2019年12月14日

富士見平を望む_2019大雪

スカッと青空ひろがる、キリッと際立つ山並みは、冬ならではの風景

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七十二候では「閉塞成冬の頃(そらさむくふゆとなる)」の頃、
久しぶりにグッと冷えこんだ朝、雲ひとつないスカッと青空。

秋から冬に成る頃の小春日和は、
この地方での最も忘れ難い、最も心地の好い時の一つである。

島崎藤村が『千曲川のスケッチ』へ綴っているように、
今年はあの台風以来、浅間おろしが吹き荒ぶこともなく、
窓辺の陽だまりがここちよい、小春日和が続いています。

はれやかな空 ゆるやかな山並み
ものと出会う まちの風景

私達が『そらいろの丘』のキャッチコピーへ綴っているように、
のびやかな御牧ヶ原の風景も、信州小諸の魅力のひとつ、
遠路をご来訪そして再訪いただく、この丘の魅力でもあります。

立春 雨水 啓蟄 春分 清明 穀雨 立夏 小満 芒種 夏至 小暑 大暑
立秋 処暑 白露 秋分 寒露 降霜 立冬 小雪 大雪 冬至 小寒 大寒

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2019年11月30日

獣道の向こうに_2019霜月

愛らしい姿から伏せのポーズに、耳も倒して身構える「野生の掟」、望遠レンズにて

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いちだんと冷えこんだ霜月の終わり、霜柱立つ蕎麦畑に、
秋田犬?マサル?ではなく、“原キツネ”のツネピー!
愛らしい姿から伏せのポーズに、ピンと立った耳も倒すと、
その瞬間、獣道の向こうに走り去る、ひと回り大きなキツネ。

「野生の掟」を窓越しに見守った、ある朝のひとコマより。
冬毛に包まれたキツネたちは、ふんわり&あたたか、
この丘で共生する、野生動物の様子に、冬の訪れを知りました。
季節も走り去り、明日から師走、5年目の冬物語のはじまりに。

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2019年11月27日

荒船丸ゆく_2019小雪

Category: 荒船丸ゆく

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七十二候では「虹蔵不見(にじかくれてみえず)」の頃、
そして、「朔風払葉(きたかぜこのはをはらう)」の頃。
タヌキオオムラサキが集い、草木染めにも活用した、
桑の木の葉がバサバサと落葉し、浅間おろしに舞う季節となりました。

あの台風以来、まちの中が元気なくて~と、お客様と話した翌日、
荒船丸ゆく」風景に、ハッとする光芒が描かれました。
佐久平のまちを照らし、千曲川沿いへ降りそそぎ、
梯子のような光から、天使が下りてくるかも知れない、一瞬の光景!

澄みわたる空に現れる「薄明光線」は、「天使の梯子」とも呼ばれ、
画家レンブラントが好んで描いたことに由来する「レンブラント光線」、
宮沢賢治が表現した「光のパイプオルガン」など、別名も奥ゆかしく。
この光以来、まちの中が明るくなりますように~と、思いを託しました。

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2019年11月17日

薪ストーブ燃ゆる_2019冬

上:ぽかぽかと陽だまり、ゆらゆらと薪ストーブ、あたたかな冬の日
中:玉切りを薪割りした瞬間、あざやかな木肌は、木が生きている証
下:太さも曲りもいろいろな森の恵みを、手をかけて、薪として活用

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薪ストーブ燃ゆる、あたたかな冬の日。
夏は涼しく、冬は暖かい、風土に根ざした木造建築は、
太陽が高い季節は、空へ向かって伸びる支柱が、強い陽射しを遮り、
太陽が低い季節は、室内の隅々へ、あたたかな陽光が差しこみます。

地主さんのご厚意で、両隣の荒地を整備させていただきながら、
不法投棄されたゴミが散在する、鬱蒼とした藪は、風抜ける木立へ。
枯れ木や枝は、割って、積んで、十分に乾燥させて、薪ストーブへ。
ライフワークの森づくりを実践する場となり、美しい景観もふたたび。

森の恵みを使ってものづくり、次世代の木を育てる森づくり
日本人が受け継いできた、循環する自然の営みを、広く伝えてゆきたい、
木のここちよさを伝える店づくりは、そんな想いからはじまりました。
薪づくりはコツコツと、木立はのびのびと、空へ続く風景にとけこんで。

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2019年10月30日

黄昏色に染まる時_2019神無月

雨あがりの夕暮れ、みるみる染まりゆく、幻想的な“そらいろ”

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次はぜひ「黄昏色に染まる時」をご一緒しましょう~
空がいちだんと澄みわたる、晩秋から冬の再訪をご案内しておりますが、
雨あがりの夕暮れ、富士見平を望む風景が、幻想的な光景となりました。

希望という言葉を想起した黄昏時、翌日は久しぶりの秋晴れに。
できることを、できるかたちで、小さな心を、大きな力へ…
ホッとやすらぐ、“そらいろ”をお届けすることも、できることのひとつ。

