霜降の頃_2017
窓の向こうに移りゆく風景も、秋深まるこの頃。 この“原”を守り続ける、地元の方々の田圃は稲刈りが終わり、 「はさ掛け」や「藁ぼっち」が、秋の風物詩を描いています。 空がいちだんと澄みわたる、これからの季節は、 八ヶ岳も、 […]
浅間山を望む_2016秋
ふと見上げるたび、表情を変える浅間山。 世界有数の活火山として知られる山並みは、噴火と山体崩壊を繰り返し、 力強く、勇ましく、やや無骨な、現在の姿になったそうです。 今日は、どんな山肌に染まってゆくだろう? 明日は、どん […]
さわやかに
さらりとした秋風が吹き、ここちよく感じることを「さわやか」といいます。 この丘から望む大地は、澄みわたる青空と、さわやかな風につつまれ、 ひとの営みが、自然と調和して織りなす風景は、実りの季節を迎えています。 8月31日 […]
立秋の頃_2016
風もさわやか、雲も秋めく、立秋の頃。 垂直方向へもくもくと沸きあがる夏の雲、 水平方向へ流れるように描かれる秋の雲、 正岡 子規は、雑誌「ホトトギス」の中で、 「夏雲は岩の如く、秋雲は砂の如く」と表現しています。 さらっ […]
大暑の頃_2016
ようやく梅雨が明け、しばらく雨雲に覆われていた八ヶ岳を、 久しぶりに、薄っすらと、望むことができました。 さわさわと「青田風」がわたり、「青田波」立つ田園風景も、 もうすぐ出穂(しゅっほ)の頃、そして、稲の花咲き、実りの […]
浅間山を望む_2016文月
空が水潤う季節は、浅間山も雲につつまれて、 この季節ならではの、みずみずしい風景が描きだされます。 北から迫ってきた雨雲が、噴煙のように見えた午後は、やがて雨降る合図へと。 雲海に浮かび、朝焼けに映える雄姿は、 まるで日 […]
浅間山を望む_2016水無月
お隣 佐久市、旧浅科村の田園風景を貫く一本道。 ここは、江戸時代初期、その生涯と私財を投じて、遠く蓼科山から湧水を引いた、 市川五郎兵衛真親(さねちか)翁の偉業から、「五郎兵衛新田」と言われています。 その左手前、浅間連 […]
夏至の頃_2016
信州小諸は、全国でも指折りの、晴天率の高いまち。 どんより梅雨空の日々に、天気予報の雨マークから、 つかの間、こんな“ハレソラ”が広がりました。 雨に洗われた、清々しい青空の下、 ひと雨降るたび、鮮やかに移りゆく田園風景 […]
そらいろの丘_2016夏
水無月の語源は、田圃に水が張られる「水張月」とも、 田植えという大事な仕事をし終えた「皆仕尽」ともいわれますが、 『そらいろの丘』がとけ込む風景も、水潤い、緑深く、 山滴る季節へと移りゆくこの頃です。 冬枯れて、雪原に覆 […]
朧月の夜明け
月を愛で、月と親しんできた、日本人。 太陽暦に代わる以前、月の満ち欠けを周期に、太陰暦が使われてきた歴史から、 多くの歌人が月を詠み、ロマンチックな月の物語が綴られてきました。 山の端から昇る、夕べの月の美しさだけでなく […]