2019年10月8日


昨夕の残照と今朝の陰影、光と影が織りなす、富士見平を望む風景

10月8日は、漢数字の十と八で「木」という字から「木の日」
木のあたたかさやここちよさ、有効活用や可能性を見直す日です。
おかげ様でギャラリー&カフェ『そらいろの丘』は、店舗オープン5年目となりました。
「そらいろ便り」をご覧いただき、こころを寄せていただき、ありがとうございます♡
昨年まで「〇周年」と表記しておりましたが、今年から「〇年目」に…
これまでの歩みではなく、これからの歩みに目を向ける、思いをこめて。
終の住まいの地としてめぐり逢った、この丘に、細く、長く、深く…
木のように根を下ろして、皆さまのお役に立てることを願っております。
夫婦共創のものづくりに親しんでいただく、木造空間そのものがギャラリー。
私たちの活動に共感いただき、ご来訪くださったお客様をおもてなしするカフェ。
私達の店づくりをご理解いただき、木と向き合うマナーを守っていただきながら、
日本に育つ木のここちよさに、ふらりと訪れ、ゆるりと触れる、丘となりますように。
数百本の年輪を刻む「木」から見れば、天職と向き合って、たった30数年ですが、
偉大なる森の恵みを、未来へ受け継ぐ店舗として、これからも年輪を重ねてゆきます。

2019年10月2日


季節は移りゆき、神無月の初め、東雲色に染まる時。
うろこ雲がみるみる紅く染まり、大きな窓に映りこみ、
空へ続く『そらいろの丘』が、風景にとけ込んだ瞬間!
10月は、林野庁が主宰する「木づかい推進月間」です。
ライフワークの森づくりでは、企業のCSRを受け入れて、
豊かな森を未来へ受け継いでゆく、活動を続けています。
日々の暮らしの中で、「木づかい」を心がけましょう。
そして、10月8日「木の日」に、店舗オープン5年目を迎えます。
ギャラリーやカフェはあちこちにありますが、月並みではなく、
日本に育つ「木」をテーマに、物語をつむいでゆく店舗として、
皆さまとの出逢いが、物語そのものとなりますように♡

2019年9月30日

雨あがりの夕暮れ、ドラマチックに染まりゆく、感動の“そらいろ”

秋分の初候は「雷乃収声(かみなりすなわちこえをおさむ)」ですが、
今年はまだ雷が鳴りますね~と話した、いつかの夕暮れ。
空がみるみる染まりゆき、紅葉を想う、真っ赤な“そらいろ”に!
こんな空を見あげたら、感動ものよね~
「そらいろ便り」をご覧いただき、想いを寄せてくださっている、
皆さまのこころにも、ぽぅ~っと灯がともりますように。
ヤマザクラやウルシ科ヌルデの枝先が、ほんのり色づきはじめる頃。
旧暦では紅葉(こうよう)の季節、長月の異称「紅葉(もみじ)月」から、
この日の夕空は、紅葉月の夕暮れと、こころに刻みました。

2019年9月29日

黄金色に輝く田園の向こうに、秋らしい雲模様

黄金色に輝く、実りの季節。
ひとの営みが自然と調和して織りなす風景は、収穫の時を迎えています。
“原”を守り続ける皆さんは、ご家族そろって稲刈りを、
窓の向こうの田園は、黄金色からふたたび土色へ、移りゆくこの頃です。
朝は西の方へ、夕は東の方へ、「はさ掛け」の影もまた、秋の風物詩。
その土地の風土が表れる、稲や藁の天日干しは、まさに日本の原風景。
一直線に整然と並ぶ光景は、のびやかな大地が続く御牧ヶ原ならでは。
やがて「はさ掛け」や「藁ぼっち」が、秋深まる風景を描くことでしょう。
美しい田園風景を望むことができる日々に、こころより感謝する季節です。
ささやかに、新米を美味しくいただく設えと、木の文化のこころも大切に。
立春 雨水 啓蟄 春分 清明 穀雨 立夏 小満 芒種 夏至 小暑 大暑
立秋 処暑 白露 秋分 寒露 降霜 立冬 小雪 大雪 冬至 小寒 大寒

