冬木立の向こうに_2019立春

上:冬の日のモルゲンロート  中:澄みわたる空に映える白い頂  下:黄昏色に染まるシルエット

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ぐるりと山に囲まれた、標高800メートルの『そらいろの丘』は、
西の方角に、北アルプスを見わたすことができます。
北の浅間山、南の八ヶ岳と違い、真っ白な裾を広げた急峻な頂は、
さすが「日本の屋根」と言われる、標高3000メートルの峰々。

日本人はやっぱり、富士山と槍ヶ岳の頂に胸おどるわ~
山好きなお客様のお言葉を思いだす、冬木立の向こうの山脈。
車で少し走れば、飛騨山脈の大パノラマを望むこともできますが、
春待つ梢の向こうに、垣間見る風景もまた、奥ゆかしく、神々しく。

稲穂ではなく穂高の穂、美しい穂高の山のように~
そんな思いから名付けられた、自らの名前のルーツをたどる頂。
落葉の季節が訪れるたび、胸おどる雄姿もまた、
富士山を望む風景と同様、この丘へ根ざす、こころの拠り所に。

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