2020年1月1日

新しい年を迎えて_2020

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左に荒船山、右に富士の頂を望む、この丘ならではの黎明。
澄みわたる夜明けの空に、移りゆく山ぎわのグラデーション、
やがて「荒船丸」の舳先に、2020年の輝かしい初日を仰ぎました。

信州小諸らしい晴天に恵まれ、『そらいろの丘』ならではの風景を、
漆の器」のつかい手となってくださったお客様と共感できたこと、
また「そらいろ便り」を通して、遠方の皆さまへお伝えできること、
新しい年を迎えることができた慶びに、こころより感謝しております。

移りゆく季節に育まれた、森の命はすがたを変えて、私達の傍らで生き続ける、
かたちあるものを未来へ伝えてゆく店舗として、止まらず + 少しずつ = 歩 !!
今年も皆様のお役に立てますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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2019年12月31日

荒船丸ゆく_2019師走

Category: 荒船丸ゆく

上:夜明けの佐久平に“地上の星”を見守る「荒船丸」
左:師走初めは、山頂に朝陽が重なる“ダイヤモンド荒船丸”
右:荒船丸ゆく風景は、まるで朝陽を追いかけるかのように

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「暁月」を見上げる「荒船丸」、佐久平に輝く“地上の星”。
わくわくしながら、日の出を待つ空に、美しい月の出も重なり、
今年のクリスマスは、ドラマチックな夜明けとなりました。

今年も「重ね箱」や「おお椀」を無事お届けして、
ご家族の笑みがこぼれ、話がはずむことを願う、
来る年の門出へ想いを馳せる、大晦日。

5年目の冬も年越しとなり、いよいよ明日は元日。
漆の器」のつかい手となってくださったお客様をお迎えして、
幸先のよい初日を仰ぎ、「そらいろ便り」からお届けいたします。

いつもご覧いただいている皆さま、どうもありがとうございます。
来る年が幸せ多き年となりますこと、こころより願っております。

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2019年12月23日

富士見平を望む_2019冬至

どんより雪空から、信州小諸らしい、はれやかな冬空へ

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あれが「天狗岳」ですよ!
お客様と八ヶ岳を眺めた、冬至の夕方から降りはじめた湿雪は、
窓の向こうの富士見平へ、まばゆい白銀の風景を描きました。

富士見平を望む」定点観測も、5年目の冬。
暖かな冬のはじまりから、思いがけず雪景色に。

年越しそばから使い初めますね!
おお椀」をひと目気に入ってくださった、お客様との嬉しい出会い、
重ね箱」のお届けも終わり、今年の師走もあとわずかとなりました。

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2019年12月14日

富士見平を望む_2019大雪

スカッと青空ひろがる、キリッと際立つ山並みは、冬ならではの風景

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七十二候では「閉塞成冬の頃(そらさむくふゆとなる)」の頃、
久しぶりにグッと冷えこんだ朝、雲ひとつないスカッと青空。

秋から冬に成る頃の小春日和は、
この地方での最も忘れ難い、最も心地の好い時の一つである。

島崎藤村が『千曲川のスケッチ』へ綴っているように、
今年はあの台風以来、浅間おろしが吹き荒ぶこともなく、
窓辺の陽だまりがここちよい、小春日和が続いています。

はれやかな空 ゆるやかな山並み
ものと出会う まちの風景

私達が『そらいろの丘』のキャッチコピーへ綴っているように、
のびやかな御牧ヶ原の風景も、信州小諸の魅力のひとつ、
遠路をご来訪そして再訪いただく、この丘の魅力でもあります。

立春 雨水 啓蟄 春分 清明 穀雨 立夏 小満 芒種 夏至 小暑 大暑
立秋 処暑 白露 秋分 寒露 降霜 立冬 小雪 大雪 冬至 小寒 大寒

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2019年11月30日

獣道の向こうに_2019霜月

愛らしい姿から伏せのポーズに、耳も倒して身構える「野生の掟」、望遠レンズにて

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いちだんと冷えこんだ霜月の終わり、霜柱立つ蕎麦畑に、
秋田犬?マサル?ではなく、“原キツネ”のツネピー!
愛らしい姿から伏せのポーズに、ピンと立った耳も倒すと、
その瞬間、獣道の向こうに走り去る、ひと回り大きなキツネ。

「野生の掟」を窓越しに見守った、ある朝のひとコマより。
冬毛に包まれたキツネたちは、ふんわり&あたたか、
この丘で共生する、野生動物の様子に、冬の訪れを知りました。
季節も走り去り、明日から師走、5年目の冬物語のはじまりに。

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2019年11月27日

荒船丸ゆく_2019小雪

Category: 荒船丸ゆく

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七十二候では「虹蔵不見(にじかくれてみえず)」の頃、
そして、「朔風払葉(きたかぜこのはをはらう)」の頃。
タヌキオオムラサキが集い、草木染めにも活用した、
桑の木の葉がバサバサと落葉し、浅間おろしに舞う季節となりました。

あの台風以来、まちの中が元気なくて~と、お客様と話した翌日、
荒船丸ゆく」風景に、ハッとする光芒が描かれました。
佐久平のまちを照らし、千曲川沿いへ降りそそぎ、
梯子のような光から、天使が下りてくるかも知れない、一瞬の光景!