2019年9月20日


美しい雲模様は、秋本番のはじまり、豊穣の時に感謝して

天高く馬肥ゆる、実りの季節。
ひと雨過ぎて、ふいに肌寒く感じた朝、
久しぶりにひろがった青空に、砂の如く秋雲が流れゆき、
空へ続く『そらいろの丘』が、風景にとけ込みました。
黄金色に輝く田園、いち面に白い花咲く蕎麦畑、
ひとの営みが自然と調和して織りなす風景は、
はれやかに、ゆるやかに、豊穣の時を迎えています。
新幹線で日帰りできるんですね~
スカッと秋空の下、ご来訪いただき、ありがとうございます。
お持ち帰りいただいた「漆の器」を手にするたび、
こころ留めた“そらいろ”へ、想いを馳せてくださいませ♡

2019年9月19日


美しい雲模様は、秋本番のはじまり。
空へ続く『そらいろの丘』が、風景にとけ込んだ夜明け。
涼風が描いたうろこ雲は、ぐんぐん&みるみると流れゆき、
やがて空へ続くこの丘は、さわやかな風わたる旅日和に。
ひょっこりひとり旅しています~
郷里の友からメッセージが届いた朝、こころ留めた“そらいろ”より。
日本に育つ木の有効活用を掲げ、「空へ続く」をコンセプトに、
木造建築への深い造詣から創りだされた、自然と調和する一軒家。
御牧ヶ原の丘の上に、ポツンと佇む『そらいろの丘』は、
時を経るほどに、この丘へ根ざして、風景にとけ込むかのように。

2019年9月10日

台風一過の夕暮れ、真っ赤な夕焼けにとけ込む『そらいろの丘』

夜がだんだん長くなることに由来し、その略といわれる長月は、
落陽がだんだん早くなり、さわやかな夕風を肌寒く感じる頃。
台風一過の夕暮れ、紅葉の季節を思わせる、真っ赤な夕焼け、
やがて『そらいろの丘』は、漆黒の闇に包まれてゆきました。
蝉の大合唱から、ここちよい秋の虫の音へ移りゆく頃、
この日の夕空は、夜長月の夕暮れと、こころに刻みました。
台風15号の影響を受けられた皆さま、こころよりお見舞い申し上げます。
早くおだやかな日々が戻りますよう、微力ながら、祈念しております。

2019年9月7日


七十二候では「禾乃登(こくものすなわちみのる)」の頃、
窓の向こうの田園も、実りの季節を迎えています。
しばらく雲に覆われていた八ヶ岳が、スカッと青空に映える朝は、
美しい田園風景を望むことができる日々に、こころより感謝して。
実るほど稲穂が頭を垂れ、ささやかに新米をいただく、
実りの季節は「木の文化」に親しむ時でもあります。
新年に使い初めたい!という皆さま、「重ね箱」と「おお椀」は、
9月末までご予約いただいた方へ、12月下旬にお届けいたします。
皆さまの歩みと年輪を重ねる私たちのものづくりが、
実りの季節を愉しむ、お役に立てることを願っております。

2019年8月26日

雨雲と山頂がつながった、いつかの夜明けは、やがて雨降る合図に

いつしか季節は、暑さが和らぐ「処暑」へ、
朝晩は20℃を下回り、高原の風わたるこの頃です。
浅間山噴火の報道のたび、ご心配いただき、ありがとうございます。
「立秋」前日より小規模で、警戒レベルは2を維持とのことです。
山滴る季節から山粧う季節へ、暑さも鎮まり、山も人もホッとひと息、
翌朝の浅間山は、いつもの雄姿で、山麓のまちを見守るように…
雨雲と山頂がつながった、いつかの夜明け、
噴煙のように見えた雲は、やがて雨降る合図となりました。

2019年8月18日


日照不足と降雹で、細く小ぶりながら、次々と花咲かせるひまわり。
傷ついた痛々しい姿でも、笑みがこぼれ、話がはずむ「太陽の花」。
葉っぱはボロボロですが、頑張って花咲かせてくれました~
ご近所のお客様から、嬉しいメッセージが届きました!
ご家族で見守ってくださった様子を思い浮かべ、あたたかな気持ちに。
この丘のひまわりも、早咲きは頭を垂れ、種子を育む季節へ。
選りすぐりの種を、同様に蒔いても、生長はそれぞれで、
後から定植した2列目が、ようやく可愛らしい花咲かせるこの頃です。
ものがたりは、ちいさな種から。
