恵みの雨

空へ向かって、輪を描くように、大きな葉っぱひろげる朴の幼木

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信州小諸は花曇りの日々、雨、雨、雨、、、のこの頃ですが、
“恵みの雨” に、木々の枝先が、芽吹きの瞬間を待っているように見えます。

手のひらを太陽に、ならぬ、葉のひらを太陽に。
一昨年、山奥で出会ったこの朴(ほお)の葉には、そんなタイトルをつけました。

ドングリなどと比べて、さほど大きくない種子から、朴の木が芽生え、
みるみる幹を伸ばし、ぱぁ~っと大きな葉を広げる様子は、生命力そのもの!

太陽に透かした葉っぱの葉脈には、血潮ならぬ “恵みの雨” が流れています。
木も人も、みんなみんな、青空に若葉ゆれる季節を、こころ待ちにしています。

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