2019年7月31日
1日のはじまりは、夜明けの空を望むことから
暑中お見舞い申し上げます。
ようやく梅雨明けが発表され、青田波わたる季節となりました。
一昨年は7月17日に、昨年は29日に、はじめの一輪を咲かせたひまわりは、
同じ時期に播種・定植をしましたが、日照不足で生長が遅れています。
ここから真夏の太陽を浴びて、ぐんぐん育ってほしい!と見守るこの頃です。
「漆の器」をご購入いただいたお客様へ、御礼のお手紙を心がけていますが、
我が家にはオークヴィレッジの小物がたくさん!木のぬくもりはいいですね~
前職時代があって、今があると実感する、嬉しいご返信を頂戴しました。
いつか『そらいろの丘』へ、結びのお言葉は、これからの歩みの糧に♡
ご縁をつないでくださった『スペースたかもり』に感謝しながら、
首都圏から信州小諸へ、ご来訪いただく店づくりを、こころに刻みました。
「年輪を重ねる」というお便りを、心あたためてくださっている皆さまへ…
私達のものづくりが、家時間を愉しむ、お役に立てることを願っております。
2019年7月21日
ひと月ぶりにカメラを構える、富士山を望む、夜明けの風景
小諸らしからぬ、文月らしからぬ、梅雨空が続くこの頃、
そんな予感に早起きすると、夜明けの空に、富士山の頂!
ようやくめぐり逢えた、嬉しいシャッターチャンスに、
朝いちばんのコーヒーも、より美味しく感じられました。
森づくりの活動地、富士山を望む風景は、皆さまとのこころの絆、
この丘へ根ざす、私たちにとって、大切な“こころの風景”です。
今年は梅雨寒が長引き、日照不足が心配される日々ですが、
梅雨明けはもうすぐそこに、日本一の頂が声をかけてくれました。
睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神無月 霜月 師走
2019年6月30日
上:愛称ポコリンが3匹 !!! そこは獣道、追ってはならない境界線
中:昨年のポコリンにそっくり 下:ツネピーや小柄なポコリンも !!
マルベリーパープル色の桑の実が、たわわに熟す季節。
「桑畑にて」というタイトルで綴る風景も、4年目となりました。
風が吹くと実は落ちて、風が止むとやって来る、お馴染みポコリン。
2018夏 2017夏 2016夏
最初は単独でやって来て、昨年のポコリンかな?と見守っていましたが、
のそのそと動く影に、桑畑へ目を向けると、愛称ポコリンが3匹 !!!
僕らの道はこっちだよ、下草刈りをしてくれたから通りやすいね~
家族?を誘導する、いつものポコリン?の声が聞こえてくるかのように。
お腹ぽっこり&のんきな仕草のタヌキと比べ、
締まった体と顔つき&すばしこい動作のキツネ、愛称ツネピーも現れ、
どうやら、代わる代わる、食べに来ているようです。
シルクにロマンを馳せた、桑畑は今、皆が集う憩いの場。
養蚕の時代が終わり、人間本位に伐採されてしまうこともありますが、
コツコツと整備した甲斐あって、彼らを見守る、桑の木も誇らしげに。
みんなみんな、この丘で共生していることを、こころに刻みました♡
2019年6月21日
梅雨の合間の晴天と、緑深まる野山にとけ込む『そらいろの丘』
小諸市から上田市へ続く、千曲川左岸広域農道「千曲ビューライン」は、
千曲川にかかる小諸大橋をわたると、信号もなく、街灯もない、一本道。
川原から標高差220メートルにもなる、急カーブが続く坂道を上ると、
ぱぁ~っと視界がひろがり、すぅ~っと深呼吸したくなる、田園風景。
丘の上にポツンと佇む、ギャラリー&カフェ『そらいろの丘』は、
時を経るほどに、風合いを深めながら、風景にとけ込んで。
「木」と向き合ってきた、私たちの活動拠点であり、終の住まいでもある、
この木造建築には、日本に育つさまざまな木が、適材適所に生かされて。
ギャラリーやカフェはどのまちにもありますが、大きな窓から望む風景、
いろいろな樹種が調和している、まるで森のようなここちよい木造空間、
夫婦共創の「漆の器」、塗師兼マスターが淹れるおもてなしのコーヒー、
ちいさな店舗ながら、すべてがオンリーワン!であることを大切に。