澄みわたる空に現れる「薄明光線」は、「天使の梯子」とも呼ばれ、
画家レンブラントが好んで描いたことに由来する「レンブラント光線」、
宮沢賢治が表現した「光のパイプオルガン」など、別名も奥ゆかしく。
この光以来、まちの中が明るくなりますように~と、思いを託しました。

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2019年11月17日

薪ストーブ燃ゆる_2019冬

上:ぽかぽかと陽だまり、ゆらゆらと薪ストーブ、あたたかな冬の日
中:玉切りを薪割りした瞬間、あざやかな木肌は、木が生きている証
下:太さも曲りもいろいろな森の恵みを、手をかけて、薪として活用

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薪ストーブ燃ゆる、あたたかな冬の日。
夏は涼しく、冬は暖かい、風土に根ざした木造建築は、
太陽が高い季節は、空へ向かって伸びる支柱が、強い陽射しを遮り、
太陽が低い季節は、室内の隅々へ、あたたかな陽光が差しこみます。

地主さんのご厚意で、両隣の荒地を整備させていただきながら、
不法投棄されたゴミが散在する、鬱蒼とした藪は、風抜ける木立へ。
枯れ木や枝は、割って、積んで、十分に乾燥させて、薪ストーブへ。
ライフワークの森づくりを実践する場となり、美しい景観もふたたび。

森の恵みを使ってものづくり、次世代の木を育てる森づくり
日本人が受け継いできた、循環する自然の営みを、広く伝えてゆきたい、
木のここちよさを伝える店づくりは、そんな想いからはじまりました。
薪づくりはコツコツと、木立はのびのびと、空へ続く風景にとけこんで。

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2019年10月30日

黄昏色に染まる時_2019神無月

雨あがりの夕暮れ、みるみる染まりゆく、幻想的な“そらいろ”

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次はぜひ「黄昏色に染まる時」をご一緒しましょう~
空がいちだんと澄みわたる、晩秋から冬の再訪をご案内しておりますが、
雨あがりの夕暮れ、富士見平を望む風景が、幻想的な光景となりました。

希望という言葉を想起した黄昏時、翌日は久しぶりの秋晴れに。
できることを、できるかたちで、小さな心を、大きな力へ…
ホッとやすらぐ、“そらいろ”をお届けすることも、できることのひとつ。

にわのわ』のご縁で思いを寄せる、千葉県佐倉市周辺の報道。
台風21号で被災された皆さま、こころよりお見舞い申し上げます。
一刻も早くおだやかな日々が戻りますよう、お祈りしております。

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2019年10月26日

富士山を望む_2019神無月

Category: 富士山を望む

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富士山と八ヶ岳から、初冠雪の便りが届いた、降霜の頃。
その雄姿を撮影しようと、こころ待ちにしていた、野分晴の朝、
みるみる東雲色に染まる空へ、白い頂が浮かびあがりました。
富士山を望む」風景は、皆さまとの大切なこころの絆。

山粧う季節から山眠る季節へ、紅葉は山腹から山麓のまちへ。
暦の上では、初霜が降りる頃ですが、今秋の紅葉は遅いようです。

『そらいろの丘』から望む風景が恋しくなりました~
富士山の向こうから、峠を越えてご来訪くださるお客様。
私たちの郷里、首都圏と信州小諸をつなぐ店舗として、
微力ながら、地域を盛りあげてゆきたいと思っています。

睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神無月 霜月 師走

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2019年10月13日

荒船丸ゆく_2019寒露

Category: 荒船丸ゆく

台風一過の朝、雲間に輝く「荒船丸」

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久しぶりの「荒船丸」に、ホッとした、台風一過の朝。
「千曲川」と聞いてご心配いただき、ありがとうございます。
この丘も強風に煽られましたが、燈台守のごとく、一晩中明かりを灯して、
無事に朝を迎えることができました。

台風19号で被災された皆さま、こころよりお見舞い申し上げます。
一刻も早くおだやかな日々が戻りますよう、お祈りしております。

台風はどうでした?停電しているのかしら?
御牧ヶ原にセカンドハウスがあり、東京と往来されているお客様、
この辺りは無事通過しましたとお伝えすると、安堵されたご様子、
ちいさな店舗ながら、お役に立てたようです。

できることを、できるかたちで、小さな心を、大きな力へ…
ちいさな店舗だから、できることもあると、こころの明かりを灯しました。

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