2019年5月17日
2019年5月8日
富士山を望む_2019皐月
遅霜が降りた朝、雲ひとつない澄みわたる空。
幾重にも連なる稜線の向こうに、富士山の白い頂を望みました。
2000メートル級の山は、日に日に残雪が消えてゆくこの時季、
3000メートル級の峰は、その雪渓が標高を物語っています。
小さくても富士山、まぎれもない日本一の頂。
大きな窓から望む富士山は、皆さまとの会話のはじまり。
どこどこ~?あれあれ~!から、笑みがこぼれ、話がはずむ、
遠路をご来訪くださった、初対面のお客様とのひとコマです。
秋から冬は、凛とした空気に、くっきりと映しだされる富士山も、
春から夏は、霞や雲に覆われ、雄姿を望むことのできない日が続きます。
「富士山を望む」定点観測、次のシャッターチャンスをこころ待ちに。
睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神無月 霜月 師走
2019年5月7日
黄昏色に染まる時_2019立夏
太陽暦を24等分して、移りゆく季節を表す「二十四節気」
二十四節気をさらに約5日ずつ、3等分した「七十二候」
古代中国の暦に学び、日本の気候風土に適うよう改訂され、
歳時記や俳句にも使われてきた、四季を愛でる美しき表現。
自然の営みを目の当たりにする『そらいろの丘』ならでは、
自然を愛でるこころを大切にという思いが込められた令和の時代から、
「二十四節気」や「七十二候」が伝わる風景を追いかけてゆきます。
まずは「立夏」の初候、「蛙始鳴(かわずはじめてなく)」
窓の向こうの田圃から、蛙の大合唱が響きわたる季節となりました。
大地を守り続ける地元の方々のおかげで、今年もまた、
ひとの営みが自然と調和して織りなす風景を、望む日々に感謝して。
2019年5月5日
空をわたる_2019立夏
GW半ばは、春雨もようとなりましたが、
恵みの雨を浴びて、木々の枝先が一斉に芽吹き、
点在する菜の花畑も見頃となった、GW後半。
恒例の『佐久バルーンフェスティバル』は、
残念ながら、強風のため、午後の競技はキャンセルとなりましたが、
早朝の空に、この丘ならではの「空をわたる」風景がひろがりました。
今年は寒の戻りが長く、ようやく春本番を迎えた『そらいろの丘』にて。
平成より「そらいろ便り」をご覧いただき、どうもありがとうございます。
令和の時代も、止まらず+少しずつ、どうぞよろしくお願い申し上げます。
2019年5月1日
みつ入れ子
大・中・小3サイズ重ねて、波紋を描く「みつ入れ子」
手にとって口元へ運ぶ、手のひらに馴染む「お椀」とは違う、
並べた時の親しみやすさ、愛らしいかたちや質感を大切に、
重ねた時の収まりは、各々の使いやすさを考えた設計から。
塗師自ら、森づくりで間伐した木材=小径木を活用できないか?
森づくりとつながるものづくり、長年の思いを、ひとつのかたちに。
年輪=生きている素材の表情が魅力的な、「応量器」を思わせる入れ子は、
その性質から通常は使わない、樹木の芯を生かした、新たな試みでもあり。
高台(脚部)のない形状は、食卓に据えて使っていただきたいから。
サラダやシリアルやヨーグルトで朝食のシーンを演出するなど、
飯椀や汁椀とは違う用途で活躍する、手頃な大きさの口径は、
大:4寸5分(135mm)、中:4寸(120mm)、小:3寸5分(105mm) です。
森づくりから生まれるものづくり、私たちの活動を応援してくださる、
皆さまの元へ旅立つ日をこころ待ちにしております。
2019年4月30日
富士山を望む_2019卯月
2019年4月28日
虹色に染まる時_2019春

御牧ヶ原の大空に描かれた「環水平アーク」~ 忘れ得ない“そらいろ”に、はいポーズ!!
虹の向こうに願いを架けた、昨春を思う卯月終わり、
『そらいろの丘』の大きな窓から見わたす大空に、
大気中の氷の結晶と太陽光が屈折して起こるという、
虹色の光の帯「環水平アーク」が描かれました!!
ふたたび白い頂となった八ヶ岳と、富士見平を望む風景、
折しも『昭和の日』の前日、平成から令和への節目の春。
自然を愛でるこころを大切にする、日本が育んできた文化に、
あらためて目を向ける時代へ、忘れ得ない光景となりました。
この丘に移りゆく季節と時代を、1枚の写真に…
これからも「そらいろ便り」をご覧いただけますように♡
2019年4月20日
ちいさな種から_2019春
『そらいろの丘』に植樹した辛夷(こぶし)が、花を咲かせました!
サッカーで、最前線にフォワードを一人配置する構成を「ワントップ」
と言いますが、まずは一輪、「ワントップ」の花となりました。
私たちと共に、この丘へ根づいたことを嬉しく思う、4年目の春。
春の光の中 校庭のコブシの花の訪れも もう間近
この花を見ると思いだす、小学校の卒業式のシュプレヒコール。
「春の光の中」を発声する、トップバッターだった私は、
この花を見ると今でも、あのシュプレヒコールが蘇ってきます。
ある環境で、気候や季節の移り変わりの指標となる植物を「指標植物」
と言うそうですが、春の訪れを告げるコブシも、そのひとつ。
今春からこのコブシが「指標」ですね~と、笑みがこぼれました♡
郷里のまちより、ひと月遅れの芽吹きの季節、思わず拳を突き上げて。
2019年4月5日
富士見平を望む_2019清明
2019年4月1日
富士見平を望む_2019令月
あちこちの庭先に、梅の花かほる頃となりました。
厳寒の季節を越え、春に先がけて咲く梅は、小諸市の木。
森の国の「和の心」を伝えてゆく、私たちの事業所名は、
塗師の名前から一文字とって「漆の和」(うるしのかず)ですが、
「和」の字がついたらいいね~と話していたので、
新元号『令和』にこめられた想いを、嬉しく受け留めました。
私達の活動を通して『そらいろの丘』へご来訪いただき、
信州小諸の魅力を広く伝えてゆくことで、まちのお役に立ちたいと、
今年もまた、首都圏へ出向きます~あらためてご案内いたします。
折しも梅の花かほる頃、4年目の春が「令月」となりますように。