2021年3月31日


新春早々、佐久圏域にも「新型コロナウイルス特別警報」が発出され、
春待つ梢のように、じぃ~っと活動を自粛しておりましたが、
春分を過ぎて、お久しぶり!と初めまして!のご来訪が続いています。
2名様は対角にお座りいただき、4名様はアクリルパネルを設置して、
(長野県から配布された「飛沫防止パネル」を有効活用)
ご予約制の店舗ならでは、感染拡大防止の徹底に努めております。
辛夷のつぼみふくらむ3月の終わり、うららかな風景を望む窓辺に、
上田へ移住されたご夫妻、御代田へ移住されたご夫妻、そして私たち、
計6人中に母校卒が3人!という、嬉しいご縁に恵まれました。
何部だった?
音クラ?美クラ?(書クラ?)
3年間B棟だったよ~
晴天率の高いまちは暮らしやすいね~
ローカルな話がはずみ、笑みがこぼれた昼下がり。
お声がけくださったご夫妻が描く、未来へ続くプロジェクトを伺い、
この丘は暫し、母校の校名のように、“希望という名の丘”となりました。

2021年3月24日


時を降るほどに風合いを深める、ウッドチップから踏み板へ、ウッドデッキからファサードへ

丘の上にポツンと佇む、ギャラリー&カフェ『そらいろの丘』は、
日本に育つさまざまな木が、適材適所に生かされた木造建築。
日本に育つ木のここちよさを、五感で親しんでいただく木造空間。
そのアプローチには、山並みを見わたす、カラマツのウッドデッキ。
棟梁が鉋をかけて仕上げてくださった、カラマツ一枚板の踏み板。
車を降り立つ瞬間、ふわっと香る、ふかふかの地場産ウッドチップ。
ちいさな店舗ながら、すべてがオンリーワン!であることを大切に、
今春もまた、ウッドチップを敷きならしました。
この丘に根ざして6年目の春、この風景も記録に、記憶に、軌跡に。
2020小雪 2020立冬 2020立夏 2019夏至 2018立秋
*「風景にとけ込む」は、国産材を活用した木造建築の普及を願って、
『そらいろの丘』オフィシャルよりご紹介しております。
店舗兼住宅につき、写真撮影およびブログ・SNS 等への無断掲載は
ご遠慮いただいております~どうぞご了承くださいませ。

2021年3月23日



上:霞や霧に覆われ、いつしか雪解けした浅間山(3月10日撮影)
中:春の嵐が過ぎ行き、ふたたび冠雪した浅間山(3月14日撮影)
下:躍動の季節のはじまりに、息抜きする浅間山(3月23日撮影)

「春に3日の晴れなし」といわれるように、
春霞から霧へ、小雨から霙、そしてなごり雪へ、
日々天気が移り変わるこの頃です。
青い空と白い頂、コントラストが映えた、新春。
ほんのり春めく空、山肌が見えはじめた、立春。
霞や霧に覆われ、いつしか雪解け、春の嵐でふたたび冠雪、
躍動の季節のはじまりを諭すかのように息抜きする、早春。
先日は、国際宇宙ステーション「きぼう」が通り過ぎました。
3.11には、この空の彼方へ黙祷しました。
私たちは、浅間山を望むこの町で、10年目の春を迎えました。

2021年2月28日


七十二候では「草木萌動(そうもくめばえいずる)」の頃。
朝5時過ぎはマイナス10℃まで冷えこみましたが、
日中は10℃を超える暖かさ、まさに三寒四温のこの頃です。
恵みの雨で潤い、力みなぎる土色の田園。
御牧ヶ原でも蕗の薹(ふきのとう)が芽生えはじめているようですが、
最高地点のこの丘では、今か今かとこころ待ちに。
「富士見平を望む」風景の定点観測も、6年目の春。
大寒の頃と見比べ、ほんのり霞がかる大空、やんわり赤みがかる大地、
八ヶ岳の山頂の雪解けに、躍動の季節のはじまりを感じて。

