富士山を望む_2019皐月
遅霜が降りた朝、雲ひとつない澄みわたる空。
幾重にも連なる稜線の向こうに、富士山の白い頂を望みました。
2000メートル級の山は、日に日に残雪が消えてゆくこの時季、
3000メートル級の峰は、その雪渓が標高を物語っています。
小さくても富士山、まぎれもない日本一の頂。
大きな窓から望む富士山は、皆さまとの会話のはじまり。
どこどこ~?あれあれ~!から、笑みがこぼれ、話がはずむ、
遠路をご来訪くださった、初対面のお客様とのひとコマです。
秋から冬は、凛とした空気に、くっきりと映しだされる富士山も、
春から夏は、霞や雲に覆われ、雄姿を望むことのできない日が続きます。
「富士山を望む」定点観測、次のシャッターチャンスをこころ待ちに。