富士見平を望む_2020清明
信州小諸で9年目の春。
標高差150メートル下った町中では、ソメイヨシノが見頃のようですが、
大寒の頃と変わらない田園風景は、明日への力を蓄えているかのように。
3日前はスーパームーンでしたが、ためらいながら昇ってくる「十六夜」
月の出を立って待つ「立待月」、座って待つ(ほどゆっくり昇る)「居待月」
が西の空で、次の満月は5月7日ですよ~と微笑んでいるかのように。
何事も自粛の日々、月に願い、満ち欠けに親しみながら過ごしたいものです。
自然の営みは変わらず、万物が清く、明るく、美しい、清明の頃。
指標植物のコブシが花を咲かせ、バッコヤナギの穂が青空に映えて、
園芸植物のような華やかさはなくとも、『そらいろの丘』の春はうららかに。