2020年9月16日
野山の草木が露を結び、ほんのり色づきはじめる、白露の頃。
フォトグラファーとしても活躍される女将さんとのご縁から、
上棟式のお弁当を作っていただいた、小諸の名店『天麩羅割烹懐(かい)』に、
今回は「重ね箱」を持参して、お料理をテイクアウトしました。
細かなお心遣いと熟練の技が詰まった、旬の素材を生かした盛り合わせに、
ささやかながら、自作のご飯とお味噌汁、風抜ける木立の草木を添えて、
実りの秋の昼下がり、おうちでミニ懐石!を演出しました。
プラスチック廃棄物があふれ、脱プラスチックが叫ばれる時代、
「漆の器」持参で快くご対応いただき、ありがとうございます。
愛情を込めてものを創り、愛情を持ってものを買い、愛着を持ってものを使う、
ゆるぎない思いが伝わりますように~1枚の写真にメッセージをこめて。
2020年9月13日
みまき大池から描かれた、幸せを運ぶダブルレインボー !!
雨あがりの夜明け、白露が結ぶ頃。
虹だよ!の声に、ハッとカメラを持ち、パッと外へ出ると、
“幸運のサイン”といわれるダブルレインボー !!
虹始見(にじはじめてあらわる)は「清明」末候の4月中旬、
虹蔵不見(にじかくれてみえず)は「小雪」初候の11月下旬、
と七十二候に表現されていますが、今年は薄っすら消えゆく虹ばかりで、
ひと雨過ぎるたび、そわそわ&ワクワクと、こころ待ちにしていました。
住んでいるから撮影できるのね~
とよく言われますが、そんな一瞬の光景から、幸せが運ばれますように。
いつもご覧いただいている皆さまへ、1枚の写真にメッセージをこめて♡
2019梅雨 2019春 2019立春
2018秋 2018晩夏 2018夏 2018春
2016冬
2020年9月4日
さわやかな風に誘われた朝、流れゆく雲の向こうに富士の頂!
「富士山を望む」ことができる日数が多い季節は10月~2月で、
雲の多い梅雨から盛夏の6月~8月、秋の長雨が続く9月は、
シャッターチャンスに恵まれることなく、こころ待ちにしていた風景。
富士山を見ることができる「富士山可視マップ」によると、
そのエリアに住む人は4000万人、日本の人口の1/3になるそうです。
この風景の向こうで今、富士山を望んでいるかもしれない、
お客様や郷里の友の顔を思い浮かべる、長月のはじまりとなりました。
睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神無月 霜月 師走
2020年9月4日
「天地始粛(てんちはじめてさむし)」も移りゆく頃、
さわやかな風に誘われて、カメラを持って丘に立つと、
そんな予感通り、ドラマチックな朝焼けが描かれました。
橙色から茜色へと染まりゆく、黄昏色に染まる時。
紅色から曙色へと染まりゆく、東雲色に染まる時。
鮮やかな色彩からはじまり、やがて漆黒の闇へとけ込む夕暮れ。
明るみはじめた空が深紅に、やがて太陽の光に薄れゆく夜明け。
夕暮れと夜明けでは、グラデーション=色の段階的変化が逆。
いつしか日の入りが早く、日の出が遅くなりましたが、
自然の営みはつつがなく、7年目の秋がはじまりました。
2020年8月26日
上:立秋を過ぎて、空や風がほんのり秋めく「山の日」
下:処暑を過ぎて、ほんのり黄金色へ移りゆく田園
空や風がほんのり秋めく立秋から、季節はいつしか処暑へ。
窓の向こうの田園は、日に日に黄金色へ、移りゆくこの頃です。
ひとの営みと自然の営みが織りなす風景は、もうすぐ実りの秋、
そして、ギャラリー&カフェ『そらいろの丘』は6年目の秋に。
「十年一昔」という諺のように、十年を一区切りに歩んできましたが、
思いもよらない試練に直面し、思うように活動することができない今、
「五年一昔」とふり返る、6年目のはじまりとなりました。
『そらいろの丘』は、私たちにとって、
終の住まいであり、生涯現役であり続けるための活動拠点です。
数百本の年輪を刻む木から見れば、わずか5年、さらに5年ですが、
この丘を守りながら、私たちらしく前進したいと思っております。
