浅間山を望む_2016文月

噴煙のように見える雨雲、朝焼けに映える雲海、定点観測の軌跡より

噴煙のように見える雨雲、朝焼けに映える雲海、定点観測の軌跡より

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空が水潤う季節は、浅間山も雲につつまれて、
この季節ならではの、みずみずしい風景が描きだされます。
北から迫ってきた雨雲が、噴煙のように見えた午後は、やがて雨降る合図へと。

雲海に浮かび、朝焼けに映える雄姿は、
まるで日本画のよう、いえ、日本画の色彩は、こんな光景から生まれたのかと。
いつかの「朧月の夜明け」を思い出す、こころに刻む1枚となりました。

山粧う山眠る山笑う、山滴る…
めぐる季節を綴ってきた、「定点観測の軌跡」も早1年。
日々見上げる浅間山は、続けてゆく力を、そっと授けてくれます。

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