冬木立の向こうに_卯月

上:ふくらむ梢に雪解けを垣間見る卯月  中:雪もしなやかに春めく弥生  下:凛とした空にそびえる如月

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小諸の町中では、園芸種の桜咲く季節を迎えているようです。
標高800メートルのこの丘は、ようやくコブシの花が咲きはじめ、
ちょうどGWに、若草萌ゆる季節となりそうです。

「日本の屋根」と言われる、標高3000メートルの峰々も、
凛とした空にそびえていた如月から、春めく弥生へと移りゆき、
ふくらむ梢の向こうに、山腹の雪解けを垣間見る卯月。

やがて冬木立がひろげる、若葉は帳となり、
芽吹きの季節の訪れと共に、この定点観測もひと休み。
胸おどる槍ヶ岳の頂も、美しい穂高の山も、次のシーズンに。

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