2021年2月6日

浅間山を望む_2021如月

Category: 浅間山を望む

背伸びしても写りこむ桑の木、ほんのり膨らむ梢は大地の鼓動のように

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新春は真っ白だった山頂に、ほんのり早春の息吹きを感じる如月。
気象庁から噴火警戒レベル1(活火山であることに留意)に引き下げ、
小諸市から登山規制の緩和(前掛山の登山が可能)が発表されました。

浅間山噴火の報道があるたび、大丈夫?とご心配いただきますが、
ときどきほぅ~っと息抜きする様相は、地球の鼓動のように。
私たちもふぅ~っと深呼吸する様子を、見守っているように。

めぐる季節を綴ってきた「定点観測の軌跡」も6年目。
悠々しく生きる力を諭してくれる、偉大なる雄姿を仰ぎながら、
「山笑う」季節を、こころ待ちにするこの頃です。

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2021年1月31日

荒船丸ゆく_2021睦月_続

Category: 荒船丸ゆく

上:1月15日、経塚山の頂からころんと落ちた朝陽
中:1月21日、デッキの上を転がるように昇る朝陽
下:1月31日、いつしか朝陽を乗り越えた荒船丸!

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『そらいろの丘』の冬は、荒船丸を望むことから。
元日には、舳先の経塚山より右方に朝陽を仰ぎましたが、
荒船丸は、日々刻々と近づき、追いつき、ついに乗り越えて。

自然の営みはつつがなく、明日はもう2月、そして立春へ。
「荒船丸ゆく」風景は、移りゆく季節の気づきに。

立春を過ぎると、隣の木立と県境の山並みが重なり、
朝陽を追うことはできませんが、カメラもこころもリセット!
「定点観測の軌跡」は、地球の流転の学びに。

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2021年1月20日

富士見平を望む_2021大寒

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いちだんと澄みわたる空に、八ヶ岳の山頂が映える朝。
ふいに浅間おろしが吹き荒ぶ、厳寒の季節となりました。
定点観測の軌跡に、昨年の小寒を思い出しながら、
ひと足早い雄雉の鳴き声に、この丘の仲間を思いやるこの頃です。

長野県内の高冷地、菅平や野辺山の気温が北海道より低い朝は、
御牧ヶ原もキーンと冷えこみ、寒冷地であることを実感します。

小諸に新しい創作文化をつくり上げてください~
ささやかながら応援しています~
昨年、この風景の向こうからご来店くださったお客様のお手紙に、
ご愛用いただいているシーンを思い浮かべ、心の中はあたたかく♡

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2021年1月11日

荒船丸ゆく_2021睦月

Category: 荒船丸ゆく

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『そらいろの丘』の1日は、「明けの明星」を望むことから。
空がいちだんと澄みわたる厳寒の季節、静謐な朝のはじまり、
その瞬間をお届けしたいと、拙い写真を撮り続けています。

中島みゆきの名曲に習い“地上の星”と呼んでいる、
星空のイルミネーションの下に瞬く、佐久平のまちの営み。
やがて、夜明けのグラデーションに映える「荒船丸」の先に
ひときわ輝く金星や暁月が昇りゆく、今この空、今この時 ☆

お客様へのお便りには、季節を伝える一文を添えていますが、
静謐な文面にそちらの風景が目に浮かぶようです~
とのお言葉を励みに、これからも拙い文章を綴ってゆきます。

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2021年1月6日

浅間山を望む_2021睦月

Category: 浅間山を望む

青い空と白い頂、信州小諸の冬らしいコントラスト

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信州小諸の冬らしいコントラスト、新春の浅間山。
偉大なる雄姿はいつも、悠々しく生きる力を諭してくれます。

この丘から仰ぐ浅間山は、剣ヶ峰(けんがみね)・牙山(ぎっぱやま)と重なり、
剣や牙という字のごとく、頂へ続く道のりの険しさを諭しているようですが、
昨年の新春と見比べると、お隣の桑畑の梢は、いつしか頂を越えていました。

自然の営みはつつがなく、いよいよ寒の内に。
「浅間山を望む」定点観測も6年目、今年もまた、美しい表情を追いかけて。

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2021年1月1日

新しい年を迎えて_2021

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夜明けのグラデーションに、富士山と「明けの明星」
カメラを持つ手も凍える、年越し寒波となりましたが、
やがて「荒船丸」が見守る、佐久平の“地上の星”が瞬き、
その舳先に、2021年もまた、輝かしい初日を仰ぎました。