にわのわ』のご縁で思いを寄せる、千葉県佐倉市周辺の報道。
台風21号で被災された皆さま、こころよりお見舞い申し上げます。
一刻も早くおだやかな日々が戻りますよう、お祈りしております。

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2019年10月26日

富士山を望む_2019神無月

Category: 富士山を望む

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富士山と八ヶ岳から、初冠雪の便りが届いた、降霜の頃。
その雄姿を撮影しようと、こころ待ちにしていた、野分晴の朝、
みるみる東雲色に染まる空へ、白い頂が浮かびあがりました。
富士山を望む」風景は、皆さまとの大切なこころの絆。

山粧う季節から山眠る季節へ、紅葉は山腹から山麓のまちへ。
暦の上では、初霜が降りる頃ですが、今秋の紅葉は遅いようです。

『そらいろの丘』から望む風景が恋しくなりました~
富士山の向こうから、峠を越えてご来訪くださるお客様。
私たちの郷里、首都圏と信州小諸をつなぐ店舗として、
微力ながら、地域を盛りあげてゆきたいと思っています。

睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神無月 霜月 師走

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2019年10月13日

荒船丸ゆく_2019寒露

Category: 荒船丸ゆく

台風一過の朝、雲間に輝く「荒船丸」

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久しぶりの「荒船丸」に、ホッとした、台風一過の朝。
「千曲川」と聞いてご心配いただき、ありがとうございます。
この丘も強風に煽られましたが、燈台守のごとく、一晩中明かりを灯して、
無事に朝を迎えることができました。

台風19号で被災された皆さま、こころよりお見舞い申し上げます。
一刻も早くおだやかな日々が戻りますよう、お祈りしております。

台風はどうでした?停電しているのかしら?
御牧ヶ原にセカンドハウスがあり、東京と往来されているお客様、
この辺りは無事通過しましたとお伝えすると、安堵されたご様子、
ちいさな店舗ながら、お役に立てたようです。

できることを、できるかたちで、小さな心を、大きな力へ…
ちいさな店舗だから、できることもあると、こころの明かりを灯しました。

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2019年10月8日

そらいろ便り_2019

昨夕の残照と今朝の陰影、光と影が織りなす、富士見平を望む風景

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10月8日は、漢数字の十と八で「木」という字から「木の日」
木のあたたかさやここちよさ、有効活用や可能性を見直す日です。
おかげ様でギャラリー&カフェ『そらいろの丘』は、店舗オープン5年目となりました。
そらいろ便り」をご覧いただき、こころを寄せていただき、ありがとうございます♡

昨年まで「〇周年」と表記しておりましたが、今年から「〇年目」に…
これまでの歩みではなく、これからの歩みに目を向ける、思いをこめて。
終の住まいの地としてめぐり逢った、この丘に、細く、長く、深く…
木のように根を下ろして、皆さまのお役に立てることを願っております。

夫婦共創のものづくりに親しんでいただく、木造空間そのものがギャラリー。
私たちの活動に共感いただき、ご来訪くださったお客様をおもてなしするカフェ。

私達の店づくりをご理解いただき、木と向き合うマナーを守っていただきながら、
日本に育つ木のここちよさに、ふらりと訪れ、ゆるりと触れる、丘となりますように。
数百本の年輪を刻む「木」から見れば、天職と向き合って、たった30数年ですが、
偉大なる森の恵みを、未来へ受け継ぐ店舗として、これからも年輪を重ねてゆきます。

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2019年10月2日

東雲色に染まる時_2019秋分

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季節は移りゆき、神無月の初め、東雲色に染まる時
うろこ雲がみるみる紅く染まり、大きな窓に映りこみ、
空へ続く『そらいろの丘』が、風景にとけ込んだ瞬間!

10月は、林野庁が主宰する「木づかい推進月間」です。
ライフワークの森づくりでは、企業のCSRを受け入れて、
豊かな森を未来へ受け継いでゆく、活動を続けています。
日々の暮らしの中で、「木づかい」を心がけましょう。

そして、10月8日「木の日」に、店舗オープン5年目を迎えます。
ギャラリーやカフェはあちこちにありますが、月並みではなく、
日本に育つ「木」をテーマに、物語をつむいでゆく店舗として、
皆さまとの出逢いが、物語そのものとなりますように♡

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2019年9月30日

紅葉月の夕暮れ

雨あがりの夕暮れ、ドラマチックに染まりゆく、感動の“そらいろ”

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秋分の初候は「雷乃収声(かみなりすなわちこえをおさむ)」ですが、
今年はまだ雷が鳴りますね~と話した、いつかの夕暮れ
空がみるみる染まりゆき、紅葉を想う、真っ赤な“そらいろ”に!

こんな空を見あげたら、感動ものよね~
「そらいろ便り」をご覧いただき、想いを寄せてくださっている、
皆さまのこころにも、ぽぅ~っと灯がともりますように。

ヤマザクラやウルシ科ヌルデの枝先が、ほんのり色づきはじめる頃。
旧暦では紅葉(こうよう)の季節、長月の異称「紅葉(もみじ)月」から、
この日の夕空は、紅葉月の夕暮れと、こころに刻みました。

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