愛着もひとしお

hr1

愛着を持って、使い続けていただきたい、そんな想いをこめて、
ご購入いただいた「漆の器」に、お名前を描く「名入れ」を承っております。
木塊(もっかい)を轆轤(ろくろ)で挽く、同心円の形状には、ひと文字がバランスよく、
お名前やあだ名の頭文字から、漢字または平仮名をご提案しています。

漆塗りの上に、漆で描くため、じっくり乾燥させる手間と時間を要しますが、
ひとたび硬化すると、印刷など表面的な手法と違う、奥深い風合いに仕上がります。
注文ごとに違う文字を、画数により強弱をつけて、極細の筆で表現する、
文字もまたアート、大切なお名前を「書く」ではなく「描く」と考えています。

お習字にはじまり、文字を描くことが好き!が高じた、ものづくりのひとコマは、
門出の日の御祝や記念に、贈り主のこころを伝えるものとして慶ばれています。
お椀を手に取り、自分のお椀を持つ、日本人ならではの風習を誇りに、
愛着あるお椀と、共に年輪を重ねる、ささやかな喜びを感じていただけますように。

hr1

Previous post手のひらに馴染む Next post山桜のお椀