2019年11月17日
上:ぽかぽかと陽だまり、ゆらゆらと薪ストーブ、あたたかな冬の日
中:玉切りを薪割りした瞬間、あざやかな木肌は、木が生きている証
下:太さも曲りもいろいろな森の恵みを、手をかけて、薪として活用
薪ストーブ燃ゆる、あたたかな冬の日。
夏は涼しく、冬は暖かい、風土に根ざした木造建築は、
太陽が高い季節は、空へ向かって伸びる支柱が、強い陽射しを遮り、
太陽が低い季節は、室内の隅々へ、あたたかな陽光が差しこみます。
地主さんのご厚意で、両隣の荒地を整備させていただきながら、
不法投棄されたゴミが散在する、鬱蒼とした藪は、風抜ける木立へ。
枯れ木や枝は、割って、積んで、十分に乾燥させて、薪ストーブへ。
ライフワークの森づくりを実践する場となり、美しい景観もふたたび。
森の恵みを使ってものづくり、次世代の木を育てる森づくり、
日本人が受け継いできた、循環する自然の営みを、広く伝えてゆきたい、
木のここちよさを伝える店づくりは、そんな想いからはじまりました。
薪づくりはコツコツと、木立はのびのびと、空へ続く風景にとけこんで。
2019年10月30日
雨あがりの夕暮れ、みるみる染まりゆく、幻想的な“そらいろ”
次はぜひ「黄昏色に染まる時」をご一緒しましょう~
空がいちだんと澄みわたる、晩秋から冬の再訪をご案内しておりますが、
雨あがりの夕暮れ、富士見平を望む風景が、幻想的な光景となりました。
希望という言葉を想起した黄昏時、翌日は久しぶりの秋晴れに。
できることを、できるかたちで、小さな心を、大きな力へ…
ホッとやすらぐ、“そらいろ”をお届けすることも、できることのひとつ。
『にわのわ』のご縁で思いを寄せる、千葉県佐倉市周辺の報道。
台風21号で被災された皆さま、こころよりお見舞い申し上げます。
一刻も早くおだやかな日々が戻りますよう、お祈りしております。
2019年10月26日
富士山と八ヶ岳から、初冠雪の便りが届いた、降霜の頃。
その雄姿を撮影しようと、こころ待ちにしていた、野分晴の朝、
みるみる東雲色に染まる空へ、白い頂が浮かびあがりました。
「富士山を望む」風景は、皆さまとの大切なこころの絆。
山粧う季節から山眠る季節へ、紅葉は山腹から山麓のまちへ。
暦の上では、初霜が降りる頃ですが、今秋の紅葉は遅いようです。
『そらいろの丘』から望む風景が恋しくなりました~
富士山の向こうから、峠を越えてご来訪くださるお客様。
私たちの郷里、首都圏と信州小諸をつなぐ店舗として、
微力ながら、地域を盛りあげてゆきたいと思っています。
睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神無月 霜月 師走
2019年10月20日
それぞれのシーンで活躍する「椀」、3サイズ重ねた展示をご覧になり、1セットお持ち帰りいただくことも
手のひらから伝わること、伝えることを、大切に考えているギャラリーでは、
手にとって、肌ざわりを感じて、親しんでいただく展示カウンターへ、
「こ椀」「お椀」「おお椀」の3サイズを、重ねて展示しております。
小盛りごはんや和え物、ご出産御祝など贈り物に慶ばれる、こ椀:口径3寸
ご飯にもお味噌汁にも、手のひらに馴染むかたちが人気の、お椀:口径4寸
お蕎麦やうどん、具沢山の汁物をあたたかに口元へ運ぶ、おお椀:口径5寸
日本の山に自生する山桜のお椀は、天然木の木塊から成形するため、
時間をかけて木材調達、十分な乾燥工程を経て、じっくりと仕上げています。
とりわけ大きな木塊から削り出す「おお椀」は、製作数も限られるため、
新年のお雑煮から使い初めたい!というお客様には、ご予約を承っております。
新年に縁起を担いでものを新調することは、日本が育んできた風習、
この丘から生まれた「漆の器」が、ご家族の年輪を重ねてゆきますように♡
2019年10月13日
台風一過の朝、雲間に輝く「荒船丸」
久しぶりの「荒船丸」に、ホッとした、台風一過の朝。
「千曲川」と聞いてご心配いただき、ありがとうございます。
この丘も強風に煽られましたが、燈台守のごとく、一晩中明かりを灯して、
無事に朝を迎えることができました。
台風19号で被災された皆さま、こころよりお見舞い申し上げます。
一刻も早くおだやかな日々が戻りますよう、お祈りしております。
台風はどうでした?停電しているのかしら?
