森の国、日本ならでは、
季節の移ろいを感じる、心のゆとりを持ち続けたいものです。
ひとは、大自然の中に生かされている、ちっぽけな存在、
偉大なる雄姿はいつも、悠々しく生きる力を諭してくれます。
2016年12月13日
東に朝陽、西に雨雲、「狐の嫁入り」と呼ばれる一瞬の光景
狐が嫁入りしたのかな?と思わせる、雨あがりの朝、
冬枯れた『そらいろの丘』に、大きな虹が架かりました。
お正月を迎える、準備を始める「正月事始め」、
昔は、お正月に焚く薪や門松などを、山へ取りに行ったという日のこと。
向かいの桑畑へ、薪を取りに行ったヌッシー(主ではなく塗師)の、
虹だよ!の声に、カメラを持って飛び出すと、西の空に七色のアーチ!
まるでスポットライトのように、私達の店舗が、朝陽に照らされ、
ドラマチックな“そらいろ”が描かれていました。
来る年へ、虹を結んで、願いを架けて…
“思いの架け橋”と言われる虹に、これからの歩みを、そっと結いました。
2016年11月30日
霜月初めの初冠雪から、やがて、澄みわたる青空に、純白の頂が映えて
山裾のまちに、美しい魅力を呈してくれる、浅間山。
とりわけ、空がいちだんと澄みわたる、晩秋から冬にかけては、
ひときわ、青い空と白い頂の、コントラストが美しい季節です。
山眠る季節とはいえ、落葉した大地の下で、自然の営みは休むことなく、
次の季節へ力を蓄えている、地球の鼓動が、聞こえてくるかのように。
その表情を、刻々と変えながら、頑張れよ!と語りかけるかのように。
昨年も、浅間山を望む 睦月、如月と綴ってきましたが、
今冬も、その一瞬の表情を、皆さまへお伝えできますように…
スカッと青空に、浅間山をあおぐ、東信濃の冬がはじまりました。
2016年11月5日
凛とした空気に、山ぎわのグラデーションが美しい季節。
八ヶ岳の裾野から、幾重にも連なる稜線の向こうに、
富士山の頂がくっきりと映しだされる、夜明けのひと時。
空がいちだんと澄みわたる、これからの季節は、
黎明から曙色へ、移りゆく山ぎわに日本一の頂を仰ぎ、
見ている人、見ることができる町へ、想いを馳せて。
今日は富士山見えますね!そのひと言から話がはずむ、
この丘ならではの「富士山を望む」風景を、
移りゆく季節とともに「そらいろ便り」へ。
睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神無月 霜月 師走