『そらいろの丘』ならではの風景、今この空、今この時を、
漆の器」のつかい手となってくださったお客様と共感できたこと、
また「そらいろ便り」を通して、遠方の皆さまへお伝えできること、
新しい年を迎えることができた慶びに、こころより感謝しております。

変わりゆく時代に、変わらない信念を掲げ、私たちの言葉で伝えてゆく、
未来へつなぐ活動の輪をひろげながら、止まらず + 少しずつ = 歩 !!
今年も皆様のお役に立てますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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2020年12月31日

時を経るほどに_2020師走

色褪せた看板も、降雹の柱の傷も、この丘の風景にとけ込んで

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青空と降りそそぐ太陽、星空のイルミネーションに彩られる、
『そらいろの丘』には、華美な装飾はありませんが、
身の丈のちいさなお飾りと共に、年神様とお客様をお迎えします。

八ヶ岳南麓の素材で作られたお飾りには、縁起物の苔むす枝も!
時を経るほどにむす苔には、「転石苔むさず」という諺もあり、
一途な私たちを知る、郷里の友ならではと、笑みがこぼれました♡

今春より、ひと組のお客様とふれあう、ご予約制の店舗となり、
木の話、森の話、これからのライフスタイルを語らう空間として、
店づくりのはじまりを大切に、私たちらしく前進しております。

いつもご覧いただいている皆さま、どうもありがとうございます。
憂いなくご来訪いただき、再会できる日をこころの糧に、
来る年が幸せ多き年となりますことを願っております。

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2020年12月21日

富士見平を望む_2020冬至

同じ窓辺で同じ方角を望む定点観測は、この丘の記録となり、記憶となり、軌跡となり

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いちだんと澄みわたる空、冠雪した山並み。
長野県は雪でしょう?とご心配いただきますが、
晴天率の高いまち 信州小諸は、雪のない真冬日。
窓辺の陽だまりがここちよい季節となりました。

「富士見平を望む」というタイトルで綴っている風景に、
移りゆく季節を感じながら、自然の恵みに感謝しながら、
行く年を振り返り、来る年へ想いを馳せる、この頃です。

冬至の夕暮れには、木星と土星が397年ぶりの最接近!
夜明けの空には、国際宇宙ステーション「きぼう」が!
同じ窓辺で同じ方角を望む、定点観測は天体観測となり、
今この時、今この空を、こころに刻みました。

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2020年12月1日

荒船丸ゆく_2020師走

Category: 荒船丸ゆく

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青空と降りそそぐ太陽、星空のイルミネーションに彩られる、
『そらいろの丘』には、華美な装飾はありませんが、
澄みわたる空に感謝しながら、四季や仕事を果す=しはす月、師走。

毎朝わくわくしながら、同じ窓辺で、同じ方角を望みますが、
つい先日まで、荒船丸の船尾から昇っていた朝陽は、
今冬も師走のはじまり、舳先の「経塚山」を越えました。

これから冬至まで、荒船丸は朝陽を追いかけますが、
小寒の頃、ふたたび朝陽をとらえ、“ダイヤモンド荒船丸”に。
自然の営みは、変わりなく、つつがなく、今年もまた厳寒の季節へ。

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2020年11月26日

風景にとけ込む_2020小雪

落葉した木立と、流れゆく雲にとけ込む『そらいろの丘』

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窓辺の陽だまりがここちよい、小春日和の昼下がり。
暦の上では立冬から小雪へ、広葉樹は落葉の季節へ、
ふいに吹き荒ぶ浅間おろしに、落ち葉が舞うこの頃です。

流れゆく雲にハッとして、カメラを持って丘に立つと、
風抜ける木立を背景に、木造建築がポツンと佇み、
あたたかな陽射しを浴びて、今この瞬間ならではの風景に!

奥まで陽が差しこむのですね~
晴天率の高いまちならでは、太陽の恵みを生かした木造建築は、
この丘の風景にとけ込み、その魅力と可能性を伝えています。

*「風景にとけ込む」は、国産材を活用した木造建築の普及を願って、
『そらいろの丘』オフィシャルよりご紹介しております。
店舗兼住宅につき、写真撮影およびブログ・SNS 等への掲載は
ご遠慮いただいております~どうぞご了承くださいませ。

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