2021年2月16日

『そらいろの丘』を左に望む、大自然の懐へ続く一本道

浅間南麓に開けた市街地から、左手前に隆起した御牧ヶ原まで、
大自然に抱かれる小諸のまちを見わたす、旧浅科村の田園風景。
ほんのり霞がかる空に、早春の息吹きを感じる季節となりました。
新春早々、長野県佐久圏域にも「新型コロナウイルス警報」が発出されましたが、
県内の感染状況が落ち着き、全圏域の感染警戒レベルが1に引き下げられました。
緊急事態宣言下の都府県を経由する出張は、未だ自粛していますが、
試練の日々の終息へ、躍動の季節へ、少しずつ前進しているこの頃です。
信念を貫き、真っ直ぐに歩いて行こう!と諭してくれる一本道。
まだまだ小雪が舞い、浅間おろし吹き荒ぶ日もありますが、
大自然の懐へ続く、この道に立つたび、私たちの歩みを重ねて。

2021年2月10日


ほんのり早春の息吹きを感じる「富士山を望む」夜明け。
見ている人、見ることができる町へ、想いを馳せる、
この丘へ根ざす拠り所となった、こころの風景。
しばらく遠出を自粛している日々、
この風景の向こうで、富士山を望んでいるかもしれない、
お客様や郷里の友の顔を思い浮かべる、こころの絆。
厳しい寒さに晒され、桜の木が「休眠打破」して、
今春の桜の開花は、平年より早いそうです。
自然の営みはつつがなく、6年目の春はもうすぐそこに。
睦月 如月 弥生 卯月 皐月 水無月 文月 葉月 長月 神無月 霜月 師走

2021年2月6日

背伸びしても写りこむ桑の木、ほんのり膨らむ梢は大地の鼓動のように

新春は真っ白だった山頂に、ほんのり早春の息吹きを感じる如月。
気象庁から噴火警戒レベル1(活火山であることに留意)に引き下げ、
小諸市から登山規制の緩和(前掛山の登山が可能)が発表されました。
浅間山噴火の報道があるたび、大丈夫?とご心配いただきますが、
ときどきほぅ~っと息抜きする様相は、地球の鼓動のように。
私たちもふぅ~っと深呼吸する様子を、見守っているように。
めぐる季節を綴ってきた「定点観測の軌跡」も6年目。
悠々しく生きる力を諭してくれる、偉大なる雄姿を仰ぎながら、
「山笑う」季節を、こころ待ちにするこの頃です。

2021年1月31日



上:1月15日、経塚山の頂からころんと落ちた朝陽
中:1月21日、デッキの上を転がるように昇る朝陽
下:1月31日、いつしか朝陽を乗り越えた荒船丸!

『そらいろの丘』の冬は、荒船丸を望むことから。
元日には、舳先の経塚山より右方に朝陽を仰ぎましたが、
荒船丸は、日々刻々と近づき、追いつき、ついに乗り越えて。
自然の営みはつつがなく、明日はもう2月、そして立春へ。
「荒船丸ゆく」風景は、移りゆく季節の気づきに。
立春を過ぎると、隣の木立と県境の山並みが重なり、
朝陽を追うことはできませんが、カメラもこころもリセット!
「定点観測の軌跡」は、地球の流転の学びに。

2021年1月20日


いちだんと澄みわたる空に、八ヶ岳の山頂が映える朝。
ふいに浅間おろしが吹き荒ぶ、厳寒の季節となりました。
定点観測の軌跡に、昨年の小寒を思い出しながら、
ひと足早い雄雉の鳴き声に、この丘の仲間を思いやるこの頃です。
長野県内の高冷地、菅平や野辺山の気温が北海道より低い朝は、
御牧ヶ原もキーンと冷えこみ、寒冷地であることを実感します。
小諸に新しい創作文化をつくり上げてください~
ささやかながら応援しています~
昨年、この風景の向こうからご来店くださったお客様のお手紙に、
ご愛用いただいているシーンを思い浮かべ、心の中はあたたかく♡