御牧ヶ原にセカンドハウスがあり、東京と往来されているお客様、
この辺りは無事通過しましたとお伝えすると、安堵されたご様子、
ちいさな店舗ながら、お役に立てたようです。
できることを、できるかたちで、小さな心を、大きな力へ…
ちいさな店舗だから、できることもあると、こころの明かりを灯しました。
2019年10月8日
昨夕の残照と今朝の陰影、光と影が織りなす、富士見平を望む風景
10月8日は、漢数字の十と八で「木」という字から「木の日」
木のあたたかさやここちよさ、有効活用や可能性を見直す日です。
おかげ様でギャラリー&カフェ『そらいろの丘』は、店舗オープン5年目となりました。
「そらいろ便り」をご覧いただき、こころを寄せていただき、ありがとうございます♡
昨年まで「〇周年」と表記しておりましたが、今年から「〇年目」に…
これまでの歩みではなく、これからの歩みに目を向ける、思いをこめて。
終の住まいの地としてめぐり逢った、この丘に、細く、長く、深く…
木のように根を下ろして、皆さまのお役に立てることを願っております。
夫婦共創のものづくりに親しんでいただく、木造空間そのものがギャラリー。
私たちの活動に共感いただき、ご来訪くださったお客様をおもてなしするカフェ。
私達の店づくりをご理解いただき、木と向き合うマナーを守っていただきながら、
日本に育つ木のここちよさに、ふらりと訪れ、ゆるりと触れる、丘となりますように。
数百本の年輪を刻む「木」から見れば、天職と向き合って、たった30数年ですが、
偉大なる森の恵みを、未来へ受け継ぐ店舗として、これからも年輪を重ねてゆきます。
2019年10月2日
季節は移りゆき、神無月の初め、東雲色に染まる時。
うろこ雲がみるみる紅く染まり、大きな窓に映りこみ、
空へ続く『そらいろの丘』が、風景にとけ込んだ瞬間!
10月は、林野庁が主宰する「木づかい推進月間」です。
ライフワークの森づくりでは、企業のCSRを受け入れて、
豊かな森を未来へ受け継いでゆく、活動を続けています。
日々の暮らしの中で、「木づかい」を心がけましょう。
そして、10月8日「木の日」に、店舗オープン5年目を迎えます。
ギャラリーやカフェはあちこちにありますが、月並みではなく、
日本に育つ「木」をテーマに、物語をつむいでゆく店舗として、
皆さまとの出逢いが、物語そのものとなりますように♡
2019年9月30日
雨あがりの夕暮れ、ドラマチックに染まりゆく、感動の“そらいろ”
秋分の初候は「雷乃収声(かみなりすなわちこえをおさむ)」ですが、
今年はまだ雷が鳴りますね~と話した、いつかの夕暮れ。
空がみるみる染まりゆき、紅葉を想う、真っ赤な“そらいろ”に!
こんな空を見あげたら、感動ものよね~
「そらいろ便り」をご覧いただき、想いを寄せてくださっている、
皆さまのこころにも、ぽぅ~っと灯がともりますように。
ヤマザクラやウルシ科ヌルデの枝先が、ほんのり色づきはじめる頃。
旧暦では紅葉(こうよう)の季節、長月の異称「紅葉(もみじ)月」から、
この日の夕空は、紅葉月の夕暮れと、こころに刻みました。
2019年9月29日
黄金色に輝く田園の向こうに、秋らしい雲模様
黄金色に輝く、実りの季節。
ひとの営みが自然と調和して織りなす風景は、収穫の時を迎えています。
“原”を守り続ける皆さんは、ご家族そろって稲刈りを、
窓の向こうの田園は、黄金色からふたたび土色へ、移りゆくこの頃です。
朝は西の方へ、夕は東の方へ、「はさ掛け」の影もまた、秋の風物詩。
その土地の風土が表れる、稲や藁の天日干しは、まさに日本の原風景。
一直線に整然と並ぶ光景は、のびやかな大地が続く御牧ヶ原ならでは。
やがて「はさ掛け」や「藁ぼっち」が、秋深まる風景を描くことでしょう。
美しい田園風景を望むことができる日々に、こころより感謝する季節です。
ささやかに、新米を美味しくいただく設えと、木の文化のこころも大切に。
立春 雨水 啓蟄 春分 清明 穀雨 立夏 小満 芒種 夏至 小暑 大暑
立秋 処暑 白露 秋分 寒露 降霜 立冬 小雪 大雪 冬至 小寒 大寒
2019年9月20日
美しい雲模様は、秋本番のはじまり、豊穣の時に感謝して
天高く馬肥ゆる、実りの季節。
ひと雨過ぎて、ふいに肌寒く感じた朝、
久しぶりにひろがった青空に、砂の如く秋雲が流れゆき、
空へ続く『そらいろの丘』が、風景にとけ込みました。
黄金色に輝く田園、いち面に白い花咲く蕎麦畑、
ひとの営みが自然と調和して織りなす風景は、
はれやかに、ゆるやかに、豊穣の時を迎えています。
新幹線で日帰りできるんですね~
スカッと秋空の下、ご来訪いただき、ありがとうございます。
お持ち帰りいただいた「漆の器」を手にするたび、
こころ留めた“そらいろ”へ、想いを馳せてくださいませ♡