4年目の夏、信州小諸らしい晴天と、緑深まる野山にとけ込んで。
アイキャッチとなるひまわりも定植、ご来訪をお待ちしております。
2019年6月19日
空が明るみはじめた寅の刻、富士見平を望む風景に、美しく映える「立待月」
月を愛で、月と親しんできた、日本人。
太陽暦に代わる以前、月の満ち欠けを周期に、太陰暦が使われてきた歴史から、
多くの歌人が月を詠み、ロマンチックな月の物語が綴られてきました。
前の晩に、今か今かと立って待つうちに昇ってきた「立待月(たちまちづき)」
風情ある呼び名も、少し欠けたかたちも、奥ゆかしさを感じる「十七夜」が、
静寂につつまれた富士見平に、神秘的な光を放っていました。
東の空から昇る、夕べの月だけでなく、
西の空へ落ちる、夜明けの月も美しく。
朧月の夜明けや蒼い朝を思いだす、「立待月の夜明け」とこころに刻みました。
2019年6月17日
近・中・遠景の向こうに富士山の頂、地球は丸い!と感じる風景
『そらいろの丘』の朝は、山の端がやんわりと明るみはじめる頃、
幾重にも連なる稜線の向こうに、日本一の頂をあおぐことから。
見ているひと、見ることができる町とつながる、大切な“こころの風景”。
秋から冬は、凛とした空気に、くっきりと映しだされる富士山も、
春から夏は、霞や雲に覆われ、雄姿を見られない日もありますが、
五月晴の朝、青空に輝く、白い頂を望みました。
遠・中・近景が見事にバランスしていますね~
昨年の今頃、遠路をご来訪いただいた、お客様のお言葉そのものの風景。
「富士山を望む」定点観測、次のシャッターチャンスをこころ待ちに。
睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神無月 霜月 師走
2019年6月16日
厚い雲に薄っすら描かれた虹(中央左)
雨あがりの午後、風が通りぬけた空。
虹だよ!の声に、ハッとカメラを持ち、パッと外へ出て、
1枚撮影している間に、雲の向こうへ消えてしまった虹。
虹始見(にじはじめてあらわる)は「清明」末候の4月中旬、
虹蔵不見(にじかくれてみえず)は「小雪」初候の11月下旬と、
七十二候に表現されていますが、今年は「立春」にはじまり、
「穀雨」には虹色の光の帯「環水平アーク」を望みました。
温暖化や異常気象など、地球の変化を危惧しながら、
“思いの架け橋”ともいわれる虹へ、そっと願いを架けました。
雨あがりの朝は、西の空に、雨あがりの夕方は、東の空に。
「虹の向こうに」というタイトルで、虹色の空を追いかけて!
2019春 2019立春
2018秋 2018晩夏 2018夏 2018春
2016冬
2019年6月11日
ファインダー越しにひろがった、海を想う、蒼い朝
みずみずしい大地に、さまざまな命が輝く季節、芒種(ぼうしゅ)。
七十二候では、カマキリが生まれ、ホタルが舞い、梅の実が色づく頃。
今年は「芒種」を迎えた翌日に、関東甲信の梅雨入りが発表されました。
野山も田園も、恵みの雨に潤い、緑深まる季節は、
夏の季語でもある「朝焼け」や「夕焼け」が、ドラマチックに映しだされ、
ハッとする“そらいろ”と、めぐり逢うこともあります。
今日は「海を想う」だね~みるみる霧が立ちこめる、雨あがりの夜明け、
ファインダー越しにひろがった一瞬の光景は、青ではなく、碧でもない、
草木が生い茂る意を持つ、「蒼い空」とこころに刻みました。
2019年5月30日
万物が満ちあふれ、野山の草木が生い茂る、小満の頃。
ひと雨降るたび、新緑から深緑へ、移りゆく季節、
窓の向こうの田園もまた、緑深まるこの頃です。
上旬には雹や遅霜が降り、下旬には猛暑が続き、
例年になく、気候の変動が大きかった月の終わり、
ひとの営みと自然が織りなす、この風景にホッとしました。
3年目となるマイプロジェクト「ちいさな種から」は、
種まくから育てるへ、前庭と千曲ビューライン沿いに定植、
今夏も笑みがこぼれ、話がはずみますように♡
この丘に根を下ろすことができた感謝の気持ちと、
私たちの活動の背景にひろがるのびやかな風景を、
1枚の写真にメッセージをこめて、4年目の夏のはじまりに。