海を想う_2017霜降

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海を想う、朝の窓辺。

「霧」は秋の季語ですが、朝霧に包まれることの多い季節、
御牧ヶ原から見わたすと霧、麓から見上げると雲。
小舟に乗って波を漂う、イマジネーションふくらむ窓辺から、
近くの丘も、県境の山並みも、まるで海に突き出た半島のよう。

幾重にも連なる稜線の向こうに、日本一の頂も薄っすらと、
富士山を望むたび、その向こうに広がる、大海へ想いを馳せて。
郷里の友を思い浮かべ、ほっとさせてくれるこの風景が、
『そらいろの丘』に住まうことを決めた、訳のひとつです。

「秋の雲」にこころ留めた日々から、冬の足音聞こえるこの頃、
浅間山が3度冠雪すると麓にも雪、と言われるように、山眠る季節のはじまり。
浅間おろしが吹き荒れた後、いちだんと澄みわたる空を、こころに刻む季節へ。

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