2020年8月7日
立秋の夜明け、東雲色に染まる、一瞬の“そらいろ”
立秋の夜明け、美しい朝焼け、東雲色に染まる時。
秋の季語でもある朝露が降りて、暦通りに秋が訪れました。
「朝露が降りると晴れ」という、諺通りに残暑の日々ですが、
朝夕の虫の音に、移りゆく季節を感じるこの頃です。
ひまわりの写真を見てこころが明るくなりましたよ~
日照不足で生長が遅れ、細く小ぶりながらも、一生懸命に花を咲かせる、
ちいさな種から芽生えた尊い命に、笑みがこぼれましたら何よりです。
ギャラリー&カフェ『そらいろの丘』は、もうすぐ6年目の秋。
5年間の出会いをこころの糧に、深く長くありたいと前進しております。
こちらこそ、あたたかなメッセージに、こころが明るくなりました♡
こんな時こそ、声をかけあい、励ましあい、思いやるこころを大切に。
2020年8月4日
ひとつひとつ、こころを結ぶ、“そらいろスタイル”の贈り物。
今年の新作「むつ入れ子」も、2色のお箱をご用意しました。
持参するにも、発送するにも、手頃な大きさが魅力ゆえ、
さまざまなシーンで、お喜びいただけることを願っております。
これまで、ご友人の結婚式に、ご両親の金婚式に、
還暦など節目の日の御祝に、卒業など門出の日の御祝に、
ご退職などの記念品に、ご家族への誕生日プレゼントに、
さまざまなご依頼を承り、こころを込めて、水引を結びました。
ハート型の「あわび結び」も、塗師自ら結ぶことも、
ちいさな店舗ならでは、ていねいな仕事を心がけています。
ものがひとの絆を深め、ひとがことの糸を紡ぐ…
「むつ入れ子」もまた、お役に立つことができますように♡
2020年8月2日
明けました!咲きました!
梅雨明けが発表された翌朝、ひまわりが花開きました。
日照不足で生長が後れ、細く小ぶりではありますが、
「太陽の花」という学名通り、太陽のように輝いています。
7月24日に梅雨明け、8月4日に開花、降雹にも負けず一生懸命に輝いた 2019年
6月29日に梅雨明け、7月31日に開花、台風一過のはれやかな空に映えた 2018年
7月6日に梅雨明け、7月20日に開花、残り梅雨のぐずついた空に咲いた 2017年
1枚の写真は、記録となり、記憶となり、軌跡となり。
『そらいろの丘』にひまわり、想像しただけでもぴったりね~
ご来訪いただくことができなくても、写真でお伝えしますね~
この丘の盛夏に、想いを馳せていただけましたら何よりです 🌻
2020年7月26日
どんな風に使おうか、あれこれイメージすることも、愉しさのひとつ。
いちばん大きなサイズに、すっぽりと片付くことも、嬉しさのひとつ。
おべんとうに、おうちごはんに、さまざまなシーンで活躍する入れ子が、
“そらいろスタイル”のオリジナル品「むつ入れ子」となりました!
最小φ96mm ~ 最大φ136mm の6個1組、手のひらに馴染むサイズで、
重ね箱やこ膳と同様、波模様を描く綴じ目は、曲げ物ならではの魅力。
曲げに強い檜(ひのき)を側板、吸水性のよい椹(さわら)を蓋・底板に使い、
私たちらしい“かたち”となるよう、手間と時間をかけて創りあげました。
「むつ入れ子」はご予約を承り、順次お届けする予定です。
ひとつひとつ、こころを結ぶ、“そらいろスタイル”の贈り物にもぜひ。
オンライン接客も承っておりますので、どうぞお申しつけくださいませ。
私たちを応援してくださる皆さまの元へ、旅立つ日をこころの糧に。
2020年7月16日
早朝のひと時、梅雨明けを思わす夏空に深呼吸!
「荒船丸」を望む、夏空を思わす朝。
梅雨寒と日照不足で、恒例のひまわりは生長が遅れています。
定点観測の軌跡をたどり、その年その年の天候の違いを実感、
はじめの一輪が7月下旬に花開いた、3年前を思い出しながら。
信州小諸らしいスカッと青空、向こうの田園をわたる青田風、
梅雨明けはもうすぐと、ひまわりを見守るこの頃です。
5年の歩みを振りかえり、私たちの店舗の進むべき道を実感、
ひと組のお客様とひと時を重ねる、ふれあいを想い描